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「初めまして、田中です。」

 先月頭から数えきれないほど自己紹介をしています。なぜそのような状況になっているかと言いますと、この春就職したからです。北海道の大学で働き始めました。

 自己紹介というのは奥が深いものですね。簡潔に、それでいて明瞭に、自分を示す必要があります。職場では所属と氏名と専門分野だけで済ませることが多いのですが、繰り返し定型の自己紹介をしていると、果たして所属と氏名と専門分野で己を紹介していることになるのか?という疑問がわいてきます。アイデンティティとはなんぞや。つい考え込んでしまいます。

 さて、この記事では、初回講義において学生に向けて作ったスライドをベースに自己紹介をしたいと思います。

経歴

 熊本県出身です。熊本学園大学商学部を卒業後、熊本学園大学大学院で修士課程と博士課程を修了しました。学部2年次にマーケティング論を受講したことが全ての始まりです。「マーケティングに関わる仕事がしたい」、「何者かになりたい」という気持ちでこれまでやってきましたし、これからもやっていきます。私はマーケティングを快楽を肯定する学問だと考えていて、だから研究していてとっても楽しいです。

 今年4月に旭川大学経済学部に赴任しました。マーケティング論、商品流通論、マーチャンダイジング論等を担当しています。

趣味

 趣味は映画鑑賞です。と言っても劇場では月に1本ぐらいしか見ないので、大したことはありません。かつての非常勤先でも映画に詳しい学生がいて、よくおすすめの作品を教えてもらっていました。最近劇場で見た作品は、『ジョーカー』、『パラサイト』、『ジョジョ・ラビット』、『ミッドサマー』、『エクストリーム・ジョブ』です。好みがわかりやすいですね。

 他に、漫画を読むこと、小説を読むこと、音楽を聴くこと、美術館に行くこと、旅行に行くこと、食べることが好きです。とにかく文化が好きです。

 それから、2016年よりハロー!プロジェクトのアイドルを応援しています。ハロプロの記事は需要がなくとも絶対に書くと決めています。

専門分野

 マーケティング論の中でも、ブランド論と消費論を専門としています。ISSEY MIYAKEやMame Kurogouchiといったファッションブランド、POLAやTHREE、資生堂INTEGRATEといった化粧品ブランドについての事例研究をこれまで行ってきました。具体的な事例を取り上げながら、現代社会において通用する「強い力を持ったブランド」を作るにはどうすればいいのかということを分析しました。これまでの業績では、ジェンダーや広告についても触れています。

 博士論文では、格差社会が定着して以降の社会に着目しました。この格差社会において活躍するブランドのあり方を研究しています。なおかつ、消費文化理論(Consumer Culture Theoryの頭文字を取ってCCTと呼ばれています)という解釈学的アプローチの手法を用いた点も特徴です。博士論文は今年中にオンラインで公開されますので、またリンクを貼ってご紹介したいと思います。

noteに書くこと

 まず、住環境が大きく変わったので、記録を兼ねて北海道や旭川市のことは書いてみたいと思っています。メチャクチャに街を散歩している成果を早くお見せしたい。

 次に、研究のことです。いま書こうと思っているのはスポーツジムのマーケティングについてです。身体へ向けられる「まなざし」の変化と絡めて面白くできないかなと考えています。さらに言えば、博士論文を書き終えてこれまでの研究に一区切りついた感があるので、5年10年かけてどういうところに己が着地したいのかここで長期的展望を整理したいです。

 後は、見た映画とか読んだ本とか聞いている音楽とか、好きなことについて好きなだけ好きなように書きたいですね。noteさらっと読んだら、どういう人かわかるような仕上がりになるといいな。

 こんな風に挙げてはみましたが、実際には雑記が多くなりそうな気がします。

 誰に向けて書くかというのはまだ定まっていません。(マーケティング研究者なのにターゲティングは!?)って思いますよね。ゼミ生や講義受けてくれてる学生が面白がってくれるのが1番でしょうか。それと親しい友人たちが読んでくれたら大変嬉しいです。私の北海道生活を見守っていてくれ。

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 この記事を書くにあたって長兄のnoteを参考にしました。彼は一足早く2019年から実名でnoteとTwitterを始めていて、それがいい感じだったので素直に真似してみたというわけです。researchmapをセットで整備していて立派。しかしまめな彼でもnoteに対してはわりとすぐに飽きが来たようなので、兄妹で同じ轍を踏まないようにしたいです。

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