たなそう|フードライター

フードライター。 料理を楽しめると日常を愛せるようになると気づき、日常を愛せれば割と幸…

たなそう|フードライター

フードライター。 料理を楽しめると日常を愛せるようになると気づき、日常を愛せれば割と幸せと気づく。 映え料理ではなく、しみじみうまいシンプル料理とひとクセある食材が好き。干し野菜と発酵に目覚める。 嫌なことを水に流すのは難しいので、うまいものを食べて浄化しよう。 腹筋ローラー中。

マガジン

  • 太い人の食エッセイ

    太い人の食エッセイ。

  • 太い人の食以外のエッセイ

    太い人の食以外のエッセイ。 メシ以外のことにも興味があることを知って欲しい。

  • 太い人のレシピ

    日々の料理を通じて、これはうまいぞというものをレシピにまとめた。 太い人のレシピだからと言って肉肉しいものばかりではない。むしろ野菜系の方が多くなるような気がしている。

  • 太い人が訪れた店の記録

    太い人が訪れた店を記録しておく。 太りたい人は参考に。

  • 太い人の奇妙な料理系ショートショート

    月に1本だけショートショートを書く。ほぼ勢いだ。恥ずかしいけれどもこっそりここに置いておく。

最近の記事

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自己紹介

※ちょっとずつ追記します。 はじめまして。たなそうと申します。 フードライターなどという肩書きをつけていますが、要するに食べるのが好きで、他愛のない文章を書くのが好きな人間です。 現在、フリーランスとしてHP制作をさせていただいたり、キャンプメディアなどで記事を書かせていただいたりしながら、兵庫県の田舎で暮らしています。 ゆくゆくは料理・食べることに関することと、文章を生業にしていきたいと考えており、noteでの発信をはじめました。レシピの投稿を主にしていますが、謎の

    • この夏食べようと狙いを定めた鰻屋5選

      今年はらっきょうを漬けた、梅干しも少量ではあるが、準備を進めている。そんな感じで季節に逆らわずに季節に乗っかって日々を過ごすのは摩擦がなくて心地よいものだ。 さて、夏が来ている。ということはうなぎもにょろにょろと近づいてきているってことだ。毎夏1うなぎを食べるというこの習慣が私の中で最も古くから続いている季節の楽しみ方かもしれない。 さぁさぁ今年も白昼堂々鰻重をかき込み、ビールを飲もうじゃないか。夏の始まりに食べるよりも夏を終える儀式のように食べたい。そっと穏やかな笑みを

      • 虫たちに翻弄される日々

        なぜにというほどカメムシが大発生している。 部屋もシームレスに外と繋がっているかのようにバンバンカメムシが入室してきては頭上を飛び回ったり、腕にくっついてきたりして、馴れ馴れしい。そして最終的にはシーリングライトの光におびき寄せられ、傘にあいた紐用の穴から中に入っては死んでいく。一体何がしたいのか。 SNSで話題になっていたペットボトルでカメムシホイホイを作り、おそらくSNSで発信された方も想定していないほどのカメムシをホイホイしている。カメムシがいればほぼ間違いなくホイホ

        • 夏バテ始める我が身よ

          なんとなく誤魔化していたが、ちゃんと夏バテ始める。 しかし、夏バテをまたたくさん食べるための言い訳にしようとしている自分がいて笑ってしまう。抜け目のないデブである。 だが実際今日妙にばててしまい、もう少しエネルギーが必要だと感じた。だって今日はたくさん食べたにも関わらずなかなか切れなかった94kgの壁を超え、93.5kgまで体重が減っていた。 色々と新たな動きを見せていて、忙しく過ごしているから消耗が激しいのだろうか。ちょっとヘロヘロで本当にもちょっと食べた方がいいのか

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        • 太い人の食エッセイ
          20本
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          1本
        • 太い人の食自由律俳句
          9本

