![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/99565240/rectangle_large_type_2_d5be0cf1d1acf2fffa21b0db9c13fad2.png?width=1200)
仕事において私に多大な影響を与えた書籍5選
こんにちは tacoyaky(たこやき)です。
私は、IT系企業でサラリーマンとして働いて約14年が経とうとしています。
一所懸命に仕事に取り組んでいますが、自分のやり方が信じられなくなったり、新しい知識を得るためにビジネス本や技術書を好んで読みます。
(もちろんマンガや小説も大好きなのでよく読みます。)
そんな中で、私の仕事観や仕事の仕方に特に多大な影響を与えてくれた良書を紹介します。
わたしについて
早速書籍のおすすめに入りたいのですが、その前に私について軽く説明させてください。
似た属性の方には共感を得やすいのではないかと思います。
いわゆる大手メーカ企業に大卒で就職。もうすぐで社会人14年目です。
転職経験もあり現在2社目です。
仕事内容としては、ソフトウェア開発やプロジェクトマネジメント、ITサービスの運用設計・構築などなどを行ってきています。
おまたせしました!
それでは、私の血肉となっている良書7選です!どうぞ!
文章力の基本
これはもう基本中の基本です。
全業種全職種の老若男女におすすめしたい良書です。
この本に書いてあることは、改めて言われてみれば当たり前だよと思うことばかりかもしれません。しかし、簡潔にわかりやすく文章を書くポイントが簡潔かつ丁寧にまとめられています。その日から使えることばかりです。
実際、メールやチャットで言いたいことがよくわからない人はこの本に書いてあることができていないことが多いです。というか、新人ベテランに関わらずできていない人が多いです。
当たり前に思えることを、日々当たり前にやるということはとても難しいことです。
新社会人で日報や連絡をどう書けばいいのかわからない、新社会人でなくてもテキストでの連絡で意図がうまく伝わらない、だらだら長くなってしまう、などなど悩んでいる人は是非この本を読んでみてしばらく意識してみてください。きっと劇的に変わると思います。
実際、私も新人のころにこの本を読んで実践してみたら、先輩や上司から「最近メールや日報がわかりやすくなったね」と言ってもらえるようになりました。
新規事業ワークブック
こちらは本来は、新規事業の創出検討のための考え方が記されている書籍です。当然、新規事業プランを検討する方にとって道標となる良書です。
しかし、この考え方一般の業務においても活用することができます。
「事業」とは"不"の解消です。
世の中にある不平、不満、不安、不足、不便、不都合、不幸、不快・・・などなど、”不”のつくものを解消できれば、必ず誰かが喜び価値を感じます。そして、それは事業になります。
「新規事業の案を考える」とは、どこで誰が何に”不”を感じているかを探して、その”不”をどうやって解消するかを考えることなのです。
世の中にある”不”を見つけその”不”の解消に向けて、その”不”について
・重要度や影響度
・障壁や障壁の根源は何か
・どのようにすれば解決できるのか
・その解決策を実行するために必要なことは何なのか
などを「国語」「算数」「理科」「社会」で考えていくというメソッドが非常にわかりやすくとっつきやすいのです。
本来は新規事業創出の内容です。
しかし、それだけには収まりません!
この”不”を見つけ解消のために「国語・算数・理科・社会」で考えていくやり方は、実は普段の業務にも大いに活用することができます。
手順がすでに決まっているような一般的な通常業務においても、業務の効率化や新たな作業追加などは発生すると思います。そんなときに、この本のメソッドを活用すると、
・どこにどんなボトルネックがありそうなのか
・それらはどんな理由でボトルネックとなっているのか
・それらを解決することでどれくらいの効果が得られそうなのか
などを整理することができます。そうすると改善策の優先度を決めることができて、周囲への説明や協力を得ることがしやすくなります。
また、カスタマーサクセスなどお客様のお困りごと(=”不”)を見つめ、その解消を行う提案を作る際にもばっちり活用することができ、効果の高い提案を論理的に行うことができるようになります。
私自身、既存業務の運用改善を行う際、問題が複雑に絡み合ってどこから手をつけたらいいのか悩んでいたときに、このメソッドがそのまま活用できることにふと気がつきました。そこからは問題整理や改善策の優先度つけが非常にやりやすくなり遂行スピードが格段に上がりました。
上長への報告や関係各所へ協力を要請する際にも整理して論理的に話をすることができるので議論を進めやすくなりました。
この書籍はワークブック形式になっているので、自分の置かれている環境と解決したい課題に照らし合わせながら読み進めると何か光明が見えてくると思います。おすすめです。
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
プロジェクトの全体最適により課題解決を行っていくマネジメント理論と勘所が学べる良書です。もはや伝説級の書籍ですね。
工場閉鎖に迫られた工場長が恩師や従業員たちと奮闘して工場再建を目指す物語として進むので、ビジネス本が得意じゃない人でも小説して楽しんで読めると思います。すっごい分厚いけど。
物語自体もしっかりおもしろく引き込まれました。主人公の葛藤や家族とのやりとりなどに感情移入してしまってうるっときたりもしました。
対処しても対処しても次々に問題が発生してしまう(問題に気づけるようになる)ので主人公はかなり大変です。ただそれを乗り越えたときの達成感たるや!
