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「WOW(ワオ)!」という感情が求められる時代

こんにちは!都内の某採用・組織コンサルティング会社勤務の奈良です。

今回はタイトルにもある通り、「「WOW(ワオ)!」という感情が求められる時代」という内容となります!

結論からお伝えすると、タイトルにもあるように、これからの時代で大事になっていくことは「WOW(ワオ)!」という感情や感覚だと思っています。特に日本がこれから世界に対して再度仕掛けていくためには、少なくともここがかなりカギになるのではないかと個人的には思っています。(仕事柄、人の感情などを扱う仕事というバイアスもあるかもしれませんが…汗)

ちなみに、理由としてはシンプルで、大きく2つあります。1つ目が「AIなどが高いクオリティのアウトプットやバリューを創り出せる時代になってきているから」。2つ目は「小国の日本がグローバルな世界線でスケールしてビジネスをしていくためには、価値観や言語や宗教を超えた全人類の共通感覚に働きかけていくことが必要だから」です。

上記のような理由から、感動の映画を観て万国共通で全人類が感動するように、まさに人の感情にどれだけ”揺らぎ”を与えていけるかがこれからの時代においては求められていくと思います。(その分かりやすいイメージとして、今回は便宜上「WOW(ワオ)!」と表現しています。)

では、具体的にどのように人の「WOW!」という感情を生み出していけるのか?まだまだまとまりきっていない部分もあるのでMECEではない部分はご容赦いただければと思いますが、「科学的アプローチ」「アート的アプローチ」「宗教的アプローチ」の3つから現時点での自分の見解をまとめてみました。

科学的アプローチ

昨年から、個人的に「心」「在り方」「マインド」「精神世界」といった、少しスピリチュアル方面についてさまざまな情報収集や考え方のインプットをしてきました。とはいえ、どれも科学的ではなく、すべてしっくりくるようで理解しきれない感覚もあり、これらを科学的なアプローチから理解したいと思い、最近関心が強いのが「量子力学」という分野です。

Amazonでいろいろ本を読んでいる中でも、最もわかりやすく理解できたのがこちらの『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』という書籍です。(このあとに記す内容もこの観点をベースにしているので、よくわからなかった方はぜひ一度こちら読んでみて下さい。めちゃ面白いですし、自分の意識と行動変容がかなり進み、現実が変わっていきます。)

まず、結論しては「新たな素粒子の波を受け取り、素粒子レベルで別のパラレルワールドに移動する体験をつくる」という解になります。なんのことやねん…という方も多いと思うので、詳細は本を読み漁ってほしいですが、簡単に以下で説明をしたいと思います。

まず、この世界の本質について。この世界の最小単位は「素粒子」になります。我々の身体や、さらには脳から芽生える思考や感情すらも、素粒子から構成されており、目の前のPCや机なども素粒子によって構成されています。ですから本来我々の身体も素粒子レベルで見ると、素粒子の集合体であり、実はスカスカの空洞状態であると言えるのです。

つまり、素粒子という目に見えない世界にこそ、日々の現象の理由や、さらには到底説明のつかないような理屈すら説明するカギがあると言えるのです。たとえば、スピリチュアル界隈でよく言われる「気」や「エネルギー」「波動」といったものも、実は自分自身が素粒子をどう捉え、素粒子の総量や組み合わせを変動させ、調整したものを波長として周囲に放出させたものが「気」「エネルギー」「波動」として相手に伝わり、結果的に相手がそれらを素粒子レベルで認識したものが思考となり、感情として残り、現実が変わるというメカニズムなのです。詳しくは書籍を読んでみていただきたいですが、まさにパラレルワールドを行き来するようなことすら可能なのです。

ですから、これまで相手が認知や観測をしたことがない素粒子のカタチ(総量・組み合わせ・波長)を感じることができたとしたら、これは新たな波長・周波数として相手の素粒子が認識し、結果的に「WOW!」という感情を生み出すことができる可能性があるわけです。外的な素粒子を変動させることはできませんが、自分の素粒子をどう扱うかは自分次第でコントロールが可能です。ここがまず1つ目のアプローチと言えます。

アート的アプローチ

続いてはアート的アプローチ。これは非常に難しいのと自分もまだ書籍などを読んだこともなく、最近見た動画で出会った概念になります。はじめにこちらの動画をご覧になったほうがこの後の話がよりスムーズかと思うので、ぜひご覧ください。めちゃくちゃ自分の思考や見方が拡張し、非常に考えさせられる面白く斬新な内容、そして空間や波動を感じる動画です。

