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🔴いつも大安吉日286 〜古道具の使い方〜

【古道具の使い方】

昨日今日と朝の寒さが少し和らいだ
外が白くてカッチカチじゃない
二日目の干し芋はそのまま軒下に出したままにしてみたけど、それも問題なさそうだった

さつま芋は寒さに弱い
ここからまだ軽く十度は気温の下がるこの場所だから、干し芋もやはり早く終わらせたい

まだもう少しこの作業がつづきそうだ
芋洗い用の防寒防水手袋が必要だ

🔴山からきた道具

紅あずまと泉は百本ずつ植えた
紅はるかも百本植えた
あと細かく三種類ほど植えて、全部で四百五十本のさつま芋の苗を植えていたんだ

収穫した芋は小ぶりな芋が多かったけど、それでも量はしっかり採れた

昨日で紅あずまと泉はほぼ終わらせたから、残りは約半分くらいになるんだろうか?
一気にすべて終わらせてしまいたい

田んぼも畑も同じような作業が長くつづくけど、なにか決まった道具を毎日毎回使いつづけることはあまりない
田んぼは手作業が割合としては多いし、畑はスコップと鎌を使ったり使わなかったりする

でも加工にはやはり道具が必要だ
干し芋づくりにももちろん道具はいる
芋洗いには亀の子たわしがやさしくていい
そして干し芋づくりの最重要道具の蒸籠
これがなければ何にもできない

いまではステンレスやアルミの蒸し器が主流になっているんだろうけど、ぼくはやっぱりこの木の感じがたまらなく好きだ
骨董市で出会ったこれと同じ型の蒸籠がダメになって、また他には目もくれずに探して出会った蒸籠がいまのやつなんだ
メルカリで七千円くらいだった

釘を使わずに組まれた木枠
それが抜けないように使われた竹
蓋の取っ手の溝もさすがだし、木と木の継ぎ目に施された加工も好きだ
技がそこらじゅうに見える

それを作り出した職人まで想う
その技をしっかりしたものにするために、常に研いでいたであろうノミやカンナ
その材料のクセを見抜いてひとつの木を選びだす、言葉では伝えられないであろう目利き
その材木を管理して育てた山師
見えない技を想像するのもまたたのしい

蒸気が抜けて芋の甘い香りが漂ってくる
蒸気で見えない世界の蓋を開けて、いちばんわかりやすく見えやすい「味」を見てみる

「ほくほくうますぎる」


🔴人と道具

木でできた蒸籠は管理が大変ではある
蒸気を吸えば膨らむし、それを洗っても干し方ひとつでゆがみが出たりする
ゆがみやズレが少ないように選ばれた木なんだろうけど、それでもやはり隙間ができる

その人の技の隙間を埋めるのも、また人の知恵だったりする
古くなった手拭いを割いて、蒸籠の段と段の間にかませることで隙間をふさぐ
川に落ちてるおっきな石を重石にする
ほつれた竹のスノコをまた締め直す
ちゃんと洗って陰干しする

職人の想いと自然の摂理と使い手の愛情
すべてがうまく噛み合って、それで最高のパフォーマンスができるようになっている

ぼくもつい手を抜いてしまうことがある
するとそれはつぎに使うときにあらわれる
管理は大変だけど、うまく付き合えばどんどん使いやすくなっていく

「田舎の人付き合いと似ている」
忙しさを理由についおろそかにしてしまう
バタバタしてるならそのバタバタの中でやれることをやる

「干し芋持っておしゃべりしてこよう」


🔴餅つきますよ

干し芋を一気に仕上げたら、いよいよ米の加工をはじめていこうかな
糀を仕込んでアレを作るか
味噌と醤油もイメージしていこう
「そして餅だっ」

新米の餅米で紅白餅をついていくよ
寒い季節には餅があう
正月の雑煮にも餅は必須だ
いそがしい朝にも餅は最適だ

無農薬無肥料天日干しの大安吉日米
めでたいめでたい紅白餅だ
年末年始に食べる餅用意しますよ
「食うぜっ」て方は連絡ください

コロナで死ぬ人より餅を詰まらせて死ぬ人の方が全然多いらしいからよく噛んでね

ではみなさんめでたいいちにちを

五穀豊穰 子孫繁栄
大安吉日 さかいひろし

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