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美作88ヶ所霊場めぐり

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令和3年7月から、地元美作地域の88ヶ所霊場を巡礼しています。 私感、写真などで綴っています。 時には俳句なども。
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美作八十八ヶ所霊場めぐり 21番札所 豊楽寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 21番札所 豊楽寺

8月26日。
岡山市北区建部町の豊楽寺におまいりしました。八十八ヶ所の中で唯一美作地域にないお寺。
ざっくり美作地域を限定すると、東は美作市で兵庫県との県境、西は真庭市で新見市との市境、南は久米南町、北は真庭市蒜山地域か鏡野町、津山市阿波地域の鳥取県との県境となるのではないかと思われる。
歴史的にも今の岡山県が備前、備後、備中、美作と分かれていたときの名残で、美作地域の人たちはとても誇り高い、そし

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 31番札所 清水寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 31番札所 清水寺

ご本尊は、十一面観音菩薩。
御詠歌は、旅人と むすぶちぎりを 忘るなよ 都もここも きよみずの寺清水寺と書いて
せいすいじ
京都にある観光地としても有名なのが、きよみずでら。
御詠歌でも京都の清水寺と並べて詠われている。

真庭市で有名な醍醐桜はこの奥まったところで、この清水寺は、観光資源として開発していたのではないだろうか。

備中川支流の渓流の橋を渡ると、やけに看板が多い。

旭川源流の碑をは

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 32番札所 正光寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 32番札所 正光寺

8月24日。
真庭市関の正光寺におまいりしました。
ご本尊は、阿弥陀如来。
御詠歌は、あな不思議 弥山にみ光 かがやきて ともにまいらん 弥陀の浄土に

美作八十八ヶ所霊場めぐりの冊子に
このお寺の名前を見つけて、行きたいと思っていた正光寺さま。冊子に掲載されている写真は、檀家の人たちが年に何度か集まっているところの写真。しかも雨に日に撮影されたもので、客殿前に臨時の傘かけを設置したものと思われ、

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 30番札所 遍照寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 30番札所 遍照寺

8月24日。
真庭市栗原の遍照寺におまいりしました。ご本尊は、十一面観世音菩薩。
御詠歌は、なむ大慈 大悲無量の観世音 よわきわれらを助けたまわな

真庭市から高梁市に通じる国道313号、北房に向かうと途中から少し奥に入ったところにある。
きれいに整備されたお寺。

私は、このお寺に縁があるとも言い切れないが、無くもない。
多少なりとも思い入れはあるが、ゆっくりと境内をめぐったのははじめてだ。

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このお寺
正光寺と言います。お寺の名前の前に、〇〇山〇〇院と着くのが正式名称なのでしょうか。
私の『高野山真言宗 美作八十八ヶ所霊場会 美作霊場めぐり』の冊子には、このお寺の名称は「不思議原山 正光寺」とあります。
不思議原山なんてすてき。
私も不思議なご縁でつながったようです。

真夏にピンクの花をたくさんつける、百日紅があまり好きではなかった。
百日紅はお釈迦さまが産まれた時の話にまつわる「アソッカ」の花に似ているという。
それを知ると暑苦しい花も好きな花の一つになってしまうのが不思議。
百日紅が私の中ではアソッカになっている。
真庭市栗原の遍照寺にて。

美作八十八ヶ所霊場めぐり 4番札所 榮德寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 4番札所 榮德寺

8月23日。
美作市田殿の榮德寺におまいりしました。ご本尊は、阿弥陀如来。
御詠歌は、手をとりて 共に行かんと栄徳の 鐘清みわたる瀧つ山べに

とても落ちつくお寺でした、日差しがきついにも関わらず、木陰で観音さまがきれいなお顔を見せてくれました。
石で作られた観音様は、静かに目を閉じておられ木々の生い茂る山を背に立っておられた。

とてもきれい。
観音さまのお顔をみるとどうしてこんなに落ち着くのだ

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 5番札所 遍照寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 5番札所 遍照寺