どういうものかというと、「我々が認知する世界に、新たな世界を追加することができれば、我々は新たな世界を認知することができるようになる」というものです。

具体的には、我々は普段、この世界を写真のように空間を把握していますがが、実はこれは本質ではないということなのです。つまり、歴史的な背景を辿ると、ルネサンス期の前にピンホールカメラが発明されました。そこから我々は「客観的に空間的な認知の仕方」を人類として獲得しただけの可能性もあるとも言えるわけなのです。ですから、この世界をレンズのように見ていることすら、実は本質ではないかもしれないということなのです。裏を返すと、我々が認知する世界が増えたことにより今の価値観や世界が広がっているとも言えるし、逆にもっと別の認知ができれば全く新しい世界を見て感じることもできるとも言えるわけなのです。

動画内に即して表現するのであれば、私たちが普段からある種のレンズを通して世界を見ることは、すなわち「自分と世界の間に境界を生み、レンズの先で動き続ける世界を認識することで自らの身体性を失い、ある種の催眠状態に陥っているとも言える」はずです。

とするならば、「世界を認知するレンズを変える」か、はたまた「レンズという概念を超越したもので世界を認知する」かのどちらかによって、人の新たな「WOW!」という感情に紐づいたヒントがあるのではないでしょうか。

実はそれくらいダイナミックな変容をしない限り、科学的にも人間の感情はなかなか新たなものを感じづらい特性があるとも言えます。具体的に説明すると、そもそも感情は何から生まれるかというと、脳の扁桃体(へんとうたい)が感情形成に密接に連動しており、偏桃体が下した評価が結果的に感情というメッセージとして身体に影響をし、そのように認知するという仕組みなわけです。そして、人類が生存して種を残すためにはこの感情は「スピード重視」で生まれます。例えば、あとでよく見たら実はヘビのおもちゃだと気づくこともあるけれど、本当に毒ヘビだった場合のリスクに比べたら、その程度のミスは問題にならないため、感情として条件反射的に危機意識を優先的に感じるようになっているなどがあります。なので、認知する世界を追加するくらいダイナミックな変容が起きない限り、基本的には人の感情は体感したことがないような新たな揺らぎを体感することはそうそうないとも言えるでしょう。

宗教的アプローチ

3つ目の宗教的アプローチとは何かというと、「自分定義によるオリジナリティを追求する」というものになります。これは最近読んだ2冊の書籍からいろいろ考えるヒントをいただけたものになるので、以下で紹介したいと思います。(どちらも非常に面白く、日々のモノの見方や考え方をアップデートし、ビジネス戦闘力を高めながら運も掴むためのヒントが詰まっています。)

結論からお伝えすると、自分という存在はn=1であり、確実に唯一無二の存在であります。ということは、前提としてすべての人との出会いや人から得られる影響というものは本質的には「WOW!」という感情と紐づいて然りということなのかもしれません。そのような意味では、自分由来のオリジナリティというものを追求していくことが、それ自体で人の感情に”揺らぎ”を与えうる道筋になるということなのかもしれません。

ただ、日々の生活の中ではどうしても他人と自分を比較して「自分ってなんで何もないんだろう…」とか「あの人はすごいのに自分は…」と悲観的な気持ちになる人も多い印象です。

だからこそ持っておけると良い発想としては、俯瞰をして自分を見たうえで自分自身がオリジナルな存在であることをメタ認知し、「自分の中でこれがOK」という尺度を持つことです。すなわち、自分の中の尺度や秤を大事にするということ。

科学的アプローチでご紹介した素粒子と近い考えになりますが、自分で自分を認め、自分らしさを承認したうえで、「私がやりたいようにやる」というスタンスを突き詰めていくと、自分オリジナルな粒子が波動となって周囲にも伝播しはじめ、結果的に世間の価値観や評価から逸脱した「自分定義」の世界観で相手の感情を揺り動かすことができるのではないでしょうか。

社会の常識やルールよりも自分を上に置き、そこに共鳴してもらうイメージですね。

ある意味で宗教もこんな感じですよね。独自の正義や価値観に共鳴する人たちが集まり、熱狂するあの感じ。企業においても、「パーパス」などが一時期流行りましたが、やはり強烈な思想を持ち、それを求心力にする組織に人は心動かされ、共鳴し、共に未来を歩みたいという感情になるのでしょう。まさに「自分宗教」を布教することも、「WOW!」への道筋の1つなのだと思います。

