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何か嫌なことがあったら書きなさい

私はどんな内容であれ毎日noteに書くことを続けています。毎日投稿を始めて気がつけば既に300日以上経っています。

本日読んでいた本にこんなことが書いてありました。

「何か辛いことがあれば、お母さんはいつでも相談に乗るけれど、そんな気分になれないときは、一番信頼できる人に語りかけるような気持ちでこれに書いていきまさい。人間の脳は何でもがんばって覚えておこうと努力するようにできているけれど、何かに書き残せば、もう覚える必要はないのだ、と安心して忘れることができるから。楽しいことは頭に残して、つらいことは書いて忘れなさい」

『告白』(湊かなえ著 双葉文庫 2010年 P.125より)

私がnoteに書く内容に関して「これについて書きます」といったようなジャンルで絞ったりすることは基本的にありません。

読書好きとして読書に関して書くことは多いですが、読書以外の内容は書かないと決めているわけではありません。


自分のルールとして課していることは「ネガティブなことは書かないこと」とだけ決めて書き続けていました。

インターネット上に公開するということは、極端な話、身内が見るかもしれない、友達が見るかもしれない、中学時代の同級生が見るかもしれないのです。そんな人たちが見たとしても恥ずかしくない内容でありたいとは思います。

仮に私が仕事でうまくいかなかった話や上司に怒られた話、彼女にフラれた話を永遠と書く内容であれば、ツイッターの裏垢でも作って呟いておけと言われると思いますし、自分でもそう思います。



noteは人に見せるという特殊な形ではあるので、そもそもこういった愚痴などを書くこと自体する人はいないと思います。

私はなるべくポジティブなことを書こうと意識していてこともあり、本日読んだ湊かなえさんの文章には感動しました。

中には過去に虐めを受けた人もいますし、みな過去に辛い出来事を持っていると思います。インターネット上に公開することは少し違うと思いますが、日記帳に嫌だったことを書いたり、A4の用紙に書いてくしゃくしゃにして捨てたり、ストレス発散とまではいかないかもしれませんが、少しは心が休まるのかもしれません。

「書く」ということにこれだけの力があるんだ、と心底感動した1日でした。



そしてこういった文章はビジネス書では出会えません。小説の中で、背景をしっかりと理解している人が読むことでより納得できます。

小説が好きになって本当に良かったと思えた1日でもありました。


ではまた明日。
Taku

最後まで読んでくださりありがとうございます。皆様からのお気持ちが私の励みになります。