SUZUKI

随筆家、バイク乗り。愛車は2代目ハヤブサ'06。バイク乗りだがツルむのは好ま…

SUZUKI

随筆家、バイク乗り。愛車は2代目ハヤブサ'06。バイク乗りだがツルむのは好まず、ワイフか娘を後ろに乗せるくらい。愛読書は、シャーロック・ホームズ作品、岡本綺堂の「半七捕物帳」、そしてフォーサイスの「ジャッカルの日」。活動領域が南米に移ってからはドン・ウィンズロウの「犬の力」。

マガジン

  • ハンティング

    千葉県新人ハンター入門セミナーへの参加をきっかけに、有害鳥獣駆除活動や狩猟への関心が具体化。実際に猟銃所持許可を取得し、銃猟開始の準備は着々と進行している。

  • コロンビアの旅

    コロンビアの旅シーズン2は、3歳になる娘を連れ、3人で行く初めてのコロンビア。娘にとっては初めての飛行機、初めての海外旅行、初めての外国都市(ニューヨーク、マイアミ、ボゴタ)、我々にとっても娘を連れての初めての長期旅行、と「初」が続く記念すべき旅行となった。 コロンビアの旅シーズン1は、結婚後2人で行く初めてのコロンビア。ファミリー全体への結婚報告でもあり、ワイフにとっては久し振りの一時帰国でもある。首都ボゴタでの滞在の他、山のリゾート・サンタンデール地方へのドライブ小旅行もあり。

  • 外資セキュリティ

  • 随筆/エッセイ

  • モトブログ

最近の記事

三匹が行くコロンビアの旅(14)帰国

<20XX年2月18日>  朝6時半、起床。シャワーを浴びて、室内の様子を少し撮影。ルピタは具合が悪い様子で、ホテルを出るぎりぎりまで寝ており、結局、シャワーは無しで、おむつ交換と着替えだけで出発することになった。  8時半、TWAホテルのあるターミナル5からターミナル8へエアトレインで移動。エアトレインというのは、いわゆる高架鉄道である。空港内のターミナル間を徒歩で移動できるのが理想だが、でかい空港だとそうはいかず、バスやトレイン系の移動手段を必要とする場合も多い。しかし

    • 三匹が行くコロンビアの旅(13)帰途に就く

      <20XX年2月17日>  朝4時に起床。例によってメールチェック。ただし、ボゴタではこれが最後となる。ある現場で、リーダーに対するネガティブキャンペーンが張られているという話。日本はそれなりに忙しい…。  朝7時に出発するという話だったがすでにその7時。だが、だれも準備できていない…。ルピタはまだ寝ている。唯一、フリエータだけが約束通り到着し、準備ができている。  7時半、近くのベーカリーで買ってきたパンとスープで朝食をとり、8時半ごろになってようやく出発。1時間ほどでエル

      • 三匹が行くコロンビアの旅(12)

        <20XX年2月16日>  朝4時に起床。メールチェックなど、少々デスクワーク。  6時半、当初の予定では朝6時にサンタンデールの教会へ向けてみなで出発するはずだったのだが、昨日La Granja Tenjoで遊び疲れたのか、ルピタがぐっすり眠っていて起こすのが忍びない。  ということで、教会はアレクサ、ドン・ネストル、ドニャ・クラウディアの3人のみで行くことになり、アナは私とルピタと共に残り、昼ごろに祖父母宅で合流する予定で、3人はタクシーで出発した。  朝食はアナが用意し

        • 三匹が行くコロンビアの旅(11)

          <20XX年2月15日>  朝4時半に起床。  発生した「事案」に関し、職場の人間を何人か捕まえて情報収集。リモートでも出来るこの手の作業は、日本国内にいようが国外にいようがあまり関係ないから好都合だ。その他、毎日の業務のフォロー。  マリー、ラウラ、ルイジからもらったケーキがなかなか減らない。ここ3日間くらいは朝食の後のデザートとして食べている(栄養バランス的にどうかと思うが…)。ルピタに対しては、「朝ご飯を全部食べたらケーキを食べよう」などと言って、毎朝きっちり食べさせ

        三匹が行くコロンビアの旅(14)帰国

        マガジン

        • ハンティング
          1本
        • コロンビアの旅
          48本
        • 外資セキュリティ
          4本
        • 随筆/エッセイ
          32本
        • モトブログ
          6本
        • 書評/ブックレビュー
          42本