3つのアプローチのまとめ

3つほどご紹介いたしましたが、それぞれどんなイメージかをまとめると以下のような分類に分けられる気がしています。

【パターン①:科学的アプローチは「素粒子の共鳴」】
相手の素粒子から発せられた波動に影響を受け、自らの素粒子が共鳴し、素粒子がチェンジしていくことを通じて、相手との接触時間を通じた「体験価値」を感じ、「WOW!」の感情が芽生える状態。順番としては、素粒子の共鳴が先であるため、「感情」や「体験」が先にきて、そのあとで「見方」や「在り方」の変化がくるようなイメージですね。

【パターン②:アート的アプローチは「見方を変える」】
自らの中にある固定概念が拡張し、メンタルモデルの書き換えられ、結果的に新たな世界を手にすることができる状態。思考の拡張と新たな世界の追加という変化が起きるとも言えますね。こちらは「見方」や「在り方」が変わることが先で、その後に「WOW!」の感情が芽生えるような順番のイメージですね。

【パターン③:宗教的アプローチは「求心力で引き込む」】
これはパターン①の科学的アプローチと近しいですが、自分のオリジナリティを追求した先に相手がそこに共鳴することで「WOW!」の感情が芽生える感情変化の状態です。自分を変えることで相手を変えるようなものよりは、自分を中心にした求心力に相手を巻き込んでいくようなイメージがこのパターン③の特徴になるようなイメージだと思います。

実際の現実世界に置き換えると?

では、これらを具体的にどのように使い分けていけばよいのでしょうか?私の本業でもある「新卒採用」の領域で考えてみましょう。

たとえば「プレゼンテーション」。合同説明会や会社説明会などで行う機会があると思います。このプレゼンテーションも、実際に同じ内容を話していたとしても、話す人が変われば結果が変わり、さらには同じ人が話してもその時々の状態に応じて結果がガラッと変わります。この現象もまさに今回のメカニズムで説明が付きます。

科学的アプローチで説明するならば、プレゼンを行う自分自身がどのような周波数帯(パラレルワールド)に自分を移動させるか次第で、相手が受け取る素粒子の波長が変わり、結果が変わるということです。分かりやすく伝えると、「相手を楽しませよう!」という周波数帯を意識していると、そこを踏まえたプレゼンスタイルになることで結果的に楽しい波動が伝えるでしょうし、「相手に自社に入社したくなってもらおう!」という周波数帯を意識すれば、そこに紐づいた波動が伝わるイメージです。ですから、自分の意識の周波数帯をどうコントロールするかが非常に大事であるということです。逆に、よく「プレゼンではベクトルを相手に向けよ」と言われますが、ベクトルが自分に向くと相手には何も届かないということなのでしょう。

アート的アプローチで説明するならば、プレゼンの聞き手の中にはまったくなかったような新しいレンズを手にすることで、新たな世界を見れるようになること。分かりやすく表現するならば、「固定概念」「常識」といったメンタルモデルを拡張する体験を通して、ガラッと世界観をシフトチェンジするようなイメージです。会社説明会などのプレゼンでも、情報を伝えるだけでは人の感情は動きません。それよりも、「そんな考え方したことなかった…!」といった新たなレンズで世界を見れるような体験を提供することがとても大事なのです。

そして、宗教的アプローチで説明するならば、圧倒的な会社や個人の思想を純度120%で相手に浴びせることで、そこに相手が共鳴しはじめるという現象です。まさに説明会などでも「社長の生き様や価値観」「会社の理念やビジョン」といったものを純度高く浴びせることで、相手がそこに共鳴し、勝手に熱狂し始めるイメージでしょうか。よく経営者の方とお話しさせていただくと「理念やビジョンが伝わらないんだよね~」という相談をいただくことも多いですが、実際には「経営者自身が心の底から本気で確信している理念やビジョンになっていない」というのが原因のことも多い気がしています。ここはまさに純度が120%になりきっていないことが起因していると言えます。

クロージング

まだまだ思考もまとまりきっておらず、若干見切り発車で書いたものになりますが、今回の内容が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。ぜひ一緒にこれからの時代をよりよいものにしていきながら、日本という国がさらに勢いに乗れる状態を一緒に作っていきましょう!最後までお読みいただきありがとうございました!

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