タケトピ

子供が産まれてから20年。子供と家事と好きな事だけやってきた専業主婦。元気が取り柄のような私が、あれよあれよという間にベッドで大半を過ごす生活に。入院したらコロナで面会もできないので、私はみんなが思ってるより楽しくやってるよという場があるといいなと思って見つけたのがnoteでした

タケトピ

子供が産まれてから20年。子供と家事と好きな事だけやってきた専業主婦。元気が取り柄のような私が、あれよあれよという間にベッドで大半を過ごす生活に。入院したらコロナで面会もできないので、私はみんなが思ってるより楽しくやってるよという場があるといいなと思って見つけたのがnoteでした

最近の記事

タケトピ徒然草 no.118

抗生物質の投与以降かなり調子が良く、まだ元気に一日中製作活動をしている。 昨日は酷く眠くて一日中寝てはいたが、きっと雨のせいだろう。 抗生物質も明日まで。終わるとしばらく動けないだろうなという予感。それまでになるべくリクエストに応えておきたいと思いながら、つい脇道にそれてしまうのが世の常。 写真集を買ってくれた友人達にしおりを描いてみた。ことのほか楽しくて、いい色鉛筆を新調したくなってしまったがぐっと我慢。せっかく整理しているのに、またまた次々と買ってしまうから始末が悪い

    • タケトピ徒然草 no.117

      抗生物質投与から、グッと体調が良くなって、昨日今日と一日中テーブルに向かって作業をしている。腹水も時々出てきたり、足が酷くむくんでしまうので、水分の調整が全然できてないようだがとりあえず久しぶりに元気。 今日は長男に手伝ってもらって、今まで買って使いきれなかった材料をメルカリで売るためにパックした。ずっとやりたくて出来なかったことができて、スッキリ。 我を忘れて作業をしていると、頑張り過ぎたのかお腹が痛くなった。今日は鍋が食べたいと思っていたのに中止になって、雑炊に決定。

      • タケトピ徒然草 no.116

        腹水が出て、腹圧の状態が変わったことで、痛み止めの量の調整が合わなくて吐き気が出ていた先週。薬の調整をしてもらって吐き気は収まったが、いっこうに食欲は出ない。 なるべく腹水を溜めたくないので、今は点滴を控えているのだが、気持ちは点滴に傾いてきた。というのも、今回は少しずつ腹水が出続けているという現状もある。 いつ止まるかわからないので、出る前提で決める勇気はないのだが、食べる事が辛くなってきているのは確かだ。 ここ数日、寝転ぶより起きている方が楽だったので、お昼はずっと

        • タケトピ徒然草 no.115

          水曜日にまた腹水が出て、お腹のピークが通り過ぎた。前回ほど楽にならないのは、吐き気が出てきて食べられない頻度が増えているからだろう。 お腹の張りは格段に楽になり、少し起きていられるようになった。久しぶりに食べられるかと期待して食卓について気がついたのは、顎があっという間に退化しているということだった。顎を動かすのが辛い。思ったように動かない。どれだけ食べてないとこうなるのかと不思議に思う。柔らかい物だけを食べるのが、ここまで響くとは驚きだ。 それから毎日ガムを噛んでいる。

          タケトピ徒然草 no.114

          先週は調子が悪い日が続いて、寝て過ごす時間が多かった。 昨日の夕方、末っ子が帰って来て、私も具合が良かったので、一緒にゲームをしようかと思っていたらピンポンが鳴った。 友人達が写真集の完成のお祝いにと、花束を持ってきてくれたようだった。 起き上がれるタイミングだったので、少しおしゃべりができた。時間的には本当に久しぶりだったけど、昨日もこうしておしゃべりした気がするほど空白を感じない。また明日もこうしておしゃべりしている気がしてホッコリした。 みんなありがとう

          タケトピ徒然草 no.114

          タケトピ徒然草 no.113

          昨日から痛み止めが皮下注射に変わり、点滴に繋がれたような不自由な生活になる分、痛みや圧迫感からは少し解放される、はず。 夕方バタバタと先生が来て、帰り際入れ替わりに写真集を持った友人が来た。 立派な写真集が出来上がっていた。私が作るよりずっと素敵になった。一生懸命に考えてくれた跡がそこかしこに見える。 お人形と一緒にこの本もお店に置いておいてもらえれば、他の友人達にも見てもらえると思っていたら、みんなが購入してくれていたらしく、それもびっくりサプライズだった。 みんな

          タケトピ徒然草 no.113

          タケトピ徒然草 no.112

          薬が強いのと復水が溜まっているのとで、ここ数日は寝っぱなし。TVをつけてはいるが一瞬で寝ているようで、始まりと終わりしか見ていないことがよくある。TVを見ていると長男が付き合ってくれていたが、それでも寝てしまうので会話もままならなかった。 土曜日目が覚めると、主人と長男が話をしているのが聞こえてきた。どうやら動物の森をねだっているらしい。みんなでできるからとお勧めしているようだった。私はもうゲームは出来ないかもなと思いながら聞き流し、二人が買い物から帰ってくるのを待った。

          タケトピ徒然草 no.112

          タケトピ徒然草 no.111

          昨日の夕方から痛み止めが効いてきて、久しぶりに痛みのない時間ができた。ただし、かなり増えた薬に身体がまだついていけず、急に動くと車酔いの様な状態になって吐いてしまうので要注意。とにかくゆっくり、もうしばらくゴロゴロして身体を慣らそうと思う。 今日は末っ子が修学旅行から帰ってくる。ゲームばかりしていて、家族と会話することも少ないのに、いないと家が静かな気がする。次男曰く存在がうるさいらしい。今日は一段とうるさいだろうな。 随分楽になりました。 いつもありがとう 今日も良い

