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2020.2.15(土) 出版社対抗プレゼンバトル「この華文ミステリがアツい!」
2020.2.15(土)
出版社対抗プレゼンバトル「この華文ミステリがアツい!」
・・・に先日行ってきました。
文藝春秋、早川出版、行舟文化の各社による刊行予定の華文ミステリを各社がプレゼンするイベント。場所は文藝春秋B1ラウンジ。
数日前、Twitterでたまたま本イベントの存在と、又、陳浩基氏の次回作を『世界を売った男 』(文春文庫) の訳を手掛けた玉田誠さんが訳す事を知り「これはチェッ
我がミステリ遍歴(5)
1月限定といったな、あれは嘘だ。
そんな訳で気にせず更新。
さて、今回はミステリにハマり始めた頃読んだ作品を記憶を頼りに挙げてみる。当時特に記録もつけてなかったので本当に適当である。あしからず。
・東野圭吾『名探偵の掟』
名探偵天下一大五郎シリーズ。東野圭吾がミステリの様々なお約束をコミカルかつ皮肉気味に描き出す。
笑いながら読み勧めていったが、ラストではシリアスな結論が突如突きつけられ
我がミステリ遍歴(4)
前回更新してから、もう1週間以上経ってしまった。
島田御大の作品に魅せられ、次々読んでいく事になった話をした。その後も『斜め屋敷の犯罪』で究極の密室トリックに打ち震え、『異邦の騎士』に感動し、『暗闇坂の人喰いの木』を皮切りとする奇想大長編の数々に魂を抜かれ、『本格ミステリー宣言』で本格ミステリーの理論と歴史を学び、吉敷シリーズにも当然手を伸ばし吉敷竹史の熱い苦闘に胸を打たれたりと様々あるが、全部
我がミステリ遍歴(3)
占星術殺人事件に魅せられた僕はすぐさま他の島田荘司作品を追い求めることになる。
当時、家から少し離れた新古書店の105円棚(時代ですね)で5冊315円、10冊525円のセールをやっていて、そこで島田荘司作品を手当たり次第購入した。確か最初は『御手洗潔の挨拶』『御手洗潔のダンス』『斜め屋敷の犯罪』あたりを選んだと思う。
そして家に帰って御手洗潔の挨拶を読み、想像以上の感動にうち震えた。とにかく面白す
新年の挨拶
新年明けましておめでとうございます。
12月限定で始めたこのnoteですが、私の怠惰により書きたい事を全然書ききれんかったので(爆)、1月まで延長して更新していこうと思います。
興味のある方も少ないと思われますが、それでもちょっとは楽しみにしているという素晴らしい方がいましたら(人格者に違いない)、気長にお待ちいただければ幸いです。
今年もよろしくお願い致します
我がミステリ遍歴(2)
本棚にある占星術殺人事件を「手始めに」という軽い気持ちで読んだところ、その面白さに衝撃が走った。
占星術を題材にした事件全体の怪しげな雰囲気もさることながら、御手洗潔の破天荒な魅力に、とにかくやられた。夕方から読み始め、ご飯を食べるのももどかしく、その日の夜のうちに一気に読み通してしまった。
――これは、凄い。
実をいうと、トリックに関しては知っていた。いわゆる「金田一少年」被害者というやつ
我がミステリ遍歴(1)
ミステリ小説、それもいわゆる本格ミステリばかりを読み出すことになったのは、島田荘司『占星術殺人事件』と出会ったからだ。
読んだのは高校一年生の時、2002年の確か8月だったと思う。
手に取るきっかけとなったのは一本のゲームソフトの存在だ。当時PS2で発売された『かまいたちの夜2』。いわずとしれたサウンドノベル不朽の名作『かまいたちの夜』の続編である。
これの評判がとにかく悪かった。
無理も