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自己肯定感が地に落ちているひと用の自己分析 〜GLAYのTAKUROさんの生き方を真似てみる〜

GLAYのTAKUROさんと対談するまでは死ねない人生を送っています。新曲が出るとすべての仕事と生活がストップします。

「FRIED GREEN TOMATOES」が配信されました。人生ストップ。

この曲に関するTAKUROさんの言葉と、最近のインタビューがまた良くて。「自己肯定感が低いひとの自己分析の仕方」を教えてくれる気がするんです。

自分をつくってきたものに忠実になる生き方

ここでTAKUROさんの生き方が先生になります。

例えばこちら。

タイトル・歌詞に関しては、僕が大好きな映画をモチーフに書きあげました。二十歳ぐらいにこの映画に出会い自分の中の永遠の名作として僕の心に刻まれ、長い時を経てGLAYの作品として世にでることを感慨深く思います。
※引用:『FRIED GREEN TOMATOES』特設サイト

ここもそうですね。

サウンドは90年代のJ-POP/ROCKを踏襲していて「僕らの進むべき道はJ-ROCK/POPをひきうけて歩んでいくことだ」という覚悟のようなものを聞いてくれた人たちが、感じてくれればと思います。
※引用:『FRIED GREEN TOMATOES』特設サイト

映画だったり90年代のJ-POP/ROCKだったり。自分ではなく自分に影響を与えたものの話をしています。ルーツに忠実と言えるでしょうか。TAKUROさんは「俺とは」と考えていないです。

最近のBARKSインタビューでもそんな言葉があります。

今まではGLAYのオリジナリティというものは何か?というものが自分たちの命題だった。でもこれからは、過去の40年間を、日本の音楽シーンの末席にいた者としてきっちり継承していきたい気持ちがあるんです。
※引用:【インタビュー】GLAYの2021年/TAKURO編、「俺はバンドがやりたいんだ」

自分が影響を受けてきたものを認識し、それを継承・発展させようとしています。いわば歴史の一部になるような生き方でしょうか。TAKUROさんは音楽の歴史の一部なろうとしているようにさえ見えます。

この生き方どうでしょう?自己分析でよくある「あなたの叶えたい夢は?」と自分を主語にすると「私の、夢・・・」と悩んでしまうひとが「誰の夢を叶えたいですか?」と聴いたらすらすら出てきたことがありました。

「私とは」と考えるよりも、TAKUROさんのように「私に影響を与えたものは」と考えた方が、自信を失わずに自分のことがわかるかもしれません。

自己肯定感が低いと、自分を分析するとへこむ

自己分析は就職や転職といった仕事のシーンでも、他にも「このひとと結婚すべきか」や「子どもは産みたいのか」といった生活の場面でも顔を出してきます。意識的、無意識的にを関わらず「自分とは」は考えることが多いです。

でも、自己肯定感が地に落ちて地面にめり込んでいる私のようなひとにとっては、自分を分析するとへこむんですよね。だって自己肯定感が低いから。「私とは・・・あかんわ」となります。

そんなひとは、自分以外のものを分析した方が良くて。なぜなら自分を分析したところで自己肯定感が低いので「だめだ」となっちゃいますし。

特に「本当の自分とは」なんて考えはじめたらもう大変です。日本からアフリカに行って帰って来れなくなるレベルで大変です。自己分析は片道切符になることが多いんですよね。

という、自己分析のやっかいさを克服するために、TAKUROさんの「自分を影響していたものについて考える。語る」はお手本になります。

「自分」はいくつものひと・もので出来上がっている

TAKUROさんの自分のルーツを隠すことなく、そのルーツの発展に貢献しようとする考え方。いいなぁ。TAKUROさんがいくつもの音楽・ひと・文化から出来上がっていることがわかります。

「自分」は自分ひとりで出来上がっているわけではないんですよねTAKUROさんが自己分析したら、「私とは」と考えるよりも「私に影響を与えてきたものは」といった主語で考えそうです。

私も自己分析するよりも、TAKUROさん分析した方が自分のことがわかります。それこそTAKUROさんだったりGLAYだったり、音楽だったり本だったり。森羅万象すべてを守護霊にできて最強になれます。「海よ空よ花よ、新しい未来よ」って感じです。懐かしい。

「自己肯定感を高めよう」としたとき、自己を見つめると自己肯定感が低いんだから絶対に落ち込むんですよね。でも、自分そのものではなく、自分に影響を与えたものであるならば。

一旦「自分」から目を逸らしてみるのもいいなぁ、とTAKUROさんの言葉を読んでいて思いました。アルバムが待ち遠しいです。

                          退職学・佐野創太

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