        記事

          三匹が行くコロンビアの旅(10)アジア食材とタツジン道場

          <20XX年2月14日>  朝5時に起床。  昨日第一報が来た職場の事案の件、情報収集。  7時ごろ、アレクサとアナは朝のお祈りのため教会へ。ドニャ・クラウディアが用意してくれた朝食をルピタと共に食べていると、お手伝いのルーシアがやって来た。ルーシアは週2~3回ほど来てもらっているお手伝いさんで、前回のコロンビア旅行にも登場している。  アレクサとアナが教会から帰宅し、フリエータもやって来たところで、ドニャ・クラウディアの提案でフィッシュマーケットに行くことになった。 フ

          三匹が行くコロンビアの旅(10)アジア食材とタツジン道場

          三匹が行くコロンビアの旅(9)

          <20XX年2月13日>  朝4時半に起床。  職場で、寝耳に水の事案が発生したようだ。詳細はもちろんここでは書けないが、ハラスメント行為でチームの人間が1人、外されることになった。これは大きな転換点と言える。なぜなら、この人物を外すために私は昨年から作業に取り組んでいたのであり、直属の上司による不適切な個人擁護のため作業が停滞していたからだ。どういう成り行きか、不適切な擁護を行っているくらいだから守られていると勘違いして当人が堕落するのか、結果はなんのことはない、ただの自爆

          三匹が行くコロンビアの旅(9)

          三匹が行くコロンビアの旅(8)

          <20XX年2月12日>  朝4時半に起床。  仕事用PCにログインしてメール返信などの処理をする。  6時半になり、ルピタが起床。珍しく少々遅めだ。昨夜はシャワーを浴びてから寝たので、日本的生活リズムが若干戻ってきたのかもしれない。  今朝は、少し離れたところにある大きな教会へ行くため、早めに家を出る。ディエゴの車にどやどやと皆で乗り込み出発。  ボゴタの街の喧騒を抜け、少し早めに教会に着いた。時間があるので、近くにあるローカルな雰囲気のカフェで朝食をとる。カフェの中は非

          三匹が行くコロンビアの旅(8)

          三匹が行くコロンビアの旅(7)クンディナマルカへ

          <20XX年2月11日>  朝4時に起床。  PCで仕事の資料を作っていたところ、ルピタが起きだしてしまったため仕事は諦め、ルピタをトイレに連れて行ってから一緒にベッドに戻る。  6時頃、二度目の起床。  例によってゆるゆるとベッドを片付け、ドニャ・クラウディアが用意してくれた朝食が、フルーツ、スープ、という風にテーブルに並んでいく。ルピタがキーウィを食べながら不意に「おかあさん」と口にし、少々意表を突かれる。いつもは「ママ」と呼ぶので、「おかあさん」という単語を使うのはた

          三匹が行くコロンビアの旅(7)クンディナマルカへ

          三匹が行くコロンビアの旅(6)ボゴタの街

          <20XX年2月10日>  朝4時に起きてみたが、すぐにルピタが起きだしてきてしまったので、ルピタを連れて再びベッドに戻り、そのまま明け方まで寝る。  やがて明け方になると、皆がのろのろと起きだしてきて、朝食となる。朝食は、ハム入りのスクランブルエッグとアレパだ。  アレパというのは、トウモロコシから作った薄いパンのことで、コロンビアに来たときはたいてい毎日に近い頻度で食べることになる。それだけ一般的な食べ物ということである。例えば、アレクサの親族に日本からのお土産としてせ

          三匹が行くコロンビアの旅(6)ボゴタの街

          三匹が行くコロンビアの旅(5)Modus Operandi

          <20XX年2月9日>  朝5時に起床。  仕事メールのチェックと簡単な記録の更新作業をしていると、ルピタが一人で起きだしてきて、元気に「オハヨー」と発声。  やがて皆も起き始めて、しばらくするとフリエータもやって来た。  皆で朝食。  前回のサンタンデールへの旅でも食べたことのあるタマルという料理である。タマルの作り方や中身は、国や地方によって特色があるらしい。この日、食べたタマルはバナナの皮に包んで蒸したもので、中身はライス、ビーンズ、ビーフ等が入っていた。  10時

