たけしと生活研究会

重度の知的障害のある「たけし」さんは現在23 歳。「たけしと生活研究会」では様々なゲストとともに「生活」「暮らし」を考えていきます。ともに住む、ケアだけではない関係性など、重度知的障害のあるたけしさんの生活を考えることは、私たち自身の暮らし方、生活を考える機会でもあります。

たけしと生活研究会

重度の知的障害のある「たけし」さんは現在23 歳。「たけしと生活研究会」では様々なゲストとともに「生活」「暮らし」を考えていきます。ともに住む、ケアだけではない関係性など、重度知的障害のあるたけしさんの生活を考えることは、私たち自身の暮らし方、生活を考える機会でもあります。

    マガジン

    • スタッフたちは考えるシリーズ

      たけし文化センター連尺町のシェアハウス&ゲストハウスを舞台に日々繰り広げられる生活の一幕、そこに関わるスタッフたちが生活や自立やシェアや人生のあれやこれやについて巡らせる思いや思考、それらが極私的かつ自由に雑多で気ままな文体で綴られていくマガジンです!

    • タカハシ 'タカカーン' セイジ「すごすはつらいよ」

      • 53本

      たけし文化センター連尺町3階のシェアハウスに、定期的に滞在している大阪在住タカハシ 'タカカーン' セイジさんの雑記です。くぼたたけしさんの同居人として、シェアメイトとして、タカカーンは何を思い感じるのでしょうか。

    • 「たけしと生活研究会」最新情報

      あらゆるジャンルのゲストをお招きし「生活」について考えるトークシリーズや、お泊まりチャレンジ会など、「たけしと生活研究会」最新情報を随時アップします

    • 「たけしと生活研究会」トークシリーズ・レポート

      「たけしと生活研究会」トークシリーズのレポートを随時アップしてます!番外編では「親なき後をぶっ壊せ」をテーマに熊谷晋一郎さん・テンギョウクラ・久保田翠の対談も収録。必見です!

    • 久保田翠が考えるシリーズ

      NPO法人クリエイティブサポートレッツ代表であり、くぼたたけしの母でもある久保田翠が考えるシリーズ。「家族」や「自立」、「生活」について日々の想いを綴ります。

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    【NEWS!】たけしと生活研究会MAGAZINE Vol.1 発行!

    2021年度「たけしと生活研究会」では、重度知的障害のある青年・久保田壮さんとその介助者たち、そして壮さんが街で出会った人々と協働して、ともに暮らすを考えるフリーペーパー「たけしと生活研究会MAGAZINE」を創刊しました。 「たけしと生活研究会MAGAZINE Vol.1」をお求めの方は、こちらのフォームよりお問い合わせください。 https://forms.gle/H4ugz8JyCDWvaynp9 「たけしと生活研究会MAGAZINE Vol.1」は、次のリンク先に

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      • たけしの自立 家から脱走!

        今日たけしが家から脱走した。脱走はいつものことで、せいぜい100m先の隣家に侵入して駐車場や庭の石で遊んでいるぐらいのものなのだが、今日は忽然と消えた。どこを探してもいない。 先週、へルパーさんが家に来てくれて、歩いてお出かけした。その時、2kmほど先のコンビニまでお散歩したと言っていたがまさか?? とにかく携帯だけもって、マスクも忘れて走り出した。 途中散歩している通りがかりの方々に「身長このぐらいのつなぎ着て裸足の男の子、見ませんでしたか?」と聞いて回った。 きっと皆

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        • きっちりしつづける

          たしか小学校低学年のころ、わたしはときどきてるてる坊主をつくり、晴れてくれと願かけをした。 それが叶ったあるとき、感謝するつもりだったのか、わたしはてるてる坊主に紙でつくった服を着せた。そしてそのまま、壁掛けのポケットに飾るかのように、収めた。 その後も何度かてるてる坊主に願掛けし、晴れたり晴れなかったりして、ワンピースだけだった服にエプロンがつき、そこに装飾が施され、王冠のようなものがつき、さらに家族も3人ふえた。てるてる坊主はとても簡単には捨てられないようなものに思えてき

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          • 1/16(土)「たけしと生活研究会」検証シンポジウムを開催します!

