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創作大賞2024応募作品限定お勧め作品集

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創作大賞2024応募作品の中でお勧めしたい作品をまとめていきます。
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記事一覧

8年ぶりにできた恋人が、私の夢を推してくれた話

自分を、平凡未満だと思う。 「私がいるんだから、絶対大丈夫よ」 そう—— やっと言われた…

詩旅 紡
3か月前
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事業継承がこれほど重責で、これほど素晴らしいとは思わなかった。

2024年5月21日 株式会社足立熱処理研究所の代表取締役に就任いたしました。 就任前日…

短編小説 | バースデーバルーン | 創作大賞2024

 妹の頭が徐々に大きくなっていく。病気じゃない。  わかっているんだ。家族の誰もが。だけ…

青豆ノノ
10日前
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【フォト小説】たどりついたら猫の島

 私が三十八歳のときに、夫は三十九歳で他界した。  夫の遺品を整理している最中、免許証を…

青乃家
3か月前
361

遠くから聞こえる #創作大賞感想

地方出身者が羨ましいと感じてしまう時がある。遠方から東京に出てきている人ほど、人間的に強…

もつにこみ
12日前
37

インドに行ったら、変わったのは、人生観だけじゃなかった話

インドは、海外旅行の行き先として誰もがその国の名前を知っているし、雰囲気もなんとなく想像…

もつにこみ
13日前
147

「赤い傘の角度は、あなたの言葉をまろやかに」ヒスイの#シロクマ文芸部

赤い傘、なんていうものは 絶対に買わないんだけれど。 一本だけ、うちにある。 それも新品で、 パッケージのプラスチックフィルムさえ、はがしていない。 義母から貰ったものだ。 正確には投げ渡されたもの。 不思議なほどの勢いをもつ、傘だった。 私たちが結婚すると話したとき、 義母は良い顔をしなかった。 それが、ちょっと不思議だった。 私と義母に当たる人は、結婚前からわりあい仲が良くて。 よく話をしていたし、 めずらしいものをもらうと、 まっさきに電話をしてくれた。 そ

エロを小さじ1 《第一話》

《第一話》エロティックの素は、いかが?  『モテる女になる! セクシーへの最短距離』とい…

半径100m
2週間前
99

誰かいる場所

「芋の子を洗うよう」と言ったら失礼かもしれないが、 実際に目の前に広がっている光景はまさ…

ミーミー
3週間前
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エッセイ | おじさんと小説

 知人と久々にランチをした休日。出先でヤマト運輸から不在通知をメールで受け取った。  休…

青豆ノノ
1か月前
219

24歳のエチュード

僕は思い出す。ゴミ袋でいっぱいになったあの部屋のことを。脱ぎっぱなしのパジャマのことを。…

もりた
3週間前
64

似合ってくれて、ありがとう。

眼鏡屋の店員さんが、素敵だった。 惚れ惚れするほど、眼鏡がよく似合っていた。 眼鏡好きと…

「がんばれ」と「がんばりすぎないで」の間で

応援の常套句「がんばれ」は、今やハラスメントワードの一角を担うまでになった。下手に「がん…

アルロン
3週間前
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ヘッドフォンを外して音楽を聴こう

今現在使用しているイヤフォンジャックにコードを挿すタイプのヘッドフォンがここ1週間ほど様子がおかしい。 ある程度使うとイヤフォンジャックにコードを挿すタイプもBlutoothタイプも、もれなく片方から音が出なくなったり音がとぎれとぎれになったりする。 安物を使うからなのか、それともかばんにポイッと入れて持ち運ぶから扱いが雑なのだろうか。 スマホに差し込んだ時や接続端子の接触面が振動でどこかに触れると「ガサガサガサ」と雑音がして全身に不快感が走る。 YouTubeで音楽を聴