タイガー田中(田中大牙)

Twitter・地下アイドル現場ではタイガー田中(または田中大牙)を名乗って適当に彷徨…

タイガー田中(田中大牙)

Twitter・地下アイドル現場ではタイガー田中(または田中大牙)を名乗って適当に彷徨ってます。

最近の記事

2023年2月の泡沫日記

2/1(木) 楽天ブックスで予約していた稲田俊輔『個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド』(西東社)が届く。 著者は近年の南インド料理ブームを牽引した南インド料理店「エリックサウス」の総料理長。料理に関するレシピ本、エッセイやコラム、さらには小説まで多数執筆している。 さっそく読み始めたが、面白くて勢いですぐに読破してしまった。わかりやすくためになり、そして適度に深いところを押さえた好著。インド料理を中心に他国の料理やスイーツを紹介し、幅広くスパイス遣いを勉強できる。これ

    • 2020.2.15(土) 出版社対抗プレゼンバトル「この華文ミステリがアツい!」

      2020.2.15(土) 出版社対抗プレゼンバトル「この華文ミステリがアツい!」 ・・・に先日行ってきました。 文藝春秋、早川出版、行舟文化の各社による刊行予定の華文ミステリを各社がプレゼンするイベント。場所は文藝春秋B1ラウンジ。 数日前、Twitterでたまたま本イベントの存在と、又、陳浩基氏の次回作を『世界を売った男 』(文春文庫) の訳を手掛けた玉田誠さんが訳す事を知り「これはチェックしなくては!」と即座に申し込み。 華文ミステリ関係のイベに参加するのは201

      • 我がミステリ遍歴(5)

        1月限定といったな、あれは嘘だ。 そんな訳で気にせず更新。 さて、今回はミステリにハマり始めた頃読んだ作品を記憶を頼りに挙げてみる。当時特に記録もつけてなかったので本当に適当である。あしからず。 ・東野圭吾『名探偵の掟』 名探偵天下一大五郎シリーズ。東野圭吾がミステリの様々なお約束をコミカルかつ皮肉気味に描き出す。 笑いながら読み勧めていったが、ラストではシリアスな結論が突如突きつけられ衝撃を受けた。 後に深夜ドラマとなって、がんばってはいたが、イマイチだった。原

        • 我がミステリ遍歴(4)

          前回更新してから、もう1週間以上経ってしまった。 島田御大の作品に魅せられ、次々読んでいく事になった話をした。その後も『斜め屋敷の犯罪』で究極の密室トリックに打ち震え、『異邦の騎士』に感動し、『暗闇坂の人喰いの木』を皮切りとする奇想大長編の数々に魂を抜かれ、『本格ミステリー宣言』で本格ミステリーの理論と歴史を学び、吉敷シリーズにも当然手を伸ばし吉敷竹史の熱い苦闘に胸を打たれたりと様々あるが、全部触れていると先へ進まないので、そろそろ別の作家や作品に話を移す。 島田御大の作

        2023年2月の泡沫日記

          我がミステリ遍歴(3)

          占星術殺人事件に魅せられた僕はすぐさま他の島田荘司作品を追い求めることになる。 当時、家から少し離れた新古書店の105円棚(時代ですね)で5冊315円、10冊525円のセールをやっていて、そこで島田荘司作品を手当たり次第購入した。確か最初は『御手洗潔の挨拶』『御手洗潔のダンス』『斜め屋敷の犯罪』あたりを選んだと思う。 そして家に帰って御手洗潔の挨拶を読み、想像以上の感動にうち震えた。とにかく面白すぎたのだ。 粒ぞろいの短編集だが、特に冒頭の「数字錠」に深い感銘を受けた。 作中

          我がミステリ遍歴(3)

          新年の挨拶

          新年明けましておめでとうございます。 12月限定で始めたこのnoteですが、私の怠惰により書きたい事を全然書ききれんかったので(爆)、1月まで延長して更新していこうと思います。 興味のある方も少ないと思われますが、それでもちょっとは楽しみにしているという素晴らしい方がいましたら(人格者に違いない)、気長にお待ちいただければ幸いです。 今年もよろしくお願い致します

          我がミステリ遍歴(2)

          本棚にある占星術殺人事件を「手始めに」という軽い気持ちで読んだところ、その面白さに衝撃が走った。 占星術を題材にした事件全体の怪しげな雰囲気もさることながら、御手洗潔の破天荒な魅力に、とにかくやられた。夕方から読み始め、ご飯を食べるのももどかしく、その日の夜のうちに一気に読み通してしまった。 ――これは、凄い。 実をいうと、トリックに関しては知っていた。いわゆる「金田一少年」被害者というやつである。そして、この占星術殺人事件が元ネタというのも、知識としてあった。 母親

          我がミステリ遍歴(2)

          我がミステリ遍歴(1)

          ミステリ小説、それもいわゆる本格ミステリばかりを読み出すことになったのは、島田荘司『占星術殺人事件』と出会ったからだ。 読んだのは高校一年生の時、2002年の確か8月だったと思う。 手に取るきっかけとなったのは一本のゲームソフトの存在だ。当時PS2で発売された『かまいたちの夜2』。いわずとしれたサウンドノベル不朽の名作『かまいたちの夜』の続編である。 これの評判がとにかく悪かった。 無理もない。前作は我孫子武丸という、本格ミステリにもゲームにも一家言ある作家がシナリオ

          我がミステリ遍歴(1)

          note始めますた

          気付いたらもう12月、今年も残すところあと一ヶ月となりました。皆様、如何お過ごしでしょうか。 突然ですが、noteを始めました。といっても12月だけの期間限定のつもり。今年一年を適当に振り返ったり、今までの思い出を語ったり。まあTwitterよりちょっと長めの文章を書きたくなったので。 今年のアイドル現場の振り返りや、昔のミステリにはまってた頃の思い出話になるかなー。 Twitterではなかなか語れない部分を、まあ、なんか適当な感じに書きますゆえ、どうかお目こぼしを。