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ラグビーが、企業のリーダーを育成する? <Vol.1>

企業の人財の課題が深刻化? 育成の次の一手は??

株式会社ただいまの佐藤と申します。弊社はこれまで15年以上、日本各地の企業の新規事業やプロジェクトの立上げを支援をしてきました。その中で、ここ数年、特に人材・人財の採用や育成が課題となることが多く、相談も増えています。

新規事業の具現化の現場を通じてのメンバーへのOJT 支援をはじめ、よりビジネスの現場で活かせる実践的な研修などにも取り組んできましたが、もう一歩、何か効果的な取り組みがないか、あれこれ検討をしていました。

スポーツをヒントに、特に「ラグビー」に可能性があるのでは?

その中で、息子が小さい頃から続けていて、自分もコーチやスクール運営に関わってきた「ラグビー」にヒントがあるように思い、この度少し掘り下げて研究し、トライアルしてみることとしました。(弊社の「ふらっと総研」という、課題を解決するためのチャレンジ活動の一環で取り組みます)

背の高さも、体格も、得意なこともバラバラな15人が1つのチームとなり、難しいルールを理解・共有し、メンバーがコミュニケーションをしながら無限の組み合わせで攻撃し、楕円形のボールを運び、得点へつなげる。でもその実は、相手の攻撃をきちんと止めて、自分のチームにボールを奪い返すことがものすごく大事、など。ビジネスを推進する現場でも、ヒントになりそうな要素が満載です。

そんな中、下記のような人財育成にスポットをあてたラグビーの書籍が販売され、早速読んでみました。

★ラグビー流「人財成長」~複雑性の時代。規律と自立の両立で、人と組織が進化するためのヒント~ (日経BPムック)

ラグビーを人財のテーマから掘り下げた書籍が!

素晴らしいラグビー選手をどう育てるか、についての記載だけでなく、社会人選手の仕事とラグビーを両立することの価値などにも触れられていて、たくさんの気づきがありました。

ラグビーのリーダーシップ・チーム作りのエッセンスをビジネスに活かす!

その中で、昨年度ラグビーのリーグ「リーグワン」で昨年度優勝のクボタスピアーズの監督の「フラン・リルケ」さんのお話が特にヒントとなります。

クボタ・スピアーズのリルケ監督。いつもビジネスへたくさんのヒントをもらっています。

書籍の中で、 「今、多くのリーダーが組織の規律を保つのに苦労しています。」の問いへ、下記の3つの大切さを説明されています。

「マインドセット」
「スキルセット」
「ストラクチャー」

これこそ、ビジネスの現場で、いまひとつチームがうまく機能しない要因を探る検討要素ではないかと思います。

企業の現場に置き換えてみると、
・このビジネス・事業になぜ取り組むのか?目標は何か?そのために各メンバーがどんな役割を果たすかがはっきりしているか?(マインドセット)
・メンバーが、役割を果たすためのスキルは何か?そのスキルは十分か?どこを磨く必要があるか?(スキルセット)
・それぞれ得意なことが異なるメンバーをどう組み合わせ、どのように仕事を設計しスケジュール化すれば成功し結果を出せるか?(ストラクチャー)

このようにラグビーで大切な要素をビジネスの現場に置き換えて考えてみれば、リーダーがどのようにメンバーと仕事と取り組むめば結果を出せるのか。必要な取り組みをわかりやすく整理できるようになると考えます。

これから、他の書籍やラグビーチームを深く関わっている企業の社員の方々や、ラグビー経験者である社会人の方々のお話もうかがいながら、企業の人財育成、特にリーダー育成にラグビーが活用できる可能性を探っていきます。

もちろん、今週末22日(土)の、新生・日本代表の試合(vs イングランド戦)からも、学べることがきっとたくさんあるはずです。意識して観戦してみたいと思います。

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