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【軽やかクセパスタ】ワンポット酒粕ボナーラ

パスタは簡単でおいしいですよね。でも、ちょっとワンパターン化しちゃってませんか?時にはクセのある食材を使って、新鮮な味わいを目指してみるのも楽しいものです。

私はひとクセある食材が好きです。そのひとつが酒粕。訪れたお店で偶然良い酒粕が買えたので、パスタにしてみました。牛乳も使っているので、ミルキーで優しい味わいながらひとクセあるパスタに仕上がりました。ぜひ試してみてくださいね。

クセ食材を見ると心がおどる病にかかりつつある

クセがありながら、どこかぼんやりした味。なんだか愛しいです

皆さんはどんな食材や料理に出会うと心がときめきますか?
高級食材でしょうか?分厚い塊肉や新鮮そのもののお魚でしょうか?

もちろんそんな食材に出会えた時もワクワクするのですが、私はクセ食材を見るとなんだか心の奥底がバウンドを始めます。

そのひとつが酒粕。なぜなのか理由は不明ですが、いつしか酒粕に惹かれる体になっていました。今回たまたま訪れたお店で酒粕が量り売りされていたので、購入してみました。

粕汁くらいしかレシピは持っていなかったのですが、板状の酒粕ではなく、すでにねっとり感のあるタイプだったので、ソース的に使えそうだなと思い、パスタに頼ってみました。

独特のひとクセはあるものの、優しさが勝つと思います。パンチがあるようでないようなどこか輪郭がぼやけた味わいと感じる人もいるかもしれませんが、私的には家ではそれくらいの料理を食べたかったりします。個性的だけど疲れないそんなパスタに仕上がりました。

物足りなさを感じる場合は、ベーコンや肉類を足したり、ツナを加えたり自由に創作してくださいね。

材料(1人分)
チンゲンサイ 1束
にんにく 1片
酒粕 大さじ1
塩麹 小さじ2(塩を使う場合は小さじ1)
好きなオイル 大さじ1
水 300mL
牛乳 100mL
パスタ 100g

作り方
1 チンゲンサイを削ぎ切りにし、水にさらしておく
2 にんにくをみじん切りにする
3 フライパンにオイルを注ぎ、弱火でにんにくを炒め、香りを出す
4 チンゲンサイを入れて、炒める
5 水と牛乳を注ぎ、酒粕と塩麹を加えて沸騰させたら、弱火にする
6 パスタを投入し、吹きこぼれないように注意しながら茹でる

レシピのポイント

  • 吹きこぼれないように注意

  • 味見段階で味が薄くても味を足さない

吹きこぼれないように注意

ボコボコと湧き立つ酒粕ミルク。焦げないように吹きこぼれないように注意

油断するとグワァと湧き上がり、吹きこぼれます。手間ではありますが、よく見張っておいてください。面倒だなと思わず、ミルキーな香りを楽しんだり、ポコポコと踊る食材を観察して楽しんでください。難しいことを考えずに眺める時間は、面倒という先入観を取っ払えば割と癒しです。

味見段階で味が薄くても味を足さない

チンゲンサイは安くておいしい。

ワンポットパスタでありがちな失敗パターンが、出来上がりの味が濃くなってしまうパターンです。パスタを入れる前の液量が多い状態でソースを味見しても薄く感じます。この時点では薄く感じますが、煮詰まって量が減り、パスタに絡むとしっかり味がつきます。失敗しないコツは味見だ、とはよく言いますが、逆に味見したらミスります。

好みはあると思いますが、紹介している分量で良いかと思います。割とぼんやりした味ではあるので、塩量を少し増やしたり、お醤油を足すのもアリかもしれません。後がけでも問題ないですよ。

あとはベーコンやツナなどエキスプラス系の食材を追加するのも良いでしょう。
でも、具材少ないぼんやりパスタも家で食べるにはなんともほっこりするものです。

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