        記事

          トーストを重ねる昼下がり

          平凡でいて、それでも何かしら違う毎日がだらりと続いている。暑さに加えてむわっとした湿気を感じる日もあれば、思いの外カラリと過ごしやすい日もある。 暑い日が続いたかと思えば、雨でリセットされ、また季節を巻き戻したかのようにひんやりとする日もある。ジリジリとゆっくり季節が前に進んでいると思っていたら、踏切板で勢いをつけたかのように無慈悲にバン!と気温が跳ね上がる。もう潔く暑いでいいよ、夏を満喫しようよ。 そう覚悟を決めたのに、蒸し暑いと感じながら腹が冷えぬよう我慢して巻いた薄

          トーストを重ねる昼下がり

          インスタをやめることにした。

          インスタをやめることにした。仕事になればと思ってレシピを投稿していたアカウント。 うっかりまた気持ちが揺れてはじめそうになるから、やめることに決めた気持ちを書き残しておく。読んでくださったらありがとうですが、読まないでいいですよ! まとまってないまま書いているし、ただ公にした方が自分の中で決意じみたものになるかなと思っただけなので。 仕事がぽっかりと少しの間暇になり、ならば今のうちにと思い、自分の商品作りみたいなところを数日間考えていた。インスタもまぁ収益になんらつなが

          インスタをやめることにした。

          【参考にならない滋賀・京都旅】船上で洗濯板を削り、速くてデカい人になる1日

          まずい。 旅に出るというのに眠れない。眠れないことにさらに緊張がぴきりと高まり、胸の上の方がドキドキしてくる。 結局、3時半を過ぎた頃に眠るのはあきらめ、アマプラで「ヒロシのぼっちキャンプ」を観る。日帰りにするか泊まりにするか悩んでいたが、帰ってくる力が残らないのではと案じ、布団の中で宿を手配する。 動画で山梨の鳥がちゅんちゅん囀っているかと思いきや、現実の早起きな鳥が外で囀っているのであった。部屋にじんわりとスローペースで光が届き始め、それにつられて巨体をじんわりと布団

          【参考にならない滋賀・京都旅】船上で洗濯板を削り、速くてデカい人になる1日

          らっきょうを漬けたくなる気持ち

          スーパーにふらりと立ち寄ったある日のこと。赤い蓋の大きな瓶やらっきょう酢がばばんと売られているとなりにこそっと何個かだけ洗いらっきょうの1kg袋が売られていた。 らっきょうっていつ出回るものなのかも知らなかったが、今だったのか。そうかそうか。 昨年はじめて梅を漬けてそのかわいらしさにすっかり虜になった私は、「じゃあもっとミニこいらっきょうはさらにかわいいに違いない」と思い、今年はらっきょうも漬けようとざっくりと心に決めていた。何も調べたりはせずに心に決めただけ。 ざっく

          らっきょうを漬けたくなる気持ち

          【少しばかりうますぎたかも】豚こまとなすのバター醤油麹ワンパンパスタ

          なす1本と豚こま100g。それでそこそこいいとこまで飛べる楽だからパスタという感じで時折パスタを作る私だが、これからはうまいからパスタを作ることにする。ちょっとこれはインパクトに残るうまさだった。 今年は春からうまいパスタレシピを開発できている。特にこの「菜の花のからしあえ」をモチーフにしたパスタがうまかった。そっちがしみじみうまいのに対し、今回のパスタはもっとガシャガシャーンとストレートにうまい。 突飛な材料は使っていない。なんとなく余っていたなすと豚こま。醤油麹と甘酒

          【少しばかりうますぎたかも】豚こまとなすのバター醤油麹ワンパンパスタ

          似合わないことをやりたい気分

          私の住む田舎では度々フェスめいたものが行われる。 この週末も近くの公園で、「ロハスパーク」なるイベントが開催され、母と息子と出掛けてきた。天気もよくて、暑い。玄関を出てその空気のもやんとした温もりに一瞬たじろぐが、これぞフェス日和だと思い直し、車に乗り込む。 公園に到着し、まずは私たちの本拠地となるポップアップ式のテントを立てる。収納袋から取り出して広げるだけで設営完了という代物だが、開くと骨が折れ曲がっていて、うまく自立しない。右側からでかいゲンコツで殴られたかのように

