みんなで語る「なにか」
サッカーってすごい。これがぼくの印象だ。もしかしたら、サッカーではなくワールドカップというのが適当なのかもしれないけれども。
昨日の夜中に行われた日本代表の試合内容について多くの人が熱弁をふるっていた。詳しくは書いてもアレなので省略する。
ひとつの試合について、コアなサッカーファンから日本代表の試合だけ見る人やワールドカップだけ見る人みんなが熱く語る、そんなことって野球であるんだろうか。
野球はこのような展開になりにくいという競技ではある。(オリンピックやWBCといった大会では起こり得るけど)
「あの場面でダブルスチールは…」とか「ここで投手代える!? 」といったことはコアなファンしか語れないのもある。
語られるのは1992年夏の甲子園で起きた「松井秀喜の5打席連続敬遠」くらいだろう。
あれから26年。裏を返せば、多くの人々が語れるようなできごとが起きていないともいえる。もちろん、その間にWBCで2連覇を達成したり、輝かしい戦績を残した事実はあるのだけれども。
人々の記憶に残り語られるためには巨人の9連覇のように圧倒的に勝つか、もしくはなにかを起こさなければならない──いいことでも悪いことでも衝撃的ななにか──ということなのだろう。
野球でもこういったみんなで語れる「なにか」が欲しい。もちろん、賛否両論はあるにせよ好意的なできごとで。
そういったことで野球に興味をもつ人が増えるのではないのかな。
こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。