工場のマネジメントとして描かれていますが、これはそのままプロジェクトマネジメントにも当てはまります。もちろんソフトウェア開発のプロジェクトにもです。
プロジェクトプロセスにおいて、ボトルネックがあると全体のスループットにどのような影響があるのか工場の在庫や生産の歩留まりで説明がされていてとてもイメージがわきやすいと思います。プロジェクト管理におけるクリティカルパスですね。
「スループット・在庫・業務費用」を生産性の指標として計測して改善に取り組んでいく考え方もプロジェクト管理にばっちり当てはまります。
私はプロジェクト管理をやり始めたときにこの書籍を読むことができ、モヤモヤしていたのがすっきりと整理されていくのを感じました。
分厚いので一気に読むことはできなかったのですが、読み進めながら「自分の今の環境だとこれに当てはまるな。明日試してみよう。」とか「ということはこういうことが起こりうるのか、予兆に気づけるように注意しておこう」なんていうように気付きを得て、実際にやってみて実体験として学びに変えることができたのもよかったのかもしれません。
とにかくこちらもプロジェクト管理をする人はもちろん、メンバーとして参加している人にとっても視座が上がってよいと思うのでおすすめです。
熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理
こちらもプロジェクト管理をする上で非常に重要な「リスク管理」についての書籍です。
リスクとはなんなのか、リスクの評価・抑制・軽減を行うためにはどうすればいいのかがしっかりと記されています。
カジュアル風な文体でとっつきやすさはあるものの扱っていうテーマが重いので読むのには気合がいるかもしれません。
ただ、読み終わったころには確実にリスクに対する解像度は上がっていると思います。
なにがどうなのかわからないから、リスクは怖いのです。おばけみたいなもんです。この書籍ではリスク=熊と言っています。
リスクの実態を掴みしっかりと評価・抑制・軽減することができれば、リスク(=熊)をコントロールして一緒に踊ることだってできるようになるよということが学べます。
そうです。リスクを全く発生させないようにすることは無理なのです。だからこそうまく付き合っていく術を身につけておく必要があります。
もはや古典レベルかもしれませんが、ソフトウェア開発において世界中で長らく愛読されているもので良書です。ぜひ読んでみてください。
Deep Skill ―― 組織と人を巧みに動かす 深くてさりげない「21の技術」
こちらも前述の 新規事業ワークブック と同じ著者の書籍です。
この方(石川明さん)は、元リクルート新規事業開発室マネージャで、All About の創業メンバーで、現在は新規事業インキュベータをされています。
そんな方による組織内での生き方や事業案の通し方が記された書籍です。
読んでいて耳が痛いことも多々ありましたし、目からウロコが落ちる感覚になることも多々ありました。
「ずるさ」ではなく、「したたかさ」を磨け!
なんて、今の私にとても刺さりました。わかってはいるけどうまくできない。そんなことってたくさんあると思います。もしかしたら意固地になってしまっている部分もあるのかもしれません。
でもそんなときに書籍に書いてあったら、少し冷静に客観視できるかもしれません。そうすると本当にすべきことが見えてくるかもしれません。
根回しや相手に合わせた言動は必ずしもズルいことや後ろめたいことではなく、戦略的にうまくやればいいんです。それは「ずるさ」ではなく「したたかさ」なんですって。
おそらく読み手は自身の体験に紐づけて考えることができると思いますし、同じ人が読んでも読むタイミングによって光って見える箇所(強く共感する箇所といいますか)が異なってくるのではないかと思います。
つまり、何度再読してもいつもいい味がする(そのときどきに合った気付きがある)良書だと思います。
手元においておいて、しんどくなったら手にとってみたくなるような本だと思います。
・ ・ ・ ・
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
長々と書いてしまいましたが、私が日々読んでいる書籍の中で特に影響をうけて今の私の血肉となって活躍してくれている書籍たちをご紹介しました。他にもおすすめしたい書籍はまだまだあるのですが、今回は5選とさせていただきました。参考になるものがあれば幸いです。
また、機会があれば別の書籍やマンガについてもご紹介できたらいいなと思います。
読書は、数千円や他の人の経験や考え方を知ることができるのでとても好きです。大型書店なんていったら、表紙を見てるだけでとっても楽しくなってついつい長居してしまいます。
最近は Kindle unlimited にもたくさんの書籍があって嬉しい限りです。
また、同じ本を読んでも自分の経験値やそのときの環境によって感じることが違ってくるのでふと読み直してみることもいいですよね。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
最後になりましたが、この投稿がおもしろかったよという方や参考になったよという方はぜひ「スキ」(ハートマーク)を押してもらえるととってもうれしいです。
noteのアカウントがなくても押せるのでぜひよろしくお願いします。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
それではまた〜〜〜
最後までお読みいただきありがとうございます。 もし気に入っていただけましたら「スキ」や「サポート」をしていただけるととてもうれしいです。 note アカウントを持っていなくても「スキ」をつけることができますのでお願いします。