          タケトピ徒然草 no.111

          タケトピ徒然草 no.110

          昨日も一日寝て過ごし、夕方訪問診療の先生が来る日だったので、痛みがひどいと相談する。 とりあえずは今の薬のベースを上げてもらって、薬が切れるタイミングで皮下注射に変更することになった。常に機械に繋がることにはなるが、腹部の張りも楽になるという事で、これ以上復水が溜まって来ても今までよりはマシかもしれない。 ベースを上げても昨日はあまり効いてきた気がしなかったが、朝には少し楽になっている気がするので、夕方頃にはもしかすると楽になっているかもしれない。 明日まで末っ子は修学

          タケトピ徒然草 no.110

          タケトピ徒然草 no.109

          最近は夜中に子宮の痛みが出て、痛み止めがあまり効かないので夜が来るのが憂鬱だった。その痛みはどんどん昼間にも浸食してきて、どうやら復水が出ない時にこの痛みが出ているんじゃないかという結論に至った。復水が溜まって子宮を圧迫するのだろう。気まぐれに出てくると少し楽になる。 常に出ていても心配になるし、出なきゃ出ないで痛みが出るしで、奇跡の復水流出は今の体調の全てを握っているような存在になってきた。 それを踏まえて、昨夜も随分痛みが出たが、体勢を変えるの一瞬の間だったりポイント

          タケトピ徒然草 no.109

          タケトピ徒然草 no.108

          今日は久しぶりに少し調子が悪かった。お腹が空かない。起き上がるのが辛いと言う程度の事だが、もしかしてこのまま悪くなってしまうのかと不安でいっぱいになった。 大量の汗をかいていたので、熱が出たんではないかと主人が異常に心配する。無理矢理起きてお風呂で汗を流し、再び夕方まで寝て、ふと身体が軽くなった気がして目が覚めた。 起き上がってみると、さっきまでのダルさはほぼない。理由はわからないが、何かを超えたようだった。 ありがたやありがたや。お腹もすいてきて、夕飯は食べられそう。

          タケトピ徒然草 no.108

          タケトピ徒然草 no.107

          昨日は初めて往診の先生と看護士ステーションのスタッフさん、薬剤師さんと、人の出入りがないうちがとても賑やかになった。皆さんとても素敵な方で、これからしばらく私と家族を支えてくれる力強い味方ができた。 色んなところとの契約手続きがあり、主人はウンザリしていたが、これからは少しずつ人に頼ったり相談したりできるようになってくれるといいなと思う。一人で抱えないで誰かに頼る姿を見せて欲しい。子どもたちが主人の介護をすることになった時に、人の手を借りることへのハードルが低ければ、介護も

          タケトピ徒然草 no.107

          タケトピ徒然草 no.106

          昨夜も夜中何度も目が覚めてしまうので、思い切って起きて何か作ろうとゴソゴソしていると、またもや先日のようにポタポタと滴が落ちてきた。 ストマの付きが悪かった部分から復水が漏れてきたらしい。 今後ダラダラ出てくるかもしれないし、溜まっても出てこないかもしれないと言われた復水は、どうやら少し溜まると出てくるようになったようだ。 確かに復水が抜けてから、毎日少しずつお腹の張りが強くはなっていた気がするが、昨夜出た復水が純粋に3日程度で溜まった量だとすると、抜けない場合1週間程度

          タケトピ徒然草 no.106

          タケトピ徒然草 no.105

          一昨日の夜は次男と深夜までバラエティー番組を観て、昨夜は長男とTVのライブを観た。長男と音楽の話をしたのは久しぶりだった。 長男はいよいよ私の時間があまり長くないことをおそらく知っていて、特に用事がなくても、いつも少しそばに座っていてくれるようになったが、具合が悪いと話す事も思い浮かばない。昨夜は本当に久しぶりに音楽を聴きながら歌を口ずさみ、息子との会話を楽しむ時間ができてとても幸せだった。 社会に何も貢献できず、良い行いをしてきたわけでもない自分にはもったいないほどの時

          タケトピ徒然草 no.105

          タケトピ徒然草 no.104

          昨日は鍋だった。腹水がなくなって、久しぶりにみんなと一緒に食卓に座れる。しみじみ、なんと幸せなことだろう。 今の自分にとって美味しいものが食べられるだけでも相当幸せなことなんだけど、その上家族に囲まれて食事ができるなんて。一度取り上げられ諦めた時間が、奇跡的に戻ってきた。 子どもたちと過ごす時間の有り難さも半端なく、声をかけることもままならない状態から、昨夜は夜中まで一緒にバラエティー番組を見て笑った。 神様がいると思って生きてきたわけではないが、今はトイレに座って一息

          タケトピ徒然草 no.104

          タケトピ徒然草 no.103

          緩和ケアに移行して1日目、特に意識しているつもりはないけど、治療するという意識は今よりいい状態にするということが目標になり、緩和という意識は今より楽になるという状態を目標に置くようだ。たいして変わらない気がしていたが、たった1日にしてこの二つには大きな違いがあると実感した。 ある意味諦め。治る事はないという事実を受け入れることは、わかっているつもりではいるがけっこう難しい。ただ、食べられないとか、歩けなくなるとか、治療を念頭においている時は怖くて仕方なかったが、ひたすら痛み

          タケトピ徒然草 no.103