家庭教師の利点と難しさ

副業で家庭教師をしていますこーぞーです。
メインの収入が31歳にしちゃあ少ないですし,教育の分野でやっていきたいこともありますからね。

さて,家庭教師をしていて,いろいろと難しさを感じるこの頃です。学生時代にも家庭教師をしていましたが,昨年から久しく初めて,家庭教師として自分ができることも増えたと同時に,いろいろと見えることも変わりました。
(こーぞーは以前中学校で講師をしていました。もう辞めましたけど。詳しくはプロフィールの投稿をご覧ください)

本題。「利点」「難しさ」という表現にしてみました。それぞれ1点ずつ以下に挙げます。

利点…「教師」と名の付く人が,家庭に入って指導をすることができる

学校で講師として勤めていた時に感じていたのですが,生徒の学習の手続きというのは,しばしば不合理です。例えば,

問題を解いた後に○付けをしない,
解説を読まない,
○×を付けるだけで終わる,
答えを書き写す…

いずれもあまり学習の成果は上がらない生徒に見られる特徴ですが,学校で自分が担当する生徒全てにそのことを指導するというのはなかなか時間が掛かりますし,難しいところもあります。1つの教室に30~40人,担当クラスは4クラスとかで,まずは一人一人の様子を把握することからですからね。学校の先生が精一杯やっても手の届かないところが出るのは仕方がないところもあると思います。

ふと思いましたが,これは一斉指導の難しさと言えるんでしょうか。一斉指導の塾も似たような難しさがあるんですかね?私は家庭教師と個別指導塾でしかバイトしたことがありませんのでわかりません。

お母さん,そこで家庭教師なんですよ!(笑)
生徒を指導するべきタイミングというのがあります。教育的瞬間と言いますが,家庭教師はそれを見逃さずに指導できるわけです。指導時間が60分とか90分とかあれば,学習内容だけでなく学習方法についても口出しできます。
また,部屋片付いてないねーとか,もうちょっとおうちの人大切にしようかーとか,生活指導もできます。これは実際にお宅にお伺いしないとできません。学校の手の届かないところを指導できることがあります。

難しさ…関わる時間が基本的に短い

大雑把にこの一言に集約できます。
学校の先生というのは,かなりの時間生徒と一緒にいます。1つの授業につき45分とか50分とか,それが週に何コマかあります。さらに学級活動や清掃,生徒会活動,部活などもあれば,生徒の様子がよくわかります。長い時間関われるし,学校生活全般に関われるのもいいですね。
(逆になんでも学校の先生に任せっきりになってしまう理由にもなっていると思いますが…)
さらに細かく2点にしてみます。

難しさ1…関係性を築くのに時間がかかる

私はコーチングについてかじっていますけど,基本的に指導者側と生徒との関係ができていないと,生徒は指導に従いません。
ところが,家庭教師はそうはいかないわけです。指導時間は週1回,60分とか90分とか。多くても週2回120分くらいです。それも勉強時間だけ。普段の学校生活はどんな様子なのかなーってのがすごく気になります。学校で何か活躍しても,それについて誉めるとか,そういう指導も家庭教師は難しいですからね。関係づくりの手段が限られます。

難しさ2…指導日に生徒が乗り気でないこともある

指導に行った日に,家で誰かと喧嘩した後とかあるんですね。だいたいそういう日って,生徒の勉強の取り組みが結構よくないです。時として別人です。暫く話聞いてみて,勉強できるかどうかなってところです。何もしないというのは経験ないですけど,指導時間の半分(45分とか)話聞いてる時もあります。もはやそれクビにされても仕方ないと思うんですけど…(ボソッ)

人間だったら何にもやる気が出ない日とかあるじゃないですか。家で喧嘩したとか,花粉で鼻水が大洪水とか,飼ってたペットが死んだとか,フラれたとか,好きなアイドルグループが解散したとか?大人だってそうだと思います。ましてや中学生が「今はいい気分じゃないけど,家庭教師の時間だから,勉強しないのはもったいない。先生にも失礼だしがんばろう」だなんて,そこまで考えられないのが一般的だと思いますね。

自己効力感という概念があります。その理論から言うと,気分が優れない状態というのは,人が何か行動を起こす際の自信を下げちゃいます。結果,行動を起こさない。生徒なら勉強をしないということになります。
詳しくは自己効力感で調べてみてください(丸投げ)。

まとめ

なんやかんや書きましたが,学校生活の利点は大きいです。学校生活を大事にした方がいい。
これはまとめか?(笑)

おわり。


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