見出し画像

美作八十八ヶ所霊場めぐり 77番札所 聖徳寺

8月8日。
津山市小田中の聖徳寺におまいりしました。

ご本尊は、聖徳太子
御詠歌は、ほとけいで はなふるよるには、ありけるに とおきくにとは なにおもうらん

われいさま
と言う言葉は聞いていたが、聖徳寺さまに来るのは初めてで、何かイベント的なものがこの日あったのか若い人が多い。多いと入っても10人ほどかな。
でも
10人でも多い、今まで行ったお寺はほぼ私1人だったから。

秋には大きな行事があるらしい。

手水舎の龍も暑そう。
水は出ておらず、干上がっている感じ。

お寺の北の端に鐘楼堂がある。
本堂前の百日紅が色を添える。きれいだわ。

そして鐘楼堂に近づくと

風鈴のある景色。
灼けるような夏日に風鈴はよく合うわ。
でも、その時風が止まっていて、コロンと音も出さない、一回もならない。

本堂

ここで何か行事をしてる感じで、比較的若い人が数人一度に出てきた。
そこで
お寺の奥さまらしい方がいたので会釈をすると
何か御用ですかみたいなお顔をされるので
「八十八ヶ所めぐりをしていますので、後ほどご朱印をお願いします」
と言うと、押してきますとのことでしたので、お預けして、境内を歩く。

聖徳太子がご本尊とは、、、
実在した人物です。
そういわれれば、お大師さまがご本尊のお寺もあるし、聖徳太子がご本尊でもめずらしくないわけか?

伝えられているお話では
「この地は昔、聖徳太子が来られた土地で、ある時快上人が、夢を見られ聖徳太子を奉るように告げられました〜〜〜〜当寺の本尊として安置しました」
とある。

お寺で
夢にまつわる話は結構多い。

宗派は違うが、美咲町にある夢中山幻住寺もそうだ。
命名は後醍醐天皇。
後醍醐天皇は元弘の乱で隠岐に流される時に、岡山県を通ったのだが、道中津山、院庄に滞在時夢枕に老僧がたち「きっと救われます」と言ったそう、その老僧は西の方角にある山の僧ですと言い、後に後醍醐天皇が隠岐島を脱出するのに成功し京に戻ったが、夢枕にたった僧のいるお寺に夢中山の号などを御下賜したと言う。

夢中山・幻住寺
夢の中にある山、幻の住むお寺。。。
なんと、幻想的な名前ではないか。

ちなみに
幻住寺には水琴窟もあり、不思議な音を聞かせてくれるので、一度足を運んでみるのもいいかもしれない。
余談にになってしまったが、夢中山・幻住寺と彫られている石

全国を探せば、興味深いお寺名や号があるかもしれないなあ、と思った次第。

さて
本題の聖徳寺


平和観音

奥さまが、ご朱印帳を持ってきてくださいました。
菊の御門は初めて。

お墓参りの方も、ご本尊におまいりしてからにしましょう、と喚起していた。

青木山 寂静院 聖徳寺
津山市小田中1416。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?