「インド大反乱」ってワードセンスありすぎるだろｗｗｗ
生きろ。カヘッカヘッ など、シンプルだけど、これらの短い言葉は、ポスターの力とも調和しつつ、人を映画館へと運ぶ力を発揮する。
題名にもある通り、今回はワードセンスについて文を書いた。あくまで日本人である我々にとって、センスを感じる言葉というのはどういったものなのかを、具体例とともに述べていく。かっこいい、おもしろい、とにかくセンスを五感的、第六感的に感じるなど、とにかくセンスあるワードってものをみんなも感じてもらえれば幸いだ。
序章
例えばネーミングセンスのド平均値は、「ブルーロック」だと思う。
最初に断っておくと、この漫画はくそ面白くて、自分もアニメ第17話の「へたくそ」は、興奮のあまり涙が出た。この漫画の中身は神がかってる。
ただ、こと題名の「ブルーロック」という言葉のセンスだけでいえば、結構平凡である。こーいう英単語二つの組み合わせ系は、とても親しみやすいが、それだけで面白そう、見てみようという気持ちにはならない。それでは、個人的にこのワードセンスは神がかってるという言葉たちを紹介していこう。
インド大反乱；授業で見たセンスの原石たち。
この言葉を中学の社会の授業で最初に出会ったとき、これはなんかすごい言葉だと思った。歴史の授業では、他にも東インド会社だの、マジ・マジ反乱だの毛沢東だのセンスある言葉が頻出するが、その頂点の一角を担ってる言葉だと思う。この言葉は、なんかすごいことが起こってるんだなあという気持ちになるし、そして絶妙に面白く、無駄がなく、機能美と様式美にあふれている。教科書を読み漁れば、もっと面白い言葉はあると思う。でも、この言葉はすべての項目が優秀なオールラウンド系「センスある」言葉だと思う。
これら教科書に乗る系のワードでセンスある言葉では、社会も多いが、当然理系科目にも数多く存在する。数学的帰納法、漸化式、無限等比級数、バームクーヘン積分（予備校の先生はトイレットペーパー積分って言ってた）、α崩壊、などなど。文系の皆さん、何で理系の人々が受験期に数式と格闘してたか分かります？数3やってる自分に酔いしれるためです。ここで、フーリエの公式により、とか回答用紙に書く快感を味わうためです。いいですよね、青チャート、重要問題集のカッコよさ。
ゲシュタルト崩壊；科学用語のセンスを味わえ
これもまたセンスある科学用語。知らない人に一言で説明すると、高速道路で同じ風景でただまっすぐ進んでると、眠くなったり注意力なくなってくやつのことです。たまに日常会話で出ることもあります。（渋谷のクラブのある女の子も、この前高速でゲシュっちゃって～とか言ってました。ちなみにそこそこいい感じだったところに１９０近いくそイケメンがおれから奪ってイキました。ああしょーもねえ。）ドイツ語で、形、形態、状態を指すゲシュタルトの、崩壊。ゲシュタルトと崩壊の、夢のコンビネーション。奏でるハーモニー。言えば言うほど味が出るスルメ語ですね。
記憶にございません；政治家がネットのおもちゃになるまで
三谷幸喜の映画のタイトルにもなったこの言葉。政治家の発言とかってたびたびネットのおもちゃにされるけど、中でも王道のこの言葉。言葉は必要ありません。このあふれんばかりの無能感を味わいなさい！！このハゲ、おぼろげながら浮かんできたとか、政治界におもしろいネタはいっぱいあるけど、大体はワードそのものよりも、その議員のカリスマ性によっておもしろいネタに昇華されることがほとんどである（まあでも進次郎は言葉だけでも面白いか）。
首相も人生も刃牙シリーズも、ああ、あの頃は良かったなあを何回やるねん
駆逐してやる；マンガのセリフ編
直訳すると「追い払ってやる」だけど、進撃の巨人第一話、母親を殺され今までの平穏な生活をすべて奪われたエレン少年が、目に涙を浮かべありったけの怒りと憎悪を浮かべて言ったセリフだから、みんな「ぶち殺してやる」とか「消し飛ばしてやる」と意訳したでしょう。「駆逐」という聞いたことないが、あまりに物騒でただならぬ言葉の響きと形から、本来の辞書的な意味合いを飛び越えたと言える。こういう、辞書的意味とは違うけど、そこをあえて無視して生み出されたこのセリフは本当にすごい。ワードセンスって言葉では到底言い尽くせません。
センスあるマンガ用語なんて、もう天の川銀河の星の数ほどありますから、あえて他の言葉は今回は紹介しません。みんなもそれぞれ好きな言葉を愛でていこう。
UFC；アルファベット略称系の頂点
