サブスクは譲渡なのか貸与なのか?レコードレンタルの著作権問題を思い出す

サブスクという言葉が当たり前のように使うようになってきた.

サブスクというカタカナ言葉は日本語でどう表すのだろうか.

サブスクとレンタルはどう違うのだろうか.

このサブスクのサービス、著作権は大丈夫でしょうか?

と聞かれても、サブスクという言葉は著作権法に出てこないから、規制用語に当てはめなければ良いも悪いも判断ができない.

レンタルは貸与の意味.

サブスクは貸与なのかそれとも譲渡なのか.

著作権法上、この2つを違いは大きい.

貸与と譲渡とでは、そのサービスが違法にもなり合法にもなり得る.

サブスクが商品を提供するというところを見ると譲渡のように思える.

サブスク契約が終了したら商品を返却しなければならないとすれば、これは買戻特約付譲渡なのだろうか.

買戻特約付譲渡は著作権法では貸与として扱われるのではないだろうか.

さながらレコードレンタルが流行りだしたときの著作権問題のようでもある.

レコードレンタルのときは、コンテンツの貸与には著作権が及ぶから、買い戻す約束でコンテンツを譲渡するという消尽の回避を狙ったスキームだった.

結局、買戻特約付譲渡も貸与に含むという扱いになって消尽を回避する迂回レンタルは通用しなくなった.

サブスクが譲渡なのか貸与なのか、はたまた買戻特約付譲渡なのかについて神経質になるのは、レコードレンタルの著作権問題を知っているから.

歴史は繰り返されるのだろうか.

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