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そろそろ新しい都市が造られるとき。

THE LINEという都市構想をご存知か?

The Line は、サウジアラビアの Tabuk の Neom に提案されているスマート リニア シティであり、現在建設中です。この都市は、車、道路、二酸化炭素排出がないように設計されています。

引用元:Wikipedia

地球版コロニー型未来都市。
発想はまさにガンダムのスペースコロニー。

まさに未来都市。現代版ノアの方舟とでもいうような圧倒的なスケール感。
人類は地球資源を食い尽くした後、宇宙進出するのがガンダムの世界観だが、サウジアラビア王国で進む大規模なスマートシティプロジェクト「NEOM」が計画しているTHE LINEはあくまでクリーンエネルギーを循環させた二酸化炭素排出量ゼロの未来都市の建造を開始している。
地球規模での巨大なプロジェクトが進んでいる。

今回の発表では、幅200m・全長170km・高さ500mという、〈THE LINE〉の最大の特徴が明らかとなった。 〈THE LINE〉は最終的に900万人の受け入れを予定していながら、面積は34km²という、他の同規模の都市と比べても突出した密度を誇る。

引用元:TECTURE MAG
機動戦士ガンダム
スペースコロニー


時代の限界を迎える首都圏TOKYO

世界的な人口増加に伴い、経済は成長しながら従来の都市構造は再構築されながら利用されてきた。
高層ビル、高速道路、地下鉄、公共インフラetc…高度経済成長期より高層建造物が並んだ都市。
昨今、その建造物や構造物の老朽化が注目されている。とくに道路だ。

日本の首都圏、東京都は利便性にすぐれた経済圏として発展し続けている。生活様式もスタイリッシュに変化しようとしているが、その先にあるのは大量消費による廃棄物処理。大量の電力、ガス、水道のエネルギー資源の供給限界。水質汚染、悪臭、無理な再開発。超常的な洪水、津波、地震などの自然災害に対応できない地形。過密な都市構造による温暖化。高い人口密度による住居の過密状態化。これらの問題は首都圏に限らず、地方の政令指定都市でも同様に起こっている問題だ。
人が住むにはあまりにも適していない環境になりつつある。そのなかで一生過ごせと言われたら田舎暮らしの私は心を病んでしまうだろう。
娯楽や観光には事欠かない東京だが、いまや日本の玄関口は素通りされている。
海外からの観光客は地方に足が向く。伝統的な古来からの寺社仏閣、田園や山岳などの美しい自然あふれる日本を体感しようとしている。
日本人はあまりにも自国の美しさに慣れてしまい、逆に疎ましいとさえ感じている。

都市を新造することは宇宙に構造物をつくり資源をゼロから探すよりはコスパが良いし、現実的。本当に完成する未来がくるとしたら私の寿命が尽きる頃ではないか。その頃の地球はどんな未来を迎えていることだろう。

日本政府もムーンショット計画という仮想現実によるゼロ距離の経済活動圏の実現に着手しているが、THE LINEは全く違う未来像を描いている。
あくまで物理的な人類の生存の可能性を模索しているようだ。
今後も人類の未来の行く先に注目していきたい。


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