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大学野球を引退しました

引退から2日

今日、10月25日は大学野球を引退した翌日になります。
おとといで大学野球が終わり、これまでを振り返りながら、今感じていることや今後のことに関して書いてみようと思います。

入部のとき

入部したときというより、大学の野球部の練習に初めて参加させて頂いたときのことです。
監督さんが練習の様子を見てくださって、入部について判断されるという機会です。バッティング練習で同グループに履正社高校の4番だった白瀧という選手がいました。もとから、自分の技術に自信があったわけではないですが、間近で聞いた打球音に衝撃を覚えたことは鮮明に頭に残っています。

「高校は勉強に力を入れていたから」、「浪人したから」といろいろな理由をつけて自分自身の伸びしろを信じて入部を決意しました。そんな決意もへし折るかのような打撃でした。
それでも何とか食らいついて、少しでも野球がうまくなりたいと強く心に誓いました。

選手としてプレーをして…

入部以来、自分なりに一生懸命に野球をしてきました。練習はいつも全力で、と。
そうして野球をする中で、いろいろなことをする度に、周りの凄さを感じながらプレーできたのもいい経験です。
その後、ケガをして選手を辞めることにしました。
ケガをして、という話はこちらをご覧ください!

引退に迫る中で

振り返ってみると、4回生になってから引退まであっという間でした。
そろそろ終わりになるなと実感したので10月に入ってからだったのですが(笑)
ただ、何をするにも最後だなという感覚はあまりありませんでした。必死にやって、「あ、終わっちゃった。」という感覚が強いです。
本当に最後になって、チームの一員として戦えた気がしていたのです。
これまでは、チームに迷惑をかけていた節が強かったので、なかなかチームの一員として戦えているとは思えませんでした。

「データ発表」

毎回、リーグ戦の前には相手チームについて分析し、チームに共有するミーティングが開かれます。これを立命館大学体育会硬式野球部では、「データ発表」と呼んでいます。

2回生の時に、初めてデータ発表をしたときに
「ありがとう」
と、毎回声をかけてもらっていました。
先輩ばかりというのもあって、優しくして頂いていたな、と思います。
今考えると、本当に拙いデータでしたが…
去年から、徐々にそう言われる機会は、減っていました。

今年に関しても、例外ではありません。
どこかで役に立っていればいいなと思いながら、やっていましたが、実際のところどうなのかというのはわからずにいました。

監督・コーチ、選手に声をかけてもらって

今シーズン最終戦となった同志社大学戦のデータ発表を終えてから、監督・コーチに挨拶をしました。

監督からは、

「データ分析班の立ち上げという難しいところをスムーズにやってくれたと思う。よくやってくれました。ありがとう。」

と。
コーチからは、

「データは、まだまだこれから。今までつけた知識を次のチームにも考えんしてほしい。ありがとう。」

と。
選手たちからは、

「こんな時にデータを使ってたよ。いつも参考にしてた。」
「データで打たせてくれたヒットだったよ。」
「勝て監督さんとなくてごめんな。」
「来年からも頑張りましょう!」

と、様々でした。
やっぱり、選手からの言葉が一番うれしかったですが、どの言葉もやってよかったと思わせてくれるほど暖かく感じました。
そうはいっても、「下剋上」での全国制覇を目指したので、悔しい気持ちは残ります。もちろん、チームの中での課題や改善すべき点も明らかになったと思います。それを明確に捉えて、生かすことができるかというのは、来年のターニングポイントです。

私の今後について

4年間の大学野球を終え、少しゆっくりしたい気もしていますが、まずは卒業論文について取り組まなければいけません!

その後のことですが…
Twitterでは、一足早くご報告させて頂きましたが、来年は外部アナリストとしてチームに残ることとしました。
監督さんと相談して、チームとともに成長する決断をしました。
ただし、2年という期限付きです。
立命館大学大学院への進学に伴う形でのポストです。

http://twitter.com/taharakeiyu

私の専門は、スポーツバイオメカニクスというものですが、分析関係にも注力したいと思います。

高校生の時には、硬式野球部創設にキャプテンとして立ち合い、大学生では100年近い野球部にデータという新しい風を吹かせることができました。
「何ごとも挑戦」という、座右の銘を掲げることにしようと思います。
同時に、今後、このような貴重な経験をさせて頂いた立場として、社会に野球界に還元することも考えています。その辺の詳しいことは、続報をお待ちください!


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