            【変更:1/16日「たけしと生活研究会検証シンポジウム」はyoutube配信のみになりました】 新型コロナウィルス感染拡大状況を踏まえ、2021年1月16日(土)13:30~18:00に浜松市商店界連盟会議室(浜松市中区鍛冶町124 マルHビル5階)で開催予定だった「たけしと生活研究会シンポジウム2020」はyoutube配信のみの公開になりました。 お申込み頂いた皆さま、申し訳ありません。現地開催はありませんのでご注意ください。 YouTube配信は以下のリンクから無

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          • ゲストハウス(ニューアート浜松)滞在記
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            たけしと生活研究会 ヒアリングを終えて

            2017年夏、夫が体調を崩したけしの介護ができなくなった。家族介護の崩壊である。 もともと、夫と私だけの介護は脆弱だった。なかなか入ることができないシショートステイ、使うことができないヘルパー。月曜日から土曜日の日中通える「アルス・ノヴァ」だけが頼りだった。(それも自分が立ち上げた事業所!) その後、支援会議が開かれ、何とかヘルパーさんに入っていただき、どうにかこうにか生活が回るようになった。しかしやはり苦しい。毎日綱渡りのような生活だった。 2018年11月に完成した「

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            【たけしと生活研究会トークシリーズ#6,#7,#8】開催のお知らせ

            #6 「健康は何のためか?」 ゲスト:西川勝(臨床哲学者) 日程: 2020年11月19日[木] 18:30−20:30 場所: たけし文化センター連尺町(静岡県浜松市中区連尺町314-30) ◆「のヴぁてれび」Youtubeチャンネルで配信も予定しています。 ▼内容 生きていく上で、健康でいることは大切なことです。しかし、健康ばかりを気にしていると、制限が多い「健康のための生活」に囚われてしまいます。本来、健康であることは、手段であって目的ではないはずです。今一度、何のた

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            「生活」し、時々で私が想ったこと。

            2017年1月22日 夜遅くまで浜松中心市街地にある、 『「表現未満、」実験室』でイベントがあって、車を転がして職場に戻って行く中、飲み屋街に往来するイケイケなお兄ちゃんやお姉ちゃんを車から眺めていると、最近色んな人に話聞いてもらっている事がモクモクと湧いてきて、自分で自分に問いかけをしている自分を見つけました。 それというのも、至極単純な話で、決してイケイケなお兄お姉を否定して自己満足しているという事ではなく、当たり前なんですけどイケイケなお兄お姉の楽しみな顔から「楽しそう

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            「女」ブーム

            さいきん私に「女」ブームが来ている。 きっかけは「表現未満、Webマガジン」に掲載された、作家の川内有緒さんが書いたエッセイ、「その名を呼びながら~クリエイティブサポートレッツの断片集~」である。 これは、たけし文化センターに滞在した川内さんのたけぶん体験記なのだが、筆の力ってこんなに確かに存在するんだ!と心底びっくりした。出会って見聞きしたことと時間と記憶と自分の奥底の大事なところを絹糸でつなげて織り上げる感じというか。ああもう、私には書く力がないのがもどかしい。全然うまく

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            シェアハウスでシェアしたものについて~自立ってなんだ~

            ~わたしの場合~ 私は自立って何?と聞かれたら、自分で選択できることだ、ととりあえずは答える。 卒業後の進路を決める、1人暮らしするか決める、誰と結婚するか、結婚しないか決める、今日どんな服を着るか決める、夜ご飯何食べるか決める、とか。そういう選択を自分でできるようになることが自立だと思っている。経済力とか精神的な成長が、自立をするための力だと思う。 私は成人して職も得て、1人暮らしもできる。自立した人間っぽい。でも転職とか、誰かと暮らすかとか、人生にはとにかく選択しな

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            「ウンチ奇談」

            ある気づき数年前にふとした気づきがあってから、そうではないかという思いが拭いきれず、頭から離れないある考えがある。順を追って説明しよう。トイレで用を足しているときに、ふと匂った、そして思った「俺のウンチが、たけしのウンチの匂いに似てきてる?」。似ていることは確かだった。それが以前からそうだったのかどうか。確かめる術はないのだけれど、きっと違った気がした。もちろん、その時々の体調によって匂いは違う。けれどそれ以降トイレでやっぱりそうだと思うのだった。「俺のウンチは、たけしのウン

