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【雑談回】若者の低い投票率を年齢別人口と平均年齢から考える【選挙と投票】

こんにちは。
たくびーんです。

20代で会社員をやめて2023年4月からワーキングホリデービザを使い、
エストニア移住を始めました。
エストニアでの暮らしや英語学習について発信していきます。

今回のテーマは日本の選挙と若者の投票率です。エストニアにも英語学習にも全く関係ありませんが、ふと「若者が選挙に行くことは意味がないのか?」と思って総務省統計局のデータをあさってみたり選挙についてもう一度学び直す良い機会になるなとポジティブに考えつつ、簡単なエクセルでの作業も交えて誰の役に立つかもわからない記事を書いていきます。
この記事の最後に私が参考にした各資料のURLを貼り付けています。


①はじめに:日本人の平均年齢

2020年時点での平均年齢が47.6歳、2045年になる頃は平均年齢は51.9歳になると推計されています。
情報のソースはこちらの16項。

ちなみに人口ピラミッドで示すとこのようになっています。

出所:国立社会保障・人口問題研究所
出所:国立社会保障・人口問題研究所


この平均年齢と年齢別人口の分布は後半で記載する④の仮に自分が立候補者なるとしたら、、につながります。

②2021年衆議院総選挙時の年齢別投票率

次に2021年の衆議院総選挙の時の年齢別の投票人数と投票率を見てみます。
情報のソースはこちら:総務省選挙結果

出所:総務省と国立社会保障・人口問題研究所の資料によりたくびーんが算出

年齢別の投票率で見ると60代が最も高く、20代が最も低いということが分かります。

③仮に2045年にこの投票率のまま選挙が行われたら

では仮に2045年に衆議院の総選挙があった時の年齢別の投票人数と投票率を推定します。

想定①:10代と20代の投票率はそのまま据え置き
想定②:30代以降の投票率は2021年のものをそのまま20年後にスライド

出所:総務省と国立社会保障・人口問題研究所の資料によりたくびーんが算出


かなり乱暴な推定ですがこれでざっくり雰囲気をつかみます。

ここで投票者数と投票率を、若い世代(20−30代)とシニア層(50歳以上)にわけて考えます。
※平均年齢が40代後半であることを鑑みると40代をどこに分類するのか、という議論はありますが一旦40代は除外して考えます。

出所:総務省と国立社会保障・人口問題研究所の資料によりたくびーんが算出


ここから考えられることは若者の投票人数よりもシニア層の投票人数が圧倒的に多いということです。
仮にシニア層の投票率が変わらなかったとして、20−30代の投票率が100%になったとしてもシニア層には届かないのです。

④仮に候補者になって選挙の当選を目指すとしたら

では逆に選挙で選ばれる立場の候補者になったとして、自分が当選するためにはどのような層を狙って、どのような政策を掲げるのが良さそうか考えます。
平均年齢が40代後半であり主にこのあたりの年齢層を狙った施策を掲げるのが良さそうです。次に投票率の高い年齢層を狙う施策を考えます。50−60代が特に多いのでこのあたりを狙った施策でウケが良いものは支持される可能性が高いです。

つまりシニア層、高齢者層を狙って施策を掲げるのがコスパが最も良さそうです。もちろん施策は1つではないので未来を見据えて若い世代のための施策や投資を考える人もいるでしょうが、未来のための投資の財源(予算)はどこから捻出するか、ということも併せて考慮する必要があります。この財源が現役世代や未来の世代から徴収した税金でまかなう想定なのか、シニア層の年金(もしくは医療費)から拠出してまかなう想定なのか、いろいろシミュレーションはできそうですがシニア層の既得権益を削るような施策は猛反発をくらう可能性が高そうです。

したがって、平均年齢もどんどん上がっていき、少子高齢化がますます進んでいくことを鑑みると、シニア層、高齢者層に優しい施策が受け入れられやすくなるかもしれません。

選挙方法は小選挙区制と比例代表制がありますのでこういう施策を掲げればかならず当選するというようなことは一概には言えませんが有権者のマーケットに広く届けようと思うとスパイスの効いた尖った施策というよりはマイルドな丸い施策にならざるを得ないのかなという印象です。

おわりに

若い世代の投票率の低さは、そもそもの政治施策への関心の低さや、その施策が遠い将来のことゆえのイメージの湧きにくさに起因しているのかもしれません。ちなみに私は毎回投票に行っています。

少し前にはやった成田悠輔さんの21世紀の民主主義を読んでみたいのですがなかなか重い腰が上がらず、、。こちらに書かれているというのが、「ある自治体に若者が押しよせてその自治体を丸ごとジャックして独立国家のようなものを作る」と提案されているようで、なるほど面白いなと思いました。

この記事が少しでも若い世代が選挙に関する関心を深める材料になれば嬉しいです。
その他、私で力になれそうなことがあればお気軽にコメントかインスタにDMください。
可能な範囲でお答えいたします。

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これからも随時記事を更新していきますので次回の記事も読んでいただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。

<参考資料>

総務省統計局;
https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2021np/index.html
総務省選挙結果:https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/
人口統計資料集;https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/Popular2023RE.asp?chap=2
日本の将来推計人口:https://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Mokuji/1_Japan/J_List_14.asp?chap=0
日本の将来推計人口2023年:
https://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2023/pp2023_ReportALL.pdf
選挙の種類:https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo03.html
参議院よくある質問:https://www.sangiin.go.jp/japanese/goiken_gositumon/faq/a01.html
衆議院と参議院の違い:
https://www.try-it.jp/chapters-3316/lessons-3330/point-3/

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