総合格闘技の世界最高峰である、UFC（Ultimate Fighting Chanpionship)は、世界最高の選手たちが集まってるのと同時に、世界最高にセンスある格闘技団体名だ。「世界最高の総合格闘技団体、UFC」この言葉の持つ破壊力はとてつもない。いかにも世界最高だ。RIZINの１００倍かっこいい。ちなみに、格闘技風エンターテイメント団体BREAKING DOWNはとてもセンスない。名は体を表すの言葉通り、中身もとてもお粗末なフリースタイルバトルと、よくある不良マンガのチープな喧嘩を行ってる団体だ。ある意味エンタの神様より笑えるコンテンツではある、新感覚お笑い団体である。
これ系のアルファベットの略語系は、思ったほどセンスあふれる単語は生まれずらいかなーと思う。BTSとか、NBAとか、WHOとか、人によってはNATOにセンスを感じる人もいるかもしれないけど、自分としてはUFC以外はぴんと来ないかも。
ロジャー・フェデラー；王者にふさわしい名前。
これは、男子テニス界を20年もの間支配し、引退した今でも歴代最高の選手と名高いプレイヤーの本名である。彼は尋常ではない努力を長年続けていたことは間違いないが、生まれた時からテニスの王になることは確定していただろう。なぜなら、この名前。日本ではとある海賊王が思い浮かぶだろうが、テニス界の王もまたこの名前を授かっていた。これは、フェデラー家とかいうどう見ても昔貴族だったとしか思えない一家が滅びず、そしてそこにロジャーという名前をつけたというこの化学反応の先に発生した奇跡の名前だ。
名前だと、那須川天心もいい。ダサかっこよくて唯一無二な彼のことを1番よく表している5文字だろう。
かめはめ波；センスの塊の必殺技
センスある必殺技名と言えば、この技が入らないことはあり得ない。どんな発想力だ。カメハメハ。かっこいい名前って、いくらでもつけられると思うんだ。かっこいい英単語二つ以上つければ良い。クライムハザード、クレイジークリフハンガー。こいつらかっこいいよ。文句なしにかっこいい。だけど、センスという面ではかめはめ波には遠く及ばないだろう。あ、あの技って「波」だったんだ。物理で習ったよね。多分あれって強烈な振動数と振幅で相手を倒すんだ。だって光って波の性質も持ってるもんね。へー、かめはめ「破」「覇」「刃」どれもダサいな。あえてかっこよくないカメハメハ大王と、波で、こんなカッコ良くなるんだ。すごいね、ドラゴンボール(これも絶妙にかっこいいを超えてセンスある英単語2つだっ)
小6と中1の青春はこのカードゲームだった。邪悪龍ミッションとゴッドミッションの途中までやってて、当時の環境トップの一角、合体スパーキングベジットのデッキ使ってました。まだカード5枚だったころね。スーパーウーブは持ってなかったから、確かゴッド三弾の悟空の「神域に達した者」で２Rの戦闘力補いつつ、３Rは１星龍の「底知れぬ戦闘力」で補う。いや、確かそうしたら本命のベジットのエリート連携のチャージインパクトが速すぎて安定しなかったから、それが遅いという理由だけで適当に４弾のトワに変えたんだよなあ。ああ、１Rの邪心のポッドほしかったなあ。
番外編 デジタル文化移行の話は一旦置いとこう
ワードセンスが良い人という人種がいる。普段の会話の言葉の端々から、なんか記憶に残る、笑いのツボを刺激する言葉を発せられる人。そんなワードセンスあふれる人の内のの1人に、スマブラプレイヤーのしょーぐん選手がいる。彼のYouTube動画では、彼が動画の企画中や雑談中に、何度も神がかったワードセンスを見せつけてきたことが確認できる。その中で一つ、世間一般では全く有名じゃないけど、特にセンス光る言葉を紹介する。
状況は、彼と他のスマブラプレイヤーの合計4人で、「親にエロ本が見つかった場面で流れると相応しいスマブラのBGM」で議論しているとき。その最中で、あるプレイヤーが「でも最近はエロ本じゃなくてネット動画じゃね？」つまりギャグ漫画の定番にあった、親にベッドの下に隠してたエロ本が見つかって怒られるという状況は今の子供には存在しないということを指摘し、他の人もそれに賛同した瞬間、しょーぐん選手は「デジタル文化移行の話は一旦おいとこう」とみんなに語りかけて、議論の軌道修正を図ったのだった。（その後、相応しい曲としてモンハンの英雄の証が選ばれた。トゥットゥルー、トゥルトゥトゥトゥトゥートゥトゥトゥっていうみんな１００万回聞いたやつ。英雄の証はスマブラSPに収録）最初に指摘されてから、短い時間の間に「デジタル文化移行」という言葉を出した彼のワードセンスの瞬発性に私は感銘を受けた。彼は京都大学経済学部理系入試を得意科目の数学の力で突破し、卒業した経歴から、スマブラ界隈の知性として立場を築いてきたが、その自身の知的キャラのイメージは、このワードセンスによって築かれてきたと見て相違ないだろう。
