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「この土地っていいと思います?」⑦

昨日は、「いい」土地なのかどうかを
判断するために大事なポイントとして
いきなり土地から探すのではなく、
建物から考えるのがスムーズですよ。

そんなお話でした。

土地がなければ、計画だってできないはず。
そんな風に考えるかもしれませんが。。
この発想の転換が、あとあと効いてきますから。

詳しくは昨日のお話をご覧ください。

今日は、土地探しをするときに、
共通して気を付けた方がよいことについて
いくつかお話しておきたいと思います。

それって、「いい」土地じゃない可能性も
あったりするので。。

まず一つ目は、「高低差」です。

どこかに高低差があると、いろいろと
考えなくてはいけません。

例えば。
道路と敷地に高低差があるとしましょう。

敷地の方が、2mほど高くなってる場合、
道路から家へアクセスするのに階段がいる
というだけでもなくて。。

その高低差を解消するために、コンクリートの壁
(擁壁)が必要になることが多いです。

その擁壁って、実は結構な金額してしまいます。
長さや高低差によりますが、10万円単位ではなく、
100万円単位か、それ以上の場合も。。

2500万円で購入しても、擁壁含めたら、
3500万円になることだってあるわけです。

つまり。
もし、その土地を割安に購入できたとしても、
擁壁分が必要なわけですので、土地の金額が
擁壁含めた金額になるのと同義になります。

結果、相場より高くなることもあり得ます。

おそらく、擁壁つくらないと、敷地を有効に
活用できない可能性が高くなります。

アイデアとして。
30°勾配の法面にすることで、擁壁をなしにする
なんてアイデアもあったりしますが
敷地に余裕がないと、家を建てる範囲が狭くなります。

擁壁をつくらず、建物基礎を高くすればいい
それも一つのアイデアですが、その分、
建物は割高にはなりますから。

注意したいですよね。

それと。高低差の中でも、道路との関係は
何とか工夫できるのでよいとして。。
少し厄介なのは、隣地との高低差です。

隣地が低い場合であれば、先ほどお話した
道路と同じく、擁壁をつくれば解消できますが、
隣家が高い場合は困ることに。。

特に、隣家が2m以上高い場合は大変です。

新しい擁壁でできていればよいのですが、
古い擁壁だと、その安全性が担保できない。。

そうなると。
隣家の擁壁が崩れた想定をして、
土砂が流れ出ても困らないような土留めの
設置が必要になります。

これまた、結構な金額しますし、圧迫感も。。

なので。
敷地とまわりで高低差がある場合、
その対策費が必要なので、しっかりそれを
見越して、購入すべきかなと思います。

その他の注意事項は明日に続きます。

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