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塩見なゆ/Syupo公式
2024年2月26日 00:00
誰だって、初めて入る酒場は緊張します。「気になる店があったけど、勇気がなくて入れなかった」という話をよく聞きますが、当然のことだと思います。居酒屋はチェーンと個人店で役割が全く違うレンタル会議室的存在個人経営の居酒屋から漂う"入りにくさ"を徹居的に排除しサービスを均一化したから、チェーン居酒屋は戦後これほどまでに広まったわけです。飲み屋の雰囲気を楽しみたいのではなく、飲食できる"会合場所"
2023年10月3日 19:22
突然ですが、一人で酒場へ行く理由はなんでしょう。誰かと行くなら、会食・交流場所としての役割がありますが、一人で飲むならば、なにも外食しなくてよいわけです。例えば、仕事帰りにオンをオフに切り替える場所として使うことはありますよね。出張先で郷土料理と地酒を味わいたいというのも、よくある利用動機です。では、わざわざ電車に乗って飲みに行く理由とはなんでしょう。本記事をご覧の酒場好きの皆さんも
2023年9月11日 20:36
物価高騰だけでなく、光熱費や人件費も上がり続ける昨今。2019年と比べ、2~3割ほど居酒屋の相場は上がったように思います。それでも、びっくりするほど安い街があります。それは大阪。いまだに大瓶が500円未満の店が山ほどあって、それはもう楽園のように思います。では、大阪が酒場愛好家にとって、一番良い街なのでしょうか。今回は、各地の特長を整理しつつ、酒場好きにとって一番良い街はどこなのか、文章で整理
2023年5月3日 10:48
日本には、歴史的背景や特定の企業や産業が作用して定着した食文化が存在します。例えば、焼鳥の街といえば、炭鉱の街「美唄」、鉄鋼の街「室蘭」、畜産の街「福島」、首都圏有数の養豚の街「東松山」、造船の街「今治」、練り物の街「長門」、足袋とタイヤの街「久留米」の7つが有名です。美唄と室蘭こそ、鉱石輸送の関連性がありますが、それぞれ違った背景でやきとり(ひらがなで「やきとり」は一般的に豚を含む)が食べら
2023年3月30日 00:05
飲んで守ろう酒蔵と酒。乗って守ろう公共交通こんにちは。酒場巡りを楽しんでいますか?今回は到達難易度について考えてみます。酒場は文字通りお酒を飲む場所。飲んだ帰りは自分で乗り物が運転できないのは当たり前。お酒を飲まないという選択は可能な限り選びたくありません…。となれば、飲みに行くときは、公共交通機関を利用することになります。大都市のように鉄道やバスが充実していればよいのですが、地方に行くと