小学生息子から、お金の使い方学んでます!(1130文字)
本当に使うもの
大好きなで何度も楽しめるもの
見るたびうれしくなるもの
自分にとって価値のあるものにお金をつかう。
値段を理由に買うことも、
値段を理由にあきらめることもない。(手持ち資金の範囲内で)
勢いや衝動的に買い物することもない。
9歳の息子はわたしより遥かにお金の使い方が上手。
量販店。
通りかかりの処分ワゴンにあった水筒を見ていると息子がいう。
「それはお得だけど、ぼくは安いとか、高いでは決めないよ。根元から欲しいものを買うんだ」
そう言い、おへそあたりを指差し、頭まで突き抜ける線をなぞった。
衝動や間に合わせで買い、すぐにダメにした幾度もの経験を思い出す。
水筒を大人しくワゴンに戻し、その場を立ち去った。
説明文はじっくり読み、
他とも比較。
間に合わせや、惰性ではきめない。
手に入れるプロセスやストーリーさえ楽しい記憶にする。
買い物は面倒な業務ではなく、楽しみであることを息子が教えてくれる。
気に入ったら漫画は全巻新刊で大人買い。
いらない漫画はただでもいらない。
ふらっとディスカウントストアに立ち寄ることも、値段をおいかけハシゴすることもない。
安いから、と買いこむこともない。
趣旨に賛同できれば1000円募金し、
私が一人インドに行く前には、神社のお賽銭箱に5000円をいれていた。
私が9歳頃、ほしいものリストは常にパンパン。
「一生のお願い!」と何度も親にねだり、お金の使い方どころか財布もお金もよく無くす子。
わたしの父も常に金に困っていた。
給料日前になると、「金を貸してくれ」と頼まれていたし、へそくりをたまたま見つけてしまい、おこられたこともある。
ちなみに利子はチョコレート。
日用品をえらんだり、食材をえらんだり、
彼とスーパーにいくことは、ものすご~く勉強になる。違った視点をもつことができる。
なんとなくカゴに入れる、いつもの鶏卵
「 Lサイズ 1パック 10玉208円」
ここにも楽しみがかくれている。
ヨード卵、いろいろミックス、吉備の平飼い、森のたまご。
それぞれの産地、こだわり、サイズ、色、パッケージ。価格差は高くても100円前後。
だったら時には他をためし、お気に入りを見つけてみる。
いっそ我が家の財布も預けたほうがいいのでは?と思いながら、徐々にわたしもお金の使い方は変わってきている。
ちょっと暮らしを楽しくしてくれるもの、
より快適にしてくれるもの、にお金を使う。
お金に弱い父に困りながらも支えてきた、しっかりものの母の素質も私の中にきっとある。
Q.宝くじで一億当たったらなににつかう?
その一億で宝くじを買って十億狙う?ほしいものを買いまくる?
A.ぼくは世界中のいきたいところを旅して、寄付、投資、あとは貯金。
1枚一円のコピー用紙。
息子にのっては無限の価値がある。
いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。