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            たけしの自立7~日曜日。ま、これが日常

            今日は日曜日。 たけしがいる。 朝からお菓子の要求が激しい。 シェアハウスではお菓子はない。 家はお菓子がふんだんにもらえて、それを食べるでなく、おもちゃにして遊べる場所。 食べ物で遊んじゃいけないと親から教わったし、姉にはそう言ってきた。 しかし、こ奴は、お菓子で遊ぶ。 家というところはそれができると思っているようだ。 この習慣は変えられない。それなりにやめさせようとしてきたが無理だった。 石、入れ物、お菓子はある意味セット。 石がせんべいやグミに代わっても、入れ物に

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            タレント事務所、アルス・ノヴァ

            NPO法人クリエイティブサポートレッツ(以下レッツ)のホームページをみると、障害福祉サービス事業所「アルス・ノヴァ」(以下アルスノヴァ)の利用者の紹介ページに「タレント名鑑」とあった。名前のほか、それぞれのこだわりや好きなこと、あだ名なんかが書いてある。ここに来た当初はあまり気にとめてなかった、この「タレント」という紹介の仕方、約1カ月の滞在を経て、いまジワジワきている。 私は滞在中、基本はアルスノヴァでぼーっとしたり、本を読んだり、利用者に「ねえお菓子ちょうだい」って言っ

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            ひと交差点

            友人に今、重度知的障害の人と一緒にシェアハウスで暮らしているよ~というと、やっぱり大抵おどろかれる。たけし文化センター(以下たけぶん)のように、障害のある人と観光客が一緒に暮らせるシェアハウスを提供しているところは、私も他に聞いたことはなかったので無理もないと思う。 実際きつくない?とも聞かれるので、実際のところを考えてみた。 確かにちょっと、気になることはある。たけしの食べこぼしが多いので床が汚れやすい。同居人がトイレを我慢できなかった時、リビングに匂いが漂うことがある

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            重度知的障害者と暮らしてみたら、特にやることがなかった

            本当になかった。これは私も意外だった。 一緒に暮らしてみる前は、そうはいってもトイレや食事の介助のお手伝いをすることになるんだろうなー、さぞ、大変なんだろうなーと思っていた。重度知的障害者と住むってことは私も「支援者」になるんだろうなーとか思っていた。でも私が今、同居人と築き上げつつある「関係」はそういうものではなかった。 ひとまず、私の今の住まいについて紹介する。 私は今、たけし文化センター(以下たけぶん)3階にあるシェアハウスで暮らしている。シェアメイトは久保田壮(た

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            たけし君の散歩

            たけし文化センター(以下、たけぶん)は浜松市中区連尺町という、どえらい中心部にある。しょっちゅう後ろを歩くスーツきたおじさんに舌打ちされているくらい歩みのトロい私でさえ、たけぶんから浜松駅には徒歩5分だ。 たけぶんが「まちなか」にあるのは、理由があるそうだ。 連尺町にたけぶんが建ったのは2018年のこと。この立地を選んだのは16年におきた相模原の知的障害者の福祉施設での殺傷事件も無関係ではなかった。「重度の障害者には生きる価値がない」とした犯人の優生思想には、私も戦慄(せん

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            たけぶん滞在記

            私が「たけし文化センター連尺町」(浜松市、以下たけぶん)に着いたのは、9月上旬で、外にいるとうなだれてしまうほどの猛暑日が続くころだった。 たけぶんは浜松駅からすぐそばの、「まちなか」にある。 浜松市に初めて来た私も、グーグルマップを頼りにして10分程度で迷わず到着できた。それでも、昼過ぎの浜松は暑かった。額にも背中にも汗をぐっしょりかいてしまった。 「たけぶん」は、重度の知的障害など、さまざまな障害のある人が過ごす障害者施設「アルス・ノヴァ」と、音楽スタジオ、シェアハウス

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