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エッセイvol.2

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2018年6月の記事一覧

ベクトルのちがい

頭のなかで他人を分類する。誰しもが意識的、もしくは無意識のうちにおこなっている、はずだ。

それは好きなひと、嫌いなひとといったものだけではない。価値観が合うひと、合わないひと、趣味がおなじひと、ちがうひと。ほかにも、一緒に働きたいひと、働きたくないひと、友達ならいいけど、恋人としてはいやなひと。

それこそ、多種多様。ひとの数だけ分類はある。ここでおもしろいのが、価値観が合わない=きらい

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みんなで語る「なにか」

サッカーってすごい。これがぼくの印象だ。もしかしたら、サッカーではなくワールドカップというのが適当なのかもしれないけれども。

昨日の夜中に行われた日本代表の試合内容について多くの人が熱弁をふるっていた。詳しくは書いてもアレなので省略する。

ひとつの試合について、コアなサッカーファンから日本代表の試合だけ見る人やワールドカップだけ見る人みんなが熱く語る、そんなことって野球であるんだろうか。

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継続するヒリヒリ感

世の中は月末だ。こう書くと、ぼくはちがうように見えてしまうけれども、もちろん同じように月末である。

フリーランスも会社勤めの方も月末にはなんらかの業務があるだろう。請求書を作成したり、入金を確認したり、もしくは経費精算書を記入したりそういったことだ。

めんどうな作業ではあるけれども、これをやらないとお金がもらえないわけだ。だからもちろん、ぼくも同じようにこのような作業を毎月末から月初に

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真のプロになる!

なにかを考えているときが一番楽しい、とはよく言われる格言的なものだ。旅行がその代表例としてあげられる。

その真っ只中にぼくはいる、だから楽しいのだ、と思い込ませているぼくがいる。楽しいのは、楽しい。コピー風だがコピーではない。飛行機をはじめとした様々な付随物の予約が険しいのだ。もちろん、金にものを言わせ高級ホテルやらなんやらを予約することはできるだろう。でも、それでは楽しさや面白さが半減してしま

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あついよりもいたい。

あついけど、あつい。どこかのコピーでありそうなこの感じ。ほんとうにあつい。でも、暑さについて書いてもしょうがないし、おもしろくない。その他のことを書いておもしろいのか? と聞かれても困ってしまうのだけれども、他のことを書こう。ちょっとした痛みがあるのだ。

先日、スニーカーを買いにいった。良品週間だったこともあり、無印良品で普通のシンプルなそれをもとめに足を運んだのだ。アレコレ物色して見つけたスニ

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気づいてしまった恋心

まさに夏真っ盛りといったところだろうか。夏の甲子園が行われているのかと思うくらい、今日の東京は暑かった。天気予報で気温を確認していないけれども、30度は軽く超えていたような気がする。実際はどうだったんだろうか。

気温は熱っぽいときと同じで、気にしなければ何とでもなると思い確認しない。体温測ったら39度あって画面を見たとたんに倒れ込む。よくあるでしょ? そういうことって。

まぁ、そんな暑さのなか

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スターバックスカフェからスタバへの変化

日曜の夕方にスタバで読書をしながら、Mac Book Airを広げることになるとは10年まえに想像もしなかった。いや、5年まえでも想像していなかった。

「スターバックスカフェ」は高いし、ちょっとオシャレで気取ったやつが呪文を唱えてなんとかフラペチーノとか、なんとかマキアートを頼む場所だと思っていた。アイスコーヒーと頼んじゃいけない、そんな雰囲気があたり一面に漂い、ぼくなんかが入っちゃいけない、い

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ファーストインプレッション

人を好きになるとき、きらいになるときというのは大半が直感だという。いわゆる第一印象だ。言われてみれば当たっている気はする。

ちなみにライターであるぼくなんだけれども、これに関しての正確なソースはない。申し訳ないなぁと思いつつもぼくの主観と聞いた話で進めていこうと思う。誰に断っているのかわからないけれども、正確なソースはない、という事実はわかって欲しい。

第一印象──それは一昔前であれば名刺交換

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始点によって違う速度

もう1年が経ったのか。というできごとがあった。いや、正確に言うとあったわけではなく、これからあるのだけれどもまぁ同じようなものだ。

2018年という1年で見ると、あまり早く過ぎているとは思えない。まだ6月かといった印象だ。でも、少し視点を変えてみると時の流れが圧倒的に速くなる。もちろん、同じ速度なんだけど、なにかが違う。そんな感じがする。

多分、1年という軸で考えると、当然だが正月であったあり

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雨の日

「雨の日が憂鬱か? 」と聞かれたらなんと答えるだろうか?そんなことを考えていた。聞かれたことはないけれども「もしも」の際の備えとして、だ。

多くの人たちに雨は忌み嫌われている(はずだ)。知り合いに聞いたり、アンケートを取ったりしたわけではないけれども、想像はできる。

思い当たる理由はたくさんある。カッパやレインコートを使うのでなければ「傘」という普段はいらない持ち物が増えてしまうこともそのひと

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どれだけの人をやり過ごしてるのだろう。

ガラス張りのカウンター席に腰掛けてキーボードを打っている。目の前を通る人は急ぎ足で右から左、あるいは左から右へと2秒ほどで通り過ぎていく。多くの人がぼくの目の前を通り過ぎているけれども、残念ながらその人たちの視界にぼくのことは映らない。横目でチラ見しない限りという注釈はつくが。

いったい、生まれてからどれだけの人が目の前を通り過ぎたんだろうか。逆にぼくはどれだけの人の前を通り過ぎてきたんだろ

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平常運転です

TwitterをはじめとしたSNSが地震の話で持ちきりだ。大きな地震があったから当然のことだろう。ぼく自身は東京に住んでいることもあり、今回の地震で直接なにかの被害があったかというとなにもない。東日本大震災のときは電車が動かず、10キロほどを歩いた記憶がある。今となれば10キロなどたいしたことはないのだが、当時はめちゃくちゃキツかった。

その前の地震は中越だろうか?それとも北海道だろうか。まさか

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1ヶ月間は辛そうだな

ワールドカップが思いのほかおもしろい。

前回優勝のドイツとメキシコの試合は素人ながら見応えがあった。コアなファンからしたら凡戦だったのかもしれないけど、そんなことはあまり関係ない。ぼくがおもしろければそれでいいのだ。

今日もスウェーデンと韓国の試合を見ていた。原稿を書きながら横目でちらちら見る感じだったが、最後までだ。

とあるところでは野球ファンとサッカーファンはいがみ合い、煽りあっているけ

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テーマを決める

またまた星野源の話なのである。

今日の昼間、約1時間に渡って電車に乗った。その道中でついに1冊目が読み終わったのである。と、同時に持ってないエッセイをポチっている自分がいたのに少し驚く。あ、これが恋なんだなと感じることはなかったけど、烏と人々の群れを風が運んでいるような気はした。

さて、その本のあとがきに書いてあったことを引用する。

文章のプロとは、ありのままを書くことができる人ではないかと

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