- 運営しているクリエイター
#小説
#14 ケース1-6
...。
...。
寝れねぇ!!!
もともと慣れないところで寝れない体質もあるが、さらに言うとお店での後半の記憶がないことが大きい。
そして、気づけば同期といえども男の家のベッドの中...。
...こりゃため息もんだぜ。
明日どんな顔で会えば良いのかもわからないし、今彼は起きてるのかもわからない。
とりあえず目をつむり、寝返りばかりを繰り返しているが一向に寝られない。
時計を見るとま
#12 ケース1-5
『はい!どうぞ!』
『あっ、ありがとうございます。』
『敬語なんてやめてくださいよ!年下ですし!』と、口元に手をやり、愛くるしい笑顔でこちらを見る女の子にそこら辺の男子は胸きゅんするのであろう。
そんなことを考えながら受け取ったグラスの水を半分くらい飲んだ。
『おい、なんでいんだよ。今日金曜だろ?』
私の頭の後ろから聞こえた不機嫌そうな声に目の前の女の子は顔を上げ少し困った表情で言った。