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著作権のはなし

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教科書では言わない著作権のはなしです 誰もが被害者になり加害者にもなる著作権は 法律のプロだけではなくすべての人が知らなければならない法律です
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記事一覧

料理写真の投稿は著作権で禁止できる

代金を支払ったのだから料理は自分のもの! 自分のものになった料理の写真を撮って何が悪い!…

生成AIを許容すれば著作権法は崩壊する

法律で過去の問題を解決することはできるが将来の問題は解決することはできない. すでに起こ…

コピープロテクションによる私的複製規制は違法なのか

コピープロテクションがかかっているコンテンツが増えている. 著作権法で私的複製が認められ…

サブスクは譲渡なのか貸与なのか?レコードレンタルの著作権問題を思い出す

サブスクという言葉が当たり前のように使うようになってきた. サブスクというカタカナ言葉は…

著作権を侵害しなくても他人の利益を侵害することがある

著作権を侵害とは言えないけど何だかしっくりこない. 相談を受けていて、この感覚に襲われる…

著作権の権利範囲はどこをみれば良いのか

特許脳に支配されている弁理士からみると著作権というのは曖昧模糊として気味が悪い. 著作権…

特許実務と著作権問題

特許明細書の著作物性について、当初はお茶を濁していたような記憶がある. しかし最近の特許庁HPをみると、「公報に掲載されている明細書や図面等は、通常、その創作者である出願人等が著作権を有していますので、転載する場合には許諾が必要になることがあります」と記載されているように、もはや特許明細書の著作物性に疑う余地はないだろう. 特許明細書を作成した者が著作権を有するから、その著作権者の許諾を得ずに行う実務は著作権の侵害ということになる. 例えば、A弁理士が作成した特許明細書

AIで生成したコンテンツの利用は常に著作権侵害という時限爆弾を抱えている

だれでもAIを使えば簡単にコンテンツをつくることができる時代になっている. インターネット…

AIが生成したコンテンツは他人のコンテンツに依拠しているのは明らか

人間がコンテンツを創作する場合、他人のコンテンツに依拠せずに、独自に創作することができる…

みんなで創ったコンテンツは必ずトラブルになる

一人より二人、二人より三人 自分だけではできなくてもみんなでワイワイやりながら創ると良い…

わたしのコンテンツはご自由にお使いください、の本当の意味

無断で利用することを禁止する このような一文を目にすることが増えてきた 自分のコンテンツ…

著作権フリーに騙されるな

最近目にする著作権フリー 世の中、ただより高いものはない、と言われるように なにか裏があ…

著作権を侵害されて被るのは精神的苦痛なのか経済的損害なのか

著作権ということばを聞かない日がないほど、いまでは誰もが知っている権利 その著作権、言っ…

クリエイター・デザイナーが著作権調査をしてはいけない理由

特許の世界に身を置く開発者は事前の調査は当たり前 調査もせずに研究開発をして製造販売し、それが他社の特許権に抵触でもしたら、会社に莫大な損害を与えてしまうから では著作権の世界に身を置くクリエイターやデザイナーも、「著作権調査」をしなければならないのか 答えはNO クリエイターやデザイナーは安易に調査をしてはいけません 特許権の調査をしなければならない理由は、自分たちが独自に研究開発したプロダクトであっても、 それが他社の特許権に抵触した場合は、ペナルティが課され