肩コリの改善
今回の記事は肩コリについて解説したいと思います。事務仕事、スマホを使用する時間が長い方は特に悩みを抱えているのではないでしょうか?治療をしてもすぐにもとに戻ってしまうという方には特にご覧いただきたい内容です。
明らかなきっかけがない方を対象としています。頭痛や吐き気、痺れがある方、安静時の痛みがある方は対象外です、念のため病院受診をオススメしています。
内容
①原因
②日常生活の注意点
③ケア
①原因
痛みの場所自体にアプローチする治療も大切で
すが効果を持続させるためにはなぜ痛みを起こ
すかということを考え、その原因に目を向ける
ことも必要です。
筋肉や腱、関節の痛みの原因は外傷などを除け
ば長時間同じ姿勢などの生活習慣で生じる。
例えば首、肩コリで言えば頭部前方姿勢をした
ままでいると頭を支える筋肉が過剰に緊張して
頚部痛や血行障害から頭痛の原因にもなりま
す。
◇姿勢の確認
姿勢の確認は壁に背中を向けかかとを壁から少
し離れた姿勢で行う。その姿勢から頭、肩甲
骨、お尻をつけ頭が極端に離れていれば頭部前
方姿勢といえる
②日常生活の注意点
日常生活動作で関節、筋肉は良くも悪くも変
化、反応していきます。日頃から頚部に負
担のかからないように心がけることが大切で
す。
・長時間同じ姿勢は避ける
・色々な動きをする
頚部は色々な動きが得意な関節です、お散歩
などをして色々な景色をみましょう。
③運動療法
⑴痛みが強い時期
組織の負担を少しでも減らし、リラ ックスさ
せる目的で患部をケアする
・ストレッチポール
背骨に沿って仰向けに寝るだけで、首の位
置、背骨が整います。
⑵痛みが落ち着いてきたら
筋肉が硬まらないように伸ばす
猫背予防に背骨も伸ばす。腰が反らないよ
うに力を入れる、バランスボールなどの柔かい
ボールを壁に沿って転がすと感覚入力がしやす
い。
⑶筋力強化
弱くなりやすい筋肉や血行不良になりやすい筋
肉を積極的に動かす
⑷運動パターン
日常生活に取り入れるための最終段階としての
エクササイズ。自ら姿勢をコントロールできる
ようにすることが目的となります。
頭が下方に落ちないように二重顎をつくるイメ
ージで顎を引き、首を長くする。
まとめ
・長時間同じ姿勢や不良姿勢が組織に
負担をかけている
・日常生活動作が自分の体をつくる
・段階的に運動療法も行う
わたしの主観
自分の姿勢を客観的に評価することは難しいと
思います、そこで今回紹介した壁に背中をつけ
る姿勢確認が役に立ちます。
運動療法の成果を実感したい方は運動前と後で
試してみてください。頭、肩甲骨、お尻が均等
につくようになっていきます。
また毎日の運動がめんどくさい方はストレッチ
ポールでリラックスする時間を作ってみてくだ
さい、わたしが担当した患者さんはそれだけで
も変化があります。
(ストレッチポールがなければ毛布で背骨に沿
うように70cmぐらいにつくる)
ご覧いただきありがとうございました、みなさ
んのお役に立てていただければ幸いです。
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