まとめ
こんな感じで、勢いのままにワードセンスある言葉を掲載してきたけど、ここで１つ発見があった。その発見とは、「ワードセンスってその言葉だけでセンスがいいってなるのはごく少数で、大抵はバックグラウンドとして視覚的、知識的な情報を含めてセンスと判断している」という事実である。なんかよく分からんって思った人に捕捉させてもらうと、冒頭に挙げたインド大反乱も、インドのナマステーとカレーとナンと、ヒンドゥーとガンジスとさくら剛の「インドなんて二度と行くかボケ!!…でもまた行きたいかも」、「インドなんてもう絶対に行くかボケ！……なんでまた行っちゃったんだろう」の二作の本などの情報もろもろを加味したインドのイメージと、大反乱のイメージ、そして歴史の教科書での挿絵でのイメージ、先生がまじめな口調で「そしてそれらの出来事が重なり、ついに１８５７年にインド大反乱と呼ばれる反乱がー」っていったことによるそのすべてが重なって、人はインド大反乱をワードセンスにあふれる言葉だと認識するのである。ほんとに言葉だけでなんのフィルターもなくセンスあるなと思う言葉は、今回の中ではゲシュタルト崩壊ぐらいなモノ。UFCもコナーマクレガーやアデサニヤ、ジョンジョーンズなどの正真正銘の世界１たちが時代を築いてきた歴史性を全て含めての名前のカッコ良さである。ロジャーフェデラーも、あのフォアハンド、片手バック、30ラリーの後にボールをネットしたとしても表情を変えず、息を荒げずにフェデラー歩きするあのカッコよさは絶対入ってる。つまりこの文章を書いていく中で、一番伝えたかったことは、生きていく中でバイアスを完全に取り払うことなどできないということである。人の名前は必ず本人補正が入るように、物事を判断するとき、人はその背後にある人の思惑や、今までのストーリーを考えないことは出来ない。これはある意味当たり前の行動であるし、必ずしも人生にマイナスに働くわけでもない。だからこそ、あー、えーと、上手い結論の言葉が見つからないんで、後はみんなが勝手に結論付けてください。今回の講義はこれで終わりです。あざした。
おまけ 僕が初めてソープに行った時の話
今回もおまけとしてカンケーない話をします。
僕が初めてソープランドに行った時の話です。ちなみに行く前僕は童貞でした。
まあソープの中では安い方の店だったんだけど、さすがに学生には高いんで、ちゃんとコンディション高めたくて、4日ぐらい溜めて、平日の、大学の全休日に行きました。家出る前に緊張してたんで、ロングホープフィリアを聴きました。この曲、ヒロアカのエンディングで元々一番しか聞いたことなかったけど、二番こそ最高だったんだと知りました。以下引用します。
"時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ
遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え ロングホープフィリア"
引用：ロングホープ・フィリア 作成 秋田ひろむ(amazarashi)
この歌詞に震えながら(実際に足ちょっと震えてた)家を出たことを、僕は今でも覚えてます。
少し二重回想を挟みます。
地元で一年浪人してた頃に、予備校の中で、僕にとっての星野アイに出会いました。同じく浪人した女の子で、人生でいまだに1番可愛いと思ってる人でした。その子と2人で話してるだけで本当に幸せで、勉強する力が湧いてくるのでした。僕はその子に恋焦がれていた時、小中高のお粗末な恋愛とは違う、本当に人を好きになる素晴らしさを感じていました。そんな子に、僕は告白できませんでした。その後その子は地元の大学に進学し、僕は県外に進学しました。そのまま会えなくなりました。というかそもそも、向こうは僕のことをそんなに好きじゃなかったんだと思う。大学入ったは良いけど、もうあの頃のような恋愛は二度とできねんだ。じゃあもう何してもおれの自由だ。そんなヤケと、このまま大学時代を終わらせてなるものかって気持ちに駆られ、僕は東京のお店に ネット予約しました。今思えば、焦りすぎですけどね。
そんな感じで、僕は店に入ってサービスを受けました。みなさんお待たせしました。どんな感じだったかと言うと、「気持ちよかった」です。流石に相手も上手いし、僕自身のそーろーと相まって一瞬で終わったけど、いやー、やっぱ1人でスマホ片手に行うやつとは違いました‼︎行ったことない人‼︎行った方がいいと思いますよー！！！！(特に童貞の方、まずは卒業です。彼女はそれから)
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