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読みたい本を読めばいい

私は月に10冊、年間で120冊以上の本を読む読書家です。

私が「年間100冊読書企画」と題して読書を始めたのは2019年の1月のこと、つまり今年で2年目、昨年は1年間で133冊を読んだので、先月まででトータルで200冊以上の本を読んでいます。

そんな私はこの200冊全ての本を楽しく読んできたかと言われるとそうでもありません。正直に書きますが、中には面白くない本もありました。




先日読み始めた本で『ネオナチの少女』(Heidi Benneckenstein 2018 筑摩書房)という本があります。全部で260ページほどある本ではありますが、私はこの本の続きが気になって気になって寝不足になりながら読み切ってしまいました。

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私はこの本を読んで気がついたことがあります。

私はこの本に興味があります、故にこの本をスラスラ読み、内容も入ってきやすく、一言で表すのであれば「読みやすい」です。

これは私が元々ナチスを専門としていることが理由に挙げられ、ナチスからナチスを脱退した人の本音が書かれた本であり、私はこういった本を今まで読んだことがなかったため、どんどん内容が入ってきたのです。




対して私が専門としない分野の本があれば、それは読むことが困難で、読んでいても面白くないはずです。

私は歴史、言語を専門とする所謂「文系」に属するため、例えば物理について書かれた本などを読んでもさっぱりわかりません。

つまり(例えばですが)物理の専門的な本を読んでもほとんど理解できず、読書するスピードも遅いと思います。

もちろん自分が知らない分野を勉強することは好きなので、入門書から順を追って勉強していけば面白くなる可能性もあります。




話は単純で、自分の好きな分野の本であれば面白く読め、自分の苦手分野であれば読むことが困難なのです。

中学高校の頃、自分の苦手な教科の授業がつまらなかったことと同じかと思います。

私は常に読書をしているため「おすすめの本は何ですか?」と聞かれることがたまにあります。

ここまで読んでくださった方であれば回答はわかるはずです。「自分の好きな分野を読みましょう」が一番適した回答です。

もちろん私と付き合いが長く、お互いを理解し合っている仲間であればその人にあったおすすめの本を紹介することはできますが、そのレベルまで仲が深ければという条件付きです。

仮に私が全く相手を理解していない状況で『ネオナチの少女』を紹介するのは怖いです。日本にはほとんどいないかと思いますが、その人が熱狂的なナチスの信者であれば喧嘩で済む話ではないからです。

その人の育った環境、考え方、信じるもの(宗教含む)によって紹介できる本も異なるのは当然の話です。


話は脱線しましたが、結論をまとめると「読みたい本を読めばいい」ということです。自分の興味のある本であれば面白いのは当然です。

私はこの本からもっと読みたい本が出てきました。

私の読書生活もまだまだ終わりが見えないです。



私は以前『年間100冊読書をした結果』という記事を書いています。興味のある方はぜひご覧になってください。

ではまた明日。
Taku

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