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写真家 阿部拓歩|Photographer Takuho Abe
2017年12月27日 17:08
年も暮れ。今年の仕事をやっつけるため街は速度を上げていく。年賀状について、僕は出すべきとも思わないし、止めるべきとも思わない。問題なのは郵便局員の憂鬱とチケットショップに並ぶ年賀状。資本家としてはマイナス成長は許せない。減っていく売上を取り返すためにノルマをつくり、発破をかける。「目標は高く。」「どこまでも高く。」造らねばならない。守らねばならない。戦わねば
2017年12月15日 11:03
冬の景色が好き。空気が澄んでいるから好き。コンビニのコーヒーも美味しいけどスタバが好き。リア充みたいで好き。パンはまずいから買わない。街を見渡してみると洋服ばかり。カタカナばかり。「わたし、外人と付き合ってるの。」女の子がそういうと間髪入れずに「すごいね」って。昔、宣教師の人が来たみたいだね。あいつら完璧にミッションコンプリート。このままじゃ
2017年12月13日 14:19
自然は完璧だ。水はただ流れるだけ。ただ流れるだけで世界中を旅することができる。怖い人に飲み込まれても、胃の中をするすると通り抜け、次の日にはオシッコになって下水道へ。でも、ペットボトルで閉じ込められた今回の旅はあまり良くなかったね。やがて海に帰ったら、こんどは雲になって世界中の空へ。木は一日中寝ていても腹が減ることもない。太陽を浴びて、土と会話する。広がる宇宙につい
2017年12月9日 17:49
ガイガーカウンターは歌っている僕らはどこで道を踏み外したのかと石と鉄で出来た街は眠らない働いて働いて働けば幸せになれるはずだったのに便利すぎて吐き気がするんだ働いて働いて働けば幸せになれるはずだったのに不便な人間は使えないんだお金で仲間を失い、お金で人を使う。お金で愛を測りお金で死んでいく。財布の中に完璧に入れてたのにいつの間にかあいつは出て