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タケトピ徒然草 no.104

昨日は鍋だった。腹水がなくなって、久しぶりにみんなと一緒に食卓に座れる。しみじみ、なんと幸せなことだろう。

今の自分にとって美味しいものが食べられるだけでも相当幸せなことなんだけど、その上家族に囲まれて食事ができるなんて。一度取り上げられ諦めた時間が、奇跡的に戻ってきた。

子どもたちと過ごす時間の有り難さも半端なく、声をかけることもままならない状態から、昨夜は夜中まで一緒にバラエティー番組を見て笑った。

神様がいると思って生きてきたわけではないが、今はトイレに座って一息つくたびに感謝してしまう。

そして、毎日献身的に世話をしてくれる主人にも感謝しかない。人に弱音を吐くのは嫌いだし、面白くないことは言いたくないけど、主人には弱音が吐けるし面白くないことばかり言っている。こんな状態になった自分と一生懸命に向き合ってくれて、病気になってなければこんな関係にはなれなかったなとしみじみ思う。

今の状態でいられるのも長くはないことはわかっているけど、先のことを考えるとものすごく怖い。痛いことや苦しいことが待ち受けている未来にガッチリ囲まれていて、どこにも逃げられない。だから今日以上の未来は一切排除して、今の幸せだけを感じて過ごそうと思う。

幸いにも、二度目のチャンスを頂いた。感じる幸せは今までの何倍にもなった。今日も幸せです。みんなありがとう。

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