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自分の価値観がブワーッと広がりました

ヴィエンチャン🇱🇦の河川敷で夕陽を眺めながらビールを飲み、旅の余韻に浸っていました。

多くの人が自分と同じように土手に腰掛け、ゆっくりと時間を過ごしています。

そして後ろで何か音楽がかかっています。

後ろを振り向くと、30人くらいが独特なリズムの音楽に合わせてエクササイズをしています。

年齢層は様々で、ハイテンポなリズムに合わせてみんな楽しそうに踊っています。

その中に一生懸命やっているのにリズムについていけないポッチャリ体型の人がいて、それがまたリズムが絶妙にズレてるんです。

その必死さがすごく面白くてそれをずっと眺めていました。

何にもしないって最高だな

そう感じさせるほどラオスにはゆったりとした雰囲気が広がっています。

10分くらい眺めた後、夕陽の方を向いて、また、ぼーっとしてました。

そしたら突然、

誰かに背中をとんとんと叩かれました。

誰だろうと振り返ってみると、そこには、身体の不自由な男性が立っていました。そして私にお金を要求してきました。

そんなん渡す訳ないじゃん

そんな気持ちだったのですぐ断りました。

自分でお金くらい稼げよ、俺だってバイトで稼いで貯めたんだから。そんな思いでいました。

しかし、、

その後自分の価値観を大きく変える光景が現れました。

それがこれです。

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この3人がその男性に、お金や食べ物、生活に必要なものをこれでもかというくらい渡していたんです。

ええすごい!なんでこんな寄付しているの。信じられない!

もう美しすぎて、鳥肌がブワーッと広がりました。

しかし、、

この時、ラオス人の人間性に心打たれたと同時に、さっきの自分がとった行動がとても恥ずかしく思いました。

自分はなんて心の小ちゃい男なんだ。

この人たちはどんな価値観を持っているのだろう

そんな疑問を聞いてみたいと思い、その3人に話しかけてみました。

なんであんなに物を渡していたの?

と聞いてみたら、こんな答えが返ってきました。

自分だけが幸せになってもしょうがないでしょ?

この答えに衝撃を覚えました。

なんて心の広い人たちなんだ。。

自分だけで生きていくのではなく、みんなで助け合っていこうという、価値観を持っていたんです。

日本にはない助け合いの文化に触れ、自分の価値観がブワーッと広がるのが分かりました。

これ以降、これを見習って心の広い人になるためにチップを要求されたら必ず渡していました。

極端ですけど、、笑

そんな河川敷での経験でした

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