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信じてくれる人がいる人がいるということ

ビリギャルこと小林さやかさんの講演会に行ってきた。

本も映画もあれだけヒットを飛ばしたのでいまさら説明する必要もないと思うがビリギャルというのは偏差値30の女子高校生が塾講師・坪田信貴さんの指導を受け、わずか一年半の勉強期間で慶応大学に合格するというストーリーである。


小林さやかさんは現在31歳で学生や保護者に向けてさまざまな教育機関で講演をしているらしく、終始話としては引き込まれる話が多かった。

数あるエピソードのなかでも特に私が共感したのは自分を信じる人がいてくれることがいかに人生を変えたかという点だ。


小林さやかさん講演で言っていたのだがビリギャルの本当の主人公は私ではないという話である。

ではいったい誰なのかというと彼女のお母さんである【ああちゃん】である。



ビリギャルのサクセスストーリーは塾講師である坪田信貴さんの影響ももちろん大きかったのだがそれ以前に彼女を支えてくれた「ああちゃん」の存在がなければ成り立たない。

一言で言えばあーちゃんはなにがあっても彼女の可能性を心の底から信頼してくれていたのである。

彼女がどれだけ成績が悪かろうと、校則違反で学校から頻繁に呼び出されようとも、父親や親戚にどれだけ甘やかしすぎだと教育に対する姿勢を反対されようともあーちゃんは彼女にずっと

さやかは絶対世界一幸せになれるよ」という言葉をかけ続けたというのだ。

それだけではない

彼女がどれだけ非行に走っても、彼女に対して学校の先生が否定的な意見を言おうとも

「でも先生、こんなに良い子はいないと思いませんか」

と頑なに反論し続けたらしいのだ。


あーちゃんのあまりにも強固な姿勢に周りからはモンスターペアレントだと言われたこともあったらしいのだが私は違うと思う。

あーちゃんは世間の常識という曇りメガネで彼女を観ず、心の底から彼女の可能性を信頼していたのである。


母のそのような姿勢を間近で見て、小林さやかさんは二度とああちゃんを困らせることはしないという絶対の誓い立てたのである。


親としても、指導者としても、コーチとしてもあーちゃんの在り方というものはとても感動する。




今自分を信じてくれる人はいるだろうか。

いるとしたら今その人にどれだけの愛と感謝を持てるだろうか。



小林さやかさん自身が語ったビリギャルのストーリーもとても学びになるので是非読んでもらいたい。


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