見出し画像

だったら今から安心はじめる。(1085文字)



息子が生まれてくるまで、二年ほどの夫と二人生活。
それから八年の三人生活を経て、夫が単身赴任になってからの二人生活。

来月からは一か月限定の三人生活。


嬉しい!
やっと会える!
おかえり!
会いたかった!


そして、正直ちょっと不安。

ワクチン接種に2回のPCRと隔離。
荷物詰めに、大移動。
困難をかいくぐり、10か月ぶりに帰国する夫を前にして申し訳ないんだけど、
これも素直な気持ち。


お風呂、ごはん、洗濯、掃除、週末の過ごし方。
生活ペースも、二人生活にもすっかり慣れてきたところ。
こだわりと自分のペースがきっちりある夫もそうだろう。
快適すぎる独身同士が結婚する前って、こんな感じ?


もともと物事の価値観や、
趣味、食の好み、
ライフスタイル、
好きな音楽、本、死生観。
夫婦違うとこだらけ。 
その時々で折衷案をとったり、どちらかがおれたり、どちらもおれなかったり、とやってきた。


画像1

(中国を懐かしんでたべる、小米粥。夫はきっと食べない)


その骨の折れるメンドクサイ作業ができるのは、やっぱりすっきゃから。
すっきゃないとこんな面倒なことは逐一できない。
すっきゃねんは感覚的なもの。
理由はない。


好きな人と一緒にいたい。
一生をともにしたい。
趣味は合わなくても、気が合う。
一緒にいると、くつろげる。


そう。
だからこそ、互いの違いに気づいたら、することは喧嘩じゃない。
話しあうこと。
話合いは喧嘩じゃない。
相手に勝つことや、戦いをするバトルじゃない。
認められることや、無理や我慢するとも違う。


お互いのため、みんなのため、客観的にみて何が最善かを相談する。
よりよくするため。
みんなが幸せに過ごすため。

目的は幸せに一緒に人生を歩むこと
一番近い存在として人生を共に過ごすこと
これまでのスタイルや、だれかの価値観にはとらわれず、その時々の選択をしていこう。

その思いが一緒なら、だいじょうぶ。


でも本当しってる。わかってる。
私の小さな不安は、一瞬で消える。
夫の顔をみた瞬間にどっかに消えてく。

だったらいっそ、安心していよう。
一緒にいたい、一緒に生きたい気持ちがあれば、勝手におさまるところにいつかは治まる。


窮すれば則(すなわ)ち変じ、変ずれば則ち通(つう)ず。

行き詰まってどうにもならなくなると、何かが変わらざるえなくなる。
そして何かが変われば、おのずと道は通じる。
引用元リンク】


パクッ カリ サクサクッ
夏を鳴き尽くしたセミのからだを、カラスがものの3秒で平らげる。
目の前にあったセミはカラスにとりこまれ、血肉になっていく。


大きな流れに身をゆだね、安心していよう。
でもとりあえず、ワイルドすぎるトランクにまずはイラっとされそうだ。

画像2


いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。