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どうすれば痩せられますかと聞かれたら

だいぶ前に、
ものすごく流行した
糖質制限ダイエット。

競技生活を始める前のことですが、
自分も食べ過ぎてつき過ぎた脂肪を
落としたいと思い、
試してみたことがあります。

ケトジェニックと言われる、
糖質をほとんど摂らないで
大量の脂肪とタンパク質をとり減量する
ダイエット法は、理論にのっとり
きちんと実践するのが実は
かなり至難の業で、中途半端に
真似をすると大して効果がないばかりか、
栄養バランスが崩れて体に悪いという
ことも実感しました。

最近は、糖質制限ダイエットや
ケトジェニックも全く流行ってないです。

そんななか私も、たまに人に
聞かれることがあります。

どうすれば痩せられますか?

どうすれば筋肉がつきますか?

私も、それを知りたいです。笑

私みたいに競技経験が浅いと、
勝つための何か魔法のようなことを
思わず信じたくなりますが、
おそらく、魔法はないでしょう。

結局のところ、勝つためには
オフシーズンに
しっかり食べてしっかり運動して
しっかり休む。

そして
シーズンに入ったら、ひたすら
辛い減量に耐えながらも限界まで鍛え抜く
という、狂気じみたことをやるわけですが、

我々選手は、そんな苦しみから
得られるものがあったり、
逆にそれを楽しい、もっとやりたいと
感じるメンタリティに
なってしまっています。

一般の人と、選手では
目指すゴールが違い過ぎて
同じベクトルでは簡単に
語れないと思います。

じゃあ、選手でない人に
何か言ってあげられる
意味のあることは
ないのだろうか。

そう考えたとき、
今のところひとつ思うのは、
ちゃんとしたご飯を
ちゃんとした量だけ食べていれば、
それ以上何もやらなくていい、
と言う、ごくごく当たり前のことです。

多分、そう言われても
多くの人には全く響かないし、
聞かなきゃ良かったと思われそうです。笑

たとえば、ラーメンとか、
ビッグマックセットとかって、
あれはご飯というか、半分おやつみたいな
ものなので、たまに食べるのはいいけど、
そればかり食べつづけてると、
さすがに太ってきてしまうから
ほどほどにしたほうがいい、とか。

ただ、ちゃんとしたご飯を
ちゃんとした量だけ食べるというのも
実はそんなに簡単じゃなく、
そんな当たり前のことが
実は一番難しかったりします。

カロリーって、
アスリートでもなければ
ふつうの人には大して必要ないから、
ラーメンやお菓子中心の食生活だとすぐ太る。
しかも、ビタミンやミネラルが不足する。

だから、白米と、肉と、魚と
野菜と、少量の果物といった、
飽食とグルメの時代を生きる現代人にとっては
かなり質素に見える食材を、いかに楽しんで
満足しながら食べるか。

そこが、
ダイエットの秘訣だという
気が今はしています。




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