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JBBF(日本ボディビルフィットネス連盟)メンズフィジーク選手 2022宮城大会3位(…

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JBBF(日本ボディビルフィットネス連盟)メンズフィジーク選手 2022宮城大会3位(40歳以上) 2022マッスルゲート静岡6位(マスターズ) 2023宮﨑大会2位(40歳以上172cm以上)

最近の記事

憂鬱な日常に筋トレを

梶井基次郎という 戦前の作家の 檸檬という短編を 久々に読み直しました。 高校の教科書にも載っている、 本屋の丸善に真っ黄色の レモンを置いて逃走する話です。 自分にとって筋トレは このレモンのようなものかもしれない。 繰り返される日常の中で 積もり積もる行き場のない 重苦しい感情を発散させてくれる。 忘れていた活力や元気を与えてくれる。 そう思いました。 大会出場に向けた オーバーワークが原因の 病気と怪我で三ヶ月休んでいる時、 治りかけていた最後の一カ月間は、

    • コンビニ、マックありがとう

      全治3ヶ月の病気と怪我も ほぼ回復し、先日からトレーニングを 再開しています。 それにしても、 体調が悪い時というのは トレーニングはもちろんのこと、 自炊や家事すら辛く、 私の場合は病気や怪我をしていても 食欲があったため、自炊しなくても 美味しくたくさん食べられる コンビニ食やファストフードに 大変お世話になりました。 おかげで会社を休んだりすることなく 日常生活を送りながらも 早く回復できたと思います。 コンビニ食やファストフードは、 フィットネスの観点で 悪者

      • ここまで筋トレを好きになれた理由

        今年も私は、 全日本選手権の会場にいました。 でも、選手ではなく、観客として。 今日の主役は、自分ではない。 主役は、今年も全日本まで 勝ち進んだ、私のトレーナー。 惨めな負けを喫して 全日本を逃し、 怪我と病気で体も ボロボロなのに、 会場に来た今日の自分は 妙に清々しい気持ちでした。 本気で応援したいと 思える人がいる。 それもまた、 嬉しいことです。 ところでふと、考えました。 ここまで筋トレを好きになれたのって、 なぜ? もともと素質があったから?

        • マスターズの存在価値

          あー、マスターズ。オッサンでしょ。 後ろの席から、軽くバカにした大声が聞こえた。 それはこないだ、全日本観戦に行ったときのこと。 お前より、俺の方がいい体してるわ。 後ろを軽く振り向き若造を一蹴した。 でも確かに世間の声、時々聞こえます。 この歳で ボディメイクにハマり 人前で裸になる? それが、かっこいいと思っているのか? それで、かっこいいと思っているのか? でも、だからこそ燃えるマスターズ。 オッサンでも ここまで強くなれるの? ここまでカッコよくなれるの

        憂鬱な日常に筋トレを

          筋トレ愛好者はマゾヒストか?

          今年最後の地方大会を終えて、 流石に体がもたなくなり、 ジムに行くことをパタリとやめました。 40代後半、 人生の中でいろんな 責任が増して来ていたのに、 フィジーク選手もするという 両軸の過酷な生活を 2年半も送ってしまったため 怪我と病気が次々と発覚し 治療に専念しようと考えました。 それから、3ヶ月。 平日仕事が終わったら 飲みに行ったり 真っ直ぐ家に帰って 晩酌をするという生活を 久々にしてみました。 酒はホントにうまい! ご飯もすごく美味しい! 鶏むねはもう

          筋トレ愛好者はマゾヒストか?

          食べながら痩せる、の意味

          選手生活三年目となる今期は 食トレ に力を入れたいと思います。 食トレ という言葉を聞いて、 何かすごく奇妙なイメージ、 たとえば吐きそうになるくらいまで 食べるとか、そんな印象も抱いてしまいますが、 そうではなく 正しく美味しくしっかり楽しく食べる のが食トレだと 今は思っています。 なぜ、お菓子やファストフード、 ジャンクフードの食べ過ぎがいけないのか。 それは、食べられない 胃腸と体 になってしまうから。 忙しいときや、 食欲がないときでも、 無理な

          食べながら痩せる、の意味

          厚労省の標準的な運動プログラムを見て思ったこと

          厚労省から、 一般の人向け標準運動プログラムが リリースされたと、先日 新聞やインターネットで話題となりました。 その内容を見て私は、 え?笑 と思いました。 まず、30分の有酸素運動。 それを、多くて週5回。 それから、筋トレ。 できれば、週3回。 しかも、できればストレッチ。 筋トレは、最大挙上重量の 6-8割を8-12回で。 選手をしている私でも、 けっこう大変だよ、難しいよそれ、 と思ってしまうプログラムです。 初心者には、ハードルが高すぎる。 こ

          厚労省の標準的な運動プログラムを見て思ったこと

          ジムと、満月と、夕日と、虹と

          何をしてる時が、癒されるか。 人それぞれだと思いますが、 綺麗な空を見て癒されるのは、 比較的、 万人に共通するかと思います。 自転車でジムに毎日通っていると、 毎日空を見ます。 今日は満月だ。 夕焼けは最高だ。 夜明けは綺麗だ。 ジムを行き来することの多い、 夜中や夕方、朝方、 自転車に乗っている時、 そういった空の美しさが 自ずと目に入ります。 ジムが多少遠いのも、 そう考えると悪くないです。 有酸素運動にもなりますし。 そういえば一度、 ジムの行き帰り、 と