          似合わないことをやりたい気分

          【爽やかさの到達点】梅酢甘酒ごはん

          新たな主食の誕生。爽やかさ極まり元気出るソロキャンプに出かけ、炊いてみました。キャンプに行くとさっぱりした副菜的なものも作りますが、最終的にはどうも焦げ感が口に残る。もう少しさっぱりしていてもいい気がする。だからこの梅酢甘酒ごはんはかなりアリです。 梅酢なんてものを所有している人は少ないかもしれませんが、梅を漬ければ副産物として手に入ります。梅を漬けるのはもちろん面倒ではありますが、漬ける工程の中にささやかな喜びを感じる場面がいくつもあって、多くの人に試してみてほしいと思っ

          【爽やかさの到達点】梅酢甘酒ごはん

          誕生日を嬉しくないと思うのはやめた

          間もなく、マイバースデイ。34歳になるじゃないの。 20代前半までは歳を重ねるごとにまた大人の階段を1段上がったのだなというしみじみした思いと、そろそろ地に足をつけねばという身の引き締まる思いを同時にじわりと感じたものだ。 なかなかうまくいかないことが続いたって、心機一転次の1年をがんばれば未来は明るいのではという希望めいた感情に仄かな火を灯したりして。 いつしかそんな節目、気持ちを入れ替えるきっかけという役割も失い、逆にまた1年をだらりと生きてきてしまった事実を叩きつ

          誕生日を嬉しくないと思うのはやめた

          【はじめての焼き】らっきょの焼き浸し

          らっきょをはじめて買い、いきなり焼いたらっきょはなかなか好き嫌いが分かれる食べ物だと思いますが、私は大好き。基本的にややクセ野菜全般好きです。 土付きのものを買いたかったのですが、スーパーにはなかなか売っていないのですね。田舎だからかもしれませんが、3軒はしごしたのに買えませんでした。結局きれいに処理された洗いらっきょを買いました。 もちろんそれもいいのですが、土を落とすところからはじめる風情ある体験がしたかったのです。(その後、諦めきれず、産地から取り寄せました) こ

          【はじめての焼き】らっきょの焼き浸し

          【気軽なエスニック】きっとまた食べたくなるミーゴレン

          ミーゴレン。キュートな響きミーゴレンというインドネシア発祥のケチャップ風味の焼きそばがあると知りました。エスニックが妙に刺さる私は、無性に気になり始めます。ちょうど家庭菜園のパクチーも収穫できそう。私の住む田舎には気軽にミーゴレンを食べれる店はなさそう。ならばと思い、実際どんな味か知らないのですが、自分なりに作ってみました。 きっとナンプラーです。ナンプラーとパクチーさえあればなんとかなると思って、作ってみます。ケチャッピーな味わいベースで、甘辛感とひとクセ。そんなイメージ

          【気軽なエスニック】きっとまた食べたくなるミーゴレン

          【ハフハフかき込みたい】豚こま黒酢あんかけ丼

          熱々を一心不乱にかき込みたい。食べれば元気になる簡単丼熱々の丼ぶり。ごはんをもりもりにして、一心不乱にかき込みたくなる。なんだか元気が出ない時はそんな欲が湧いてくることもあります。 甘辛の豚丼・牛丼の類も良いし、カツ丼でも良い。でも、酸っぱいのも好きなんです。今回は黒酢風味のあんかけを作って天津飯風の丼を作りました。 豚こまを入れているので、食べ応えもあり、ふわふわ卵とのコントラストが楽しいです。フライパンひとつでできるし、簡単。1人でパパッと食べたいランチにもぴったりで

          【ハフハフかき込みたい】豚こま黒酢あんかけ丼

          【缶詰使用で楽勝】こってり鶏じゃが

          極めて簡単。こってり味で酒にもごはんにもマッチ焼き鳥の缶詰、私はそんなに好きでもないのに、時折買ってしまいます。何ででしょうか。保存が効くから念の為にという意識が働くのかもしれません。 でも、少しアレンジしたらおいしく食べられることも知っています。今回はその中でもとりわけ楽なレンチン調理で肉じゃが風を作ってみました。 コク深い甘酒、醤油麹、にんにく麹を使用していて、かなりこってり濃い味。ごはんにのせてかき込んでも、ちびちび酒と楽しんでもどちらでもおいしいですよ。 ↓手順

          【缶詰使用で楽勝】こってり鶏じゃが