タケノコ

色々とやってきて現在スーパーの青果担当です。やりがいのある仕事です。良い仕事に巡りあっ…

タケノコ

色々とやってきて現在スーパーの青果担当です。やりがいのある仕事です。良い仕事に巡りあってラッキーでした。

記事一覧

観賞後、違う自分になっている映画①「カティンの森」

自分史上、最大級のトラウマ映画。 戦争映画ベスト1! アカデミー賞を総ナメした「シンドラーのリスト」がメロドラマに感じてしまうほどの救いのなさ。絶望感。痛み。喪…

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4年前
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映画「生きてるだけで愛」観賞レビュー

普通のことが普通にできない女の子が、ただただヒステリックに周囲を振り回してく映画だった。 ボクもそういう「普通のことが普通にできない」タイプの人間で、20代の頃は…

タケノコ
4年前

韓国映画について

ボクの韓国映画デビューは高校生の頃。 友人に誘われて行った「シュリ」だった。面白かったかどうかは覚えてないんだけど、チェ・ミンシクの鬼気迫る演技に鳥肌がたったの…

タケノコ
4年前

映画「ボーダー 二つの世界」レビュー【ネタバレ無し】

どんなジャンルの映画でどこにつれていかれるのか全く解らない映画でした。 そういう意味では「パラサイト」のポン・ジュノに近いかも。 主人公の容姿にぎょっとさせられ…

タケノコ
4年前

映画「ダイナー」を見て感じたこと。

DVDで観賞。 最初に断っておくと中盤以降、早送りでした。 オープニングからきつかった。 蜷川実花監督は映画的センスは皆無だと思う。ただただダサい。幼稚。作品に…

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4年前
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ドラマシリーズ「チェルノブイリ」観賞レビュー

今まで海外ドラマシリーズとよばれるものを最後まで見たためしがない自分ですが、この「チェルノブイリ」だけは2日で見終わった。 圧倒的リアリティーと脚本、演出のクオ…

タケノコ
4年前
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観賞後、違う自分になっている映画①「カティンの森」

自分史上、最大級のトラウマ映画。

戦争映画ベスト1!

アカデミー賞を総ナメした「シンドラーのリスト」がメロドラマに感じてしまうほどの救いのなさ。絶望感。痛み。喪失感。そして精神の荒廃。

ひとかけらの救いもない。

「プライベートライアン」が観客を戦場に放り込む映画だとしたら、この「カティンの森」は戦争を体験した人間が心に負った傷を怨念をこめて観客に刻みつけてくる。

凄まじい。その一言。

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映画「生きてるだけで愛」観賞レビュー

普通のことが普通にできない女の子が、ただただヒステリックに周囲を振り回してく映画だった。

ボクもそういう「普通のことが普通にできない」タイプの人間で、20代の頃は結構精神的に辛い時期があったけど、そういう辛さを、これでもかとがなりたてて、泣きわめいて当たり散らして、親切なバイト先のトイレをがちゃがちゃに破壊してる可愛い女優さんには共感できなかった。

主演の女優さんはエキセントリックな人間を鋭く

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韓国映画について

ボクの韓国映画デビューは高校生の頃。

友人に誘われて行った「シュリ」だった。面白かったかどうかは覚えてないんだけど、チェ・ミンシクの鬼気迫る演技に鳥肌がたったのは覚えている。

元々、映画好きで金さえあればレンタルビデオで洋画を中心に漁っていたが、これが初の韓国映画デビューだった。

「JSA」「チング友へ」と、ハリウッドのビッグバジェット映画をも凌駕する高いクオリティーと面白さにすっかり韓国映

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映画「ボーダー 二つの世界」レビュー【ネタバレ無し】

どんなジャンルの映画でどこにつれていかれるのか全く解らない映画でした。

そういう意味では「パラサイト」のポン・ジュノに近いかも。

主人公の容姿にぎょっとさせられるが、その理由は後々明かされる。これはファンタジーものか?と思っていると、ホラーになり、美しいラブストーリーになり(ホントに美しかった!)、スリラーになり胸を打つラストを迎える。

ボクの視点から見たこの映画のテーマは人種差別だと思う。

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映画「ダイナー」を見て感じたこと。

DVDで観賞。

最初に断っておくと中盤以降、早送りでした。

オープニングからきつかった。

蜷川実花監督は映画的センスは皆無だと思う。ただただダサい。幼稚。作品に込めるパッションが感じられない。

一番キツいのはそのダサさ。文化祭で学生が作ったような雑さ。あえて狙ってるんだろうけど寒いし痛々しいし、そういう演出にする必然性を感じられない。何て言うか一つ一つのシーンに対する志が薄っぺらい。浅薄。

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ドラマシリーズ「チェルノブイリ」観賞レビュー

今まで海外ドラマシリーズとよばれるものを最後まで見たためしがない自分ですが、この「チェルノブイリ」だけは2日で見終わった。

圧倒的リアリティーと脚本、演出のクオリティーの高さ。ミニシリーズなので五話完結というのもあるが、あっという間の約五時間だった。

終始絶望感を漂わせながら爆発事故、検証、隠蔽しようとする政府との対立、裁判と、緊張感が途切れる間もなく予想通りの救いのないラストへ突入する。

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