          三匹が行くコロンビアの旅(5)Modus Operandi

          三匹が行くコロンビアの旅(4)犯罪被害のリスク

          <20XX年2月8日>  早朝、自然に目が覚めたため、起きだして仕事メールのチェックと、やや込み入った質問への返信メールを送信したのち、6時ごろ再びベッドに戻る。  途中、何度か目が覚めるが、ようやく起きる気になって時間を確認したら、午後1時半になっていた!  目覚めのシャワーを浴びたりしていると、ドン・ネストルが全員分のランチを買って帰宅し、アレクサとルピタは、フリエータ宅の例のプレイグラウンドへ遊びに行っていたが、やがて戻ってきた。  皆がそろったところで、やや遅めの昼

          三匹が行くコロンビアの旅(4)犯罪被害のリスク

          三匹が行くコロンビアの旅(3)ボゴタの日常

          <20XX年2月7日>  朝の3時、ルピタが目覚める。  日本では朝7時ごろまでいつもぐっすりなのに、早くもこの時間に起きてしまうのは、やはり時差でまだリズムが整っていないからであろう。  私自身は、日本にいる時でも3時くらいに起きて仕事をする習慣が根付いているので、ボゴタ到着翌日のこの日の朝も、3時ごろからメールチェックや資料作成などの簡単な仕事をこなすものの、ルピタが起きてしまったので、寝かしつけながらそのまま一緒に寝てしまう。  朝7時、起床。  洗面と着替えを済ませ

          三匹が行くコロンビアの旅(3)ボゴタの日常

          三匹が行くコロンビアの旅(2)ボゴタ到着

          <20XX年2月6日>  5時にアラームをかけておいたのだが、二度寝してしまったようだ。目が覚めると朝の7時になっていた。  2つ並んでいるクィーンベッドの、窓側のベッドに文字通り川の字になって3人で寝ていた。なんとなく皆が起きたところでシャワーに入る。寝る前にシャワーを浴びたか否かにかかわらず、朝起きたら必ずシャワーを浴びるのが外国旅行での私の日課だ。  居眠りして、目が覚める。  寝ぼけまなこですぐ右手を見ると大きな窓があり、窓のそばの一人掛けソファに座って居眠りしてし

          三匹が行くコロンビアの旅(2)ボゴタ到着

          三匹が行くコロンビアの旅(1)旅立ち

          <はじめに>  本当は、昨年中にコロンビア旅行を敢行する予定だったのだが、紆余曲折があり延期が続いていた。  一時は、航空券確保まであとワンクリックというところまでいったものの、新型コロナウィルスの情勢変化で急遽保留したこともあった。引き続き新型コロナによる出国・入国手続きの不安定さも気になっていたところに、予想外の円安という新事情も加わり、個人的に納得がいかない(!)状況が続いて、先延ばしが続いていたのだ。  とはいうものの、娘ルピタはすでに3歳。機は熟している。円安が若

          三匹が行くコロンビアの旅(1)旅立ち

          外資セキュリティ事情、Job Hunt具体例その二

           外資セキュリティのもう一つ具体的な事例を挙げてみよう。  外資セキュリティと一口に言ってもいろいろな案件があるが、最近もっともタマ数が多いのはこの会社(仮にA社と呼ぶことにしよう)に関連するものと言っていいかもしれない。  A社の案件では、採用後に所属する会社は、正確には、いくつかあるグループ会社のうちのいずれかになるらしいものの、採用情報そのものはグローバルサイトにまとめて掲載されている。各案件の詳細情報を見ると、具体的な勤務地や所属することになる会社の情報などに行き

          外資セキュリティ事情、Job Hunt具体例その二

          外資セキュリティ事情、Job Hunt具体例その一

           外資セキュリティの職探しについて、具体的な例を挙げてみよう。  例えば、今では日本人の誰もが知っているであろう某小売り外資。税金対策のため本社を他国へ移してしまった話は置いておくとして、福利厚生など社員保護に厚い企業としても知られている、と思う。  この外資企業では、セキュリティ&セーフティマネージャーという名称でフィジカルセキュリティの担当者を置いている。セキュリティのみならずセーフティも同じ担当業務に含めるのは世間一般でもしばしば見られるケースだと思うが、この外資の

          外資セキュリティ事情、Job Hunt具体例その一