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怠惰を求めて勤勉に行き着く

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、怠惰と勤勉について個人的な体験をちょっと書いていこうと思います。

この記事では、「勤勉でいましょう」とか「なまけないようにしましょう」とかを書くつもりはありません。

忌み嫌られることもある怠惰の思考の末に、こんなことしている人もいるんだなぁ位の軽い気持ちで読んでいただければ幸いです。

目次は以下の通りです。

1 怠惰と勤勉の意味について

2つの言葉の意味 デジタル大辞泉より
怠惰とは…
[名・形動]なまけてだらしないこと。また、そのさま。「怠惰な人」
勤勉とは…
[名・形動]仕事や勉強などに、一生懸命に励むこと。また、そのさま。「勤勉な学生」

二つの言葉は、日常ではそこまで多く使われる言葉ではないですが、「そのさま」については、よく目にしたり、実際に体験したりしているのではないかと思います。

多くの人は、なまけてだらしない側面と仕事や勉強に熱心に取り組む側面の両方を持っているものだと私は感じています。

私自身の気持ちと行動を振り返ってみても、なまけてだらしないの割合は、恥ずかしながら、なかなかのものです。

怠惰

皆さんはいかがでしょうか。

クリエイターの皆さんは、熱心な方も多いので、なまけるなんてとんでもないと思っている人もいるかもしれませんが、多くの方は、なまけ心と向き合っていらっしゃるのではないかと予想しています。(笑)

ここからは、そんな怠惰と勤勉について思い直すきっかけになったことを書いていこうと思います。

2 怠惰と勤勉について書こうと思ったきっかけ

この記事を書こうと思ったきっかけは、ふと大学時代にはまっていた麻雀漫画「坊や哲」を思い出して、先日少し、読んだことです。
タイトルの「怠惰を求めて勤勉に行き着く」は、あるシーンの主人公の師匠のセリフです。

「坊や哲」も麻雀もご存知ない方もいるかもしれませんが、これは、ギャンブルとしての麻雀の世界で、実力を磨いていくお話です。

怠惰1

簡単に、セリフのシーンを説明しておきます。

博打で生計を立てようとしていた主人公がいました。

ある日、主人公が師匠からこんなことを言われます。

1 働かず、博打で生計を立てようなんて、怠惰なことである。

2 博打で金を稼ぐということは、怠惰なことであるが、生半可な実力では、博打で生計を立てるなどできない。

3 結果として、博打で生計を立てようと一生懸命に努力をするという、勤勉に行き着いている。

私は、このシーンをみて、「これ面白いな」と思いました。

怠けようとか楽しようという考えからスタートしているのに、結果として、努力しているというのがとても面白いと感じたのです。

楽するための楽ではない努力というのが面白い。

そして、その努力自体が、自分にとってまた意味をもってくるというのが更に面白いと思います。

何事もものは言いようなのかもしれませんが、個人的には、とても面白いセリフであると思っています。

この「怠惰を求めて勤勉にいきつく」ということですが、考えてみれば日常で思い当たる節があるなと今になってみて、改めて強く感じます。

次は、私の日常の怠惰と勤勉について書いていきます。

3 私の怠惰と勤勉について

資料整理に関して、怠惰を求めて、勤勉に行き着いてしまった私の話をご紹介したいと思います。

私は、かなりのめんどくさがりやです。

某アニメのキャラクターに、「あなた?怠惰ですねぇ」と言われること間違いなしの人間だと自分で思っています。

怠惰2

普段、仕事をしていて、会議などで配布される資料整理がめんどくさい、できればやりたくない…と怠惰なことを思っていました。【今も】

ある日、こんなめんどくさい資料整理をしない方法はないだろうかと真剣に考えました。

そして、考えた末に思いついた、一か所にまとめる方法や資料の電子化をする方法等を一生懸命に行いました。

その時は、「ホントなんとかしたい!」と思って、一生懸命に取り組んだのです。

振り返ってみると、これは、まさしく、怠惰を求めて勤勉に行き着いているということなのではないかと思います。

実際に、一生懸命やったら資料の整理はほとんどしないで済むようになりました。

業務の効率化をしようとしたという捉え方もできるのですが、正直そんな崇高な目的ではなく、ただただ、私は、資料の整理をサボりたいと思っていただけだったんです。

結果的に、業務の効率化を頑張って実現したように聞こえるかもしれませんが、実情は、恥ずかしながら、怠惰の思考の末の結果にすぎないのです…(笑)

でも、個人的には、資料整理をサボりたいと思って、かなり良かったなと感じています。

皆さんも思い返してみれば、こういった経験はありませんでしょうか?

ちょっと日常を振り返ってみてほしいと思います。

4 怠惰の気持ちは敵なだけではない

怠惰の気持ちを原動力に、自分を変えていくことはできると私は思います。大切なのは、怠惰の気持ちの扱い方ではないかと感じています。

怠惰の気持ちのままに、ただただ、怠けてしまっては、現状を変えることは難しいと思います。

ですから、半端な怠惰ではなく、半端ない怠惰の気持ちをもつことが大事ではないかと私は考えています。

強い怠惰の気持ちは、自分を突き動かす原動力になり得ます。(笑)

怠け心は、つい戦う対象として見がちですが、見方を変えれば、自分の現状を変える力の一つになり得ると私は思うのです。

誰しもついつい、怠け心をもつものだと思います。

時には、その怠け心ととことん向き合い、突き詰めていくのも面白いのではないでしょうか。

怠惰の気持ちとの戦いは、終わることはきっとないと思うのですが、時に休戦して、「怠け心の良さ?」にも目を向けてみることをオススメしたいと思います。

怠惰な気持ちが現状の意外な突破口や原動力のリソースになるかもしれません。

怠惰もなかなかに侮れないものだなと改めて思った今日この頃です。

怠惰3


以上、怠惰と勤勉について思うことでした。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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