          ジムと、満月と、夕日と、虹と

          選手になったら家が綺麗になった

          選手生活を初めてから、 自分の人生に現れた変化があります。 それは。 家が、綺麗になったことです。 厳密に言えば、 家事をきちんとするようになりました。 たとえば 洗濯物をたたむ。 モノを片付ける。 掃除機をかける。 自炊をする。 布団を干す。 大切なパスワードや書類を整理する。 スーパーに買い物に行く。 家電を修理する。 いらないものは捨てる。 選手生活は過酷なので、 まずは身辺をしっかり整え ストレスが極力ない状態を 作る必要がある。 そのためには、 家事を

          選手になったら家が綺麗になった

          勝利という悪魔

          なんで、そんなに勝ちたいの? 弱いのに。 怪我して病気して トレーニングを休まざるを得なくなった 三ヶ月間、そんなことを考え続けました。 勝つことが立派だから? 勝つことが美しいから? 勝つのを目指すのが当然だから? いや、実はただ。 勝つのが快感だから。 評価され、賞賛され、賛美される快感。 それが欲しいだけなのかもしれない。 ボディメイクという 崇高な芸術のために時を費やすのは 大いに結構。 でも、芸術への快楽より 数倍大事なものが お前の人生にはあると思

          勝利という悪魔

          筋トレがあれば、私は不幸にならない

          なんで筋トレしてるんですか? 選手ならみんな、きっと一度は 必ず聞かれたことある 質問だと思います。 モテたいから? ナルシストだから? それは、正解のようで 全然、違います。 筋トレしてれば、 私は不幸にならない。 この年で たとえば役職を外れても。 筋トレしてるだけで 私は勝ち組。 もし仮に、 大切な人を失うような 不幸や災難が突然明日、 身に降りかかっても。 筋トレがあれば また立ち上がれる。 絶対に、 私の場合は そう思います。 鍛えて鍛えて鍛えこめ

          筋トレがあれば、私は不幸にならない

          どうすれば痩せられますかと聞かれたら

          だいぶ前に、 ものすごく流行した 糖質制限ダイエット。 競技生活を始める前のことですが、 自分も食べ過ぎてつき過ぎた脂肪を 落としたいと思い、 試してみたことがあります。 ケトジェニックと言われる、 糖質をほとんど摂らないで 大量の脂肪とタンパク質をとり減量する ダイエット法は、理論にのっとり きちんと実践するのが実は かなり至難の業で、中途半端に 真似をすると大して効果がないばかりか、 栄養バランスが崩れて体に悪いという ことも実感しました。 最近は、糖質制限ダイエッ

          どうすれば痩せられますかと聞かれたら

          努力にはすがらない

          筋トレは、努力を裏切らない。 努力した分だけ、成果が出る。 なんてよく言われますが、 確かにそうかもしれないとも思うし、 いやそうではないとも私は思います。 競技者になったこの一年、二年は、 とにかく、努力にすがりました。 頑張れば 結果は出るはず。 報われるはず。 経験がなく、どうしていいか わからないので、そう思うしかなかった。 それでも一年目は、運良く全日本出場。 でも、二年目で早速行き詰まった。 努力だけでは どうにもならないことに 次々ぶつかり、 怪我も

          努力にはすがらない

          辛いのは、筋トレとダイエットの同時進行

          選手生活、辛いです。 競技が楽しいなんて、 嘘はつきません。 しかも今年は、 全日本連続出場したかったので とことん自分を追い込みました。 でも、惨敗。 その上、怪我と病気で全治三ヶ月。 今やっと治りかけています。 そんな私の話を聞いて、筋トレや ダイエットは本当に辛いものだと 言うふうには 思わないでほしいと思います。 私の経験から言うと、 筋トレだけ、 ダイエットだけなら、 そんなに辛くないし むしろ楽しいかもしれない。 特に筋トレは、終わった後に 好きなだけ

          辛いのは、筋トレとダイエットの同時進行

          筋トレのここは他人に勧めたい

          自分は筋トレが好きだけど、 他の人にはたやすく勧めない という話を以前書きました。 筋トレしてます! 本当にいいですよー、おすすめです! ぜひやったほうがいいですよ! 確かに、 そんなふうに私は 人に軽々しく言えないです。 競技をはじめてからは特に いろんな苦労も増えました。 でも。 筋トレしてます! 本当に大変ですよー、おすすめしないです! あんまりやらない方がいいですよ! とも、さすがにいえないです。笑 価値判断は その人に任せるとして、 自分が筋トレし

          筋トレのここは他人に勧めたい

          筋トレ上手は、料理上手。

          これからは、基本、自炊してください。 大会を目指し本格的なトレーニングを 始めた時、トレーナーさんに そう言われました。 まあ確かに、 普通の人と食べるものは違うし、 減量食をいちいち買ってたら 食費もバカにならないから、 これからは 自分で基本作ればいいか。 その時は、 そんなふうにサラッと 受け止めていました。 そして、選手生活3年目に入った今。 基本、自炊してください。 この言葉の意味の深さを、 ものすごく感じています。 筋トレ以上に、大事なのが、食事。

          筋トレ上手は、料理上手。