8月23日。
美作市山口の遍照寺におまいりしました。ご本尊は、弘法大師。
御詠歌は、花も実も さずけたまわん 此の御堂 参りてたのめ 老いも若きも

はじめに言っておく。
なんだか怖くて早く帰りたかったお寺。そんなの初めて。美作市山口というところは、熊の出没情報もある所、圃場の周りには高い頑丈な柵も施されていて「熊に注意」の看板もある。

何というか、、、荒れたお寺。
『美作霊場めぐり』の冊子には

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 3番札所 光明寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 3番札所 光明寺

8月23日。
美作市和田の光明寺におまいりしました。ご本尊は、如意輪観世音菩薩。

岡山県道51号は、美作から奈義にぬける交通量の多い道。
県道をごうごう、車がゆく、その音を下に聞き荘厳なお寺が高台に立つ、それが光明寺。
駐車場は、お寺に上がる石段を少し上がったところで、お寺に上がるには、長い石段を上がるしかない。

登る前は、わああ、と思っていたけれど30段くらいだった。
何とか大丈夫。
石段を

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 6番札所 普門寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 6番札所 普門寺

8月23日。
美作市江見の普門寺におまいりしました。ご本尊は、十一面観世音菩薩
御詠歌は、名も高き 普門の寺の 鐘の音に 衆生は続く 法の坂道 南無大慈観世音 南無大師遍照尊

暑かった夏。
かと思えば、長い長い雨。
ニュースで報じられる、大雨や川の増水、やわらかくなった地盤の被害にあわれた方には、心よりお見舞いを言いたい気持ち。
また、このおかしな気候に翻弄される農業者の方など、たくさんの人たち

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真寿庵通信。空海19歳

真寿庵通信。空海19歳

昨日に引き続き、『空海の風景』の話。
とうとう
空海の伝説、明星が空海に降りてきたの件。大学を1年ばかりで辞めた空海、辞めたと言っても、今で言う学部を変わった実習に出たという感じだろうか。
いくつもの、宇宙を探す空海だが険しい山河を探し求め、ふるさと四国への旅となる。
今で言う香川県の佐伯氏の出だとされる空海だが、向かった先は四国山脈を越えた土佐。
四国山脈の厳しい山々や崖を上り下りし藪をかきなが

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真寿庵通信。空海の風景を読む

真寿庵通信。空海の風景を読む

午前中、新型コロナウイルスワクチン接種一回目をした。
特別変わったことなし。

午後から、先日BOOKOFFで格安で手に入れた『空海の風景』を読むことにした。

座って読んでいたのだが、いつのまにか寝っ転がる。楽ちん楽ちん。
件の本は、まだ読み始めで、空海が生まれ幼少期を過ごした四国、善通寺あたりの海の風景、満濃池付近で過ごし、空海が空海である要素が、この時期にはすでに形成され、遣唐使をも身近に感

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 36番札所 等輪寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 36番札所 等輪寺

8月10日。
真庭市上市瀬の等輪寺におまいりしました。ご本尊は、地蔵菩薩

初めての納経帳ダブル押しのページができた。
というのも、7月13日に木山寺を訪れた時に、木山寺の住職さまが押してくれたもの。
でも、そこへ行くのは初めて。

駐車場から見たお寺全景。

山の中の古寺といった感じで、私の口をついて出たのは。
♪山寺の和尚さんは、鞠はつきたし鞠はなし、ネコを紙袋に押し込んで、ポンとけりゃ、ニャ

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美作八十八ヶ所霊場めぐり 77番札所 聖徳寺

美作八十八ヶ所霊場めぐり 77番札所 聖徳寺

8月8日。
津山市小田中の聖徳寺におまいりしました。ご本尊は、聖徳太子
御詠歌は、ほとけいで はなふるよるには、ありけるに とおきくにとは なにおもうらん

われいさま
と言う言葉は聞いていたが、聖徳寺さまに来るのは初めてで、何かイベント的なものがこの日あったのか若い人が多い。多いと入っても10人ほどかな。
でも
10人でも多い、今まで行ったお寺はほぼ私1人だったから。

秋には大きな行事があるら

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