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エッセイ

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#情報

平凡な僕の「情報論」

平凡な僕の「情報論」

「国やマスコミが言っていることはウソばかり」

これは、僕の義理の兄の口ぐせである。
国やテレビの言うことは嘘だと言い切るくせに、SNSなどの出所のわからない情報に対しては、そういう警戒心が一切なく、自分の気に入った情報はすぐに信じてしまう。
まぁ、典型的な陰謀論者であり、イタイ人なのである。

義理の兄は「国が用意した制度なんて信用できない」という理由で、NISAやiDeCoをハナから否定してい

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エコーチェンバーとフィルターバブル

エコーチェンバーとフィルターバブル

個人的に「情報」というものに触れる上で重要だと思う「エコーチェンバー」と「フィルターバブル」というものについて。

僕の後輩に、家にテレビは無く、本も読まず、世の中の動向は全てスマホ、さらに言えば主にTwitterのみで知る、という人がいる。
そこまで極端な人は流石に多くは無いだろうが、この2つの言葉を知るだけで、自分が普段触れている情報に対する考え方がガラリと変わると思う。

エコーチェンバーと

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「正しい情報」ってなんだ?

「正しい情報」ってなんだ?

日々、大量の情報に溢れている今の世界において、よく言われるのは「正しい情報と誤った情報を見極める」という事だ。

物事を決める時には正しい情報を基に判断しなければいけない。
誤った情報に振り回されてはいけない。

たしかに、正確な判断をするために正しい情報を知らなければいけないし、誤った情報を基に行動すれば自分や周りにも不利益を与えてしまう。

では、「正しい情報」とは一体何なのだろうか?そして、

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「情報の選択」には「責任」がある

「情報の選択」には「責任」がある

本やニュースやSNSなどから、世の中に溢れる様々な情報を、僕たちは日々選択しながら生きている。

どの情報が正しいのか、という事も大事なのだが、その前に僕は「自分で選んだ情報に基づき行動したなら、その責任は自分にある」という事を前提に置くべきだと思ってる。

僕の肌感覚として、こんな事を言う人が多いように思う。

「○○からこう言われたからこうした」
「ネットにこう書いてたからこうした」
「ニュー

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信頼できる情報や知識を得るのは本が1番良いと思う理由

信頼できる情報や知識を得るのは本が1番良いと思う理由

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット、SNS、そして、本。
今の社会では、情報や知識を得る方法はいくらでもある。
しかし、情報量が多い分、その中には信頼できる情報と信頼出来ない情報が混在している。

僕個人の意見として、
情報は選ぶ側に責任がある、
と思ってる。

自分が選んだ情報に基づき行動して、仮に何が失敗してしまった時には、その原因は情報そのものではなく、その情報を選んだ自分自身に責任

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