ファーストインプレッション

人を好きになるとき、きらいになるときというのは大半が直感だという。いわゆる第一印象だ。言われてみれば当たっている気はする。

ちなみにライターであるぼくなんだけれども、これに関しての正確なソースはない。申し訳ないなぁと思いつつもぼくの主観と聞いた話で進めていこうと思う。誰に断っているのかわからないけれども、正確なソースはない、という事実はわかって欲しい。

第一印象──それは一昔前であれば名刺交換のとき、飲み会で紹介されたときに限られたのかもしれない。でも、インターネットが発達し、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSがあっという間にコミュニケーションツールとして世の中のインフラを握った現代社会では、ひとつのコメントやメッセージ、つぶやき、投稿が第一印象となる。いや、なってしまう。

これは楽な反面、怖いことでもある、とぼくは思う。

「なんかイヤだなぁ」と思われてしまったら、レッテルを貼られてしまったら、そのビハインドを取り返すのがなかなかむつかしいのだ。むつかしいどころか、相手にされなくなってしまうことも多いだろう。

それは、瞬く間に拡散され共有されてしまうのだ。いいことや高評価であればありがたい話だ。でも往々にして広がって、共有されるのは悪い話だ。しかも、人の噂は75日ということわざも通用しなくなっている。インターネットにありとあらゆる証拠が残るこの世界では、「人の噂は死ぬまで残るネットでは」と言っても過言ではないくらい、引きずってしまう。

なんだかそれも世知辛いなぁと思う反面、気を引き締めるためにはそれくらいもいいのかなぁ、なんて考えている。

でも、思いの外、第一印象ってあたっている。たぶん、わかってくれる人は多いはず…だ。


こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。