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授業を人にみてもらうことの大切さ

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

昨夜は、記事の読み直しをしながら、寝落ちするという幸せな時間を過ごさせていただきました(笑)

今回は、学校の先生の授業研究会のことについてちょっと書いてみようと思います。

あまり知られていない仕事の一つだと思いますので、簡単にご紹介していきます。

学校の先生ってこんなことしてるんだーと思ってもらえると思いますので、ぜひ、読んでいただけると嬉しいです。

目次は以下の通りです。

① 教員の授業研究会ってどんなもの

教員の授業研究会をざっくりいうと、指導者の方や参観してくれた先生たちに授業参観をしてもらい、会議で意見や指導をもらうというものです。
研究会は、事前の授業検討→授業参観→授業についての会議という流れが一般的かなと思います。

授業では、自分なりにテーマを決めて、授業を組み立て、提案をします。

そのテーマに即して、意見や感想、指導をもらうという感じです。

普段の授業でも、みなさんテーマは意識して行っているところだとは思いますが、研究会では、そのあたりをよく詳しく分析していくことになります。

アプローチは適切か、時間配分はどうか、言葉掛けは効果的だったかといった点等を、みてもらうことになります。

何気ないやり取りも含めて、一挙手一投足までみてもらうため、何度やっても、ちょっと緊張してしまいます。

指導者や同僚の人に時間を割いて、授業をもらうということは、そうそうあるものではないので、私たちにとっては、大変貴重な機会です。

感覚を開けた教室

② 授業研究会のメリット

メリットは数多くあります。
主なメリットとしていくつか挙げるのならば、
1 授業のスキルアップの機会になる
2 子どもとのやり取りを見直すきっかけになる
3 自分の勉強のモチベーションが上がる

1 授業のスキルアップの機会になる

純粋に、授業をみてもらって、指導や意見をいただくということは、自分のスキルアップに繋がると私は思っています。

自分の動きや発言等、当たり前になってしまっていることを客観的に見てもらえるというのはとてもありがたいことです。

自分では気付かないことにも気付いてもらえる可能性があります。

黒板と先生

2 子どもとのやり取りを見直すきっかけになる

スキルアップと少し似ているかもしれませんが、日常での何気ないやり取りを改めて見直すきっかけになるというのは大きなメリットだと感じています。

子どもたちは、一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、教員のいうことを「感じとって」動いてくれます。

適切な言葉でなくても、ニュアンスを汲み取って、動いてくれるということです。

なんとありがたいことなのでしょうか。

子ども達はホントにすごいです。

その反面、それに甘えていると、ニュアンスを汲み取るのが得意ではない子が、苦しくなるような言葉を気付かないうちに使ってしまうようになる可能性が高くなります。

授業研究会を通して、子ども達へのアプローチが、適切であるのかどうかということを改めて考えることで、やり取りをよりよいものにすることができるのではないかなと私は考えています。

一人ひとりに声をかける

3 自分の勉強のモチベーションが上がる

授業研究会をすると「こんなこともあったのか。」「そういうアプローチも面白そうだな。」「言われてみればそうだ。」という発見があります。

なかなか普段では目を向けられていないことにも、目を向けるようになるため、自分の中に沢山の気付きが生まれます。

また、見てくださった方からの意見や指導でも沢山の発見があります。

こうした発見や気付きを得ることは、とても良い刺激になります。

すると、「次は、こうしてみよう」「普段は、~して積み重ねてみよう」という気持ちが湧いてきます。

刺激から得た気持ちは、自分の勉強のための大切なモチベーションとなります。

時に、至らなさやうまくいかなかったことで、心が沈むこともありますが、そのマイナスな気持ちもまた、自分の勉強のための大切な原動力となります。

私は、「上手くいかなくて悔しい!」、「もっと子どもは、活躍できたんや!」みたいな気持ちがモチベーションになっていることが多いなと思います。(笑)

崇高な理念や気持ちというより、そうした人間味にも似た気持ちが意外と私の大きな原動力かもしれません。

プリキュア2

③ 授業研究会のデメリット

授業研究会のメリットはたくさんあるという話を書きましたので、次はデメリットについて書いておこうと思います。

私が考えるデメリットは、シンプルです。

それは、

普段の業務に加えて、時間や精神を割くため、「辛い」

ということではないかなと思います。

普段の業務でもなかなかにボリュームがありますが、そこに際限のない授業の準備が一つ加わると特に気持ち面で、疲労がたまります。

まぁ、授業力の筋トレみたいなものなので、その辛さは「気持ちよさ」や「達成感」に変わることは分かっているのですが、それでもキツイ。

授業研究会は、人に時間を割いてみてもらえる貴重な機会です。

そのチャンスを逃すまいと、繫忙期だと思って、キツさと向き合うことになります。

どれくらい時間を割けるかは、その時の自分の状況にもよります。

また、時間を掛けさえすればいいというものでもありません。

ですから、ざっくり言ってしまえば、自分なりに可能な範囲、やりたい範囲で頑張っていくことになります。

わからないことを聞いたり、調べたり、試行錯誤してみたりと色んなことをする過程が楽しくもあり、辛くもあるなと感じています。

私は、色んなことを楽しいと思いますし、試すのも大好きです。

しかし、やっぱり、心のどこかで、「休みたい~」とか「のんびりしたい~」とかいう魔のささやきがあるというのが正直なところです。

一番辛いのは、その魔のささやきと向き合っていくことかもしれません。(笑)

悪口

④ 最後に…

短期的な労働時間だけみると自分達で自分達の首を絞めているという見方もあります。

しかし、この授業研究会を通して、私たちは大切な力を培っているという側面もあると私は思っています。

そして、そこで身に付けたスキルや考え方は、その後、多くの場面で役に立ちます。

中長期的にみるとむしろとても価値があることではないかなと個人的には思っています。

仕事とプライベートのバランスを見ながら授業研究会を行ったり、自分で研究したりしてくことは、プロとして力量を高めるために大事なことだと今の私は感じています。

これからが楽しみ

以上、教員の授業研究会について簡単にご紹介しました。

今度は、私が先日行った授業研究会で感じたことを書いてみようかなと思いますので、ぜひ、次回もお読みいただければと思います。

お読みいただきありがとうございました。


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