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【実話】当事者意識を持てば仕事が楽しくなる

当事者意識。

この言葉を聞いたことがある人は多いと思います。しかし、本当にこれを持って仕事出来ている人はどれくらいいるのか?

僕は今の会社で何人か凄いなと言う人を見てきました。もちろん上司にもいますし、部下や後輩にもいました。

なぜ、その人たちをすごいと感じるのか?

それは、彼ら彼女らが圧倒的な当事者意識を持っていたからです。

常に会社のことを、自分に置き換えて考え抜き、視点は自分ではなく全て会社。むしろ会社と自身の目線が完全に合っていたと思います。

かく言う自分はどうだったか?当事者意識を持っているつもりの人間でした。

当事者意識が足りてないことに気付いた

僕は去年、大きな仕事を任されました。
任された以上頑張っていたつもりでした。
しかし、こう思っていた時点で当事者意識がなかったのです。

僕はあるサービスの立ち上げをしていました。
頭が千切れるくらい戦略を考えましたし、収支の見込みも死ぬほど考えました。

サービス立ち上げのための予算取りのプレゼンの日がやってきました。

世間の相場から見た時には、正直妥当すぎる金額感だったので、自信を持って承認をもらいに行きました。

するとその時、上長からこのような質問が飛んできました。

「これ、自分のお金だったら、やるの?」

そう言われた時に僕は言葉が詰まりました。
情けないことに「やります!なので、やらせてください!」と僕は即答できなかったのです。

あんなに考え抜いたつもりだったのに…
要するに、そこまでの想いしかなかったということです。

やはり、心のどこかで任されたものであるからという部分があったんだと思います。
任された仕事=自分で生み出した仕事ではないという思考がどこかにあったのです。

凄い悔しい思いをしました。

その後、何度かのプレゼンを経て、
無事に予算の承認は下りましてサービスを立ち上げることになりました。

サービスローンチ後、あまり数字が当初の想定よりも伸びなかったのです。

立ち上げ当初、一日中そのサービスのことを考えていたし、夢の中にも出てきたりしました。

しかし、ここでも僕は当事者意識は不足していたと思います。

どういったものかというと、「立ち上げたばっかりだから数字が上がらなくても仕方ないよね」と言った甘えた考えを持っていたのです。

予算を取る時に言われた「自分の金でもやるのか?」に通じるもので、「自分の金でも数字が上がらないことを許容するのか?」と自問自答しました。

それからは、数字を上げるための工夫をし、少しでも数字を上げるための施策を実現するために人様のリソースを確保し、小さな改善を繰り返しました。

結果として、見込んだ数字と同等の数字を出せるサービスに成長させることはできました。

これまでの取り組みを振り返ったときに、
数字が上がらなくて悔しい思いもしたし、
うまくいかない時は冷や汗もかいたし、
成果が出たときには本当に嬉しいと感じていたのです。

当事者意識とは結局なんなのか?

当事者意識とは、覚悟を持つことだと思います。

やはり、僕はサラリーマンなので組織という後ろ盾があると言ったところから、少し甘えを持っていた気がします。

しかし、起業家精神を持った人や起業家は、退路をなくしてサービスや会社を立ち上げている方も多いと思います。

そう言った気持ちが当事者意識を醸成するのだなと考えています。

当事者意識を持ったら、「1」という数字がどれだれ貴重で重いのか知りましたし、逆に取れた時の喜びは格別なものに変わりました。

当事者意識を持つことが、仕事を楽しいと思わせるんだと思います。

仕事に対して覚悟を持ち、まっすぐな気持ちで取り組み、一日一日を大切にしていくと、どんな仕事でも結果を出せる人間になれると思います。

コロナを理由にどこか許す気持ちを持っているならばそれを捨てて行きたいと思います。

コロナだから出来ることもあるはず。

手を休めず、勝ち抜きます。

では、また。

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