ピン!と来たら動く人、考えすぎて考え動けない人。全ては直感から始めよう!
ご機嫌いかがですか?思考の整理家®の鈴木と申します。
普段、僕は著者としての活動や講演、研修、コンサルなど「思考の整理」をテーマにした仕事をしています。
まずは、冒頭に少しだけご案内をさせてください。
14冊目の新刊が出ました!
また、bizSPA!に前作に関連した内容で寄稿したコラムが掲載されました!
ぜひご笑覧ください。
というわけで本題です。
あなたは直感重視派?それとも論理重視派?
ちなみに僕の”ベース”は論理重視派です。
ここでいう論理とは、「筋道が整理されていること」「根拠が伴い意味が正しくつながっていること」の2条件を満たす状態のことを論理と呼んでおきますね。(自分解釈による)
でもね、実際の生活や仕事、そしてキャリアや人生は、そんなにキレイな道が用意されていないし、整理も初めからされていませんよね。
また、一つ一つに根拠を求めていたら、論理を超越した発想は出てこないし、もしかしたら自信・モチベーションの類は沸いてこない可能性もあります。
だからこそ、自分自身でも、論理一辺倒ではやばいなぁ・・・と、よく自覚しています。
でもね、論理があると、感情に流されず、僕の専門である”思考の整理”がやりやすいので便利なんですよね。
とはいえ、この便利さが実は大きな落とし穴になるので、僕は意図的に直感に切り替える脳の習慣化を昔からはかってきました。
論理では説明できない現象が起きた時に、動けなくなるから論理偏重はやばい!
かといって直感だけで動いていくと、あまりにも非効率であり、周りの人には理解されない難しさもあります。
そこで、今回のご提案は、「論理8:直感2」の割合で頭を使う方法をお話します。
「あなたの時間は限られている。他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。自分の心と直感を信じる勇気を持ちなさい。」
いい言葉だなぁ・・・
これは、スティーブジョブズの言葉ですが、説得力ありますね。
ただ、頭では分かっていても、いつも自分に正直に直感に従って動けるわけではない・・・と、自分に言い訳をしてしまう日々。
それならばと、直感で動く日をルール化すればいい!という小さな名案が浮かび、今に至ります。
それは「週に1度だけ直感DAYをつくる」ということです。
言い方を変えれば、1週間のうち2割程度を直感(衝動)で自分に素直になって動く時間をつくるということです。割合は1割でも2割でも問いません。少なくてもいいのでというニュアンスが伝われば充分。
「直感DAY」とは、自分の直感でピンと来たことを最優先で行う日のことを言います。
たとえば、仕事で忙しいけど、友人に映画に誘われたとしましょう。きっとどうしようか迷うことでしょう。
それでも直感DAYだけは、ピンと来たら映画館に直行しましょう。仕事は波風が立たないように即座に調整するための段取りを考えればいいのです。
テレビで特集をしていた成長企業に感動してサイトを調べてみたら偶然にも求人の案内を見つけたとしましょう。
直感DAYにピンと来たら、転職するかどうかはともかく成長企業の空気に触れて刺激を受けるべく、こっそりと面接を受けに行ってみましょう。
私の知人で、ウィンドウショッピングの途中で偶然入った服のセレクトショップが気に入ってしまい、自分の衝動のまま転職して今では数店舗をまとめるマネージャーにまでなった方がいるくらい直感には人生を動かすパワーがあります。
とはいっても、自分にはそこまで行動力がないと思う場合があるかもしれませんね。
そこで、たとえば水曜日だけは理屈や問答無用で、自分が直感でピンと感じたことを最優先にしてみると「ルール化」してしまうというのも一つの手です。
27歳の時、起業はしていたものの事業がうまくいっていませんでした。
どうせ理屈で戦略を考えてもうまくいかないなら、すべて自分の直感のままに動いてみようと当時は毎週金曜日を直感DAYに設定していました。
ちょうどその金曜日に運命がやってきます。
「うちの会社の新規事業を手伝ってもらえないだろうか?」と知人の社長さんに頼まれたのです。
当時はまったく異なる事業を個人向けに手掛けていたのですが、面白そう!とピンと来たのでルールどおりに即座に快諾し、後に事業を法人向けに完全転換したほどです。
1999年にスタンフォード大学の教育学・心理学教授であるジョン・D・クランボルツ氏により「プランド・ハップンスタンス理論(計画的偶発性)」が発表されました。
この理論は、ポイントが3つあります。
「キャリアの8割は偶然の出来事によりつくられる」「偶然を利用して、キャリア形成に役立てる」「自ら偶然の出来事を引き寄せるよう働きかける」の3つです。
いみじくも、直感DAYは偶然にもこの理論で裏づけられたことになります。
ここでいう直感とは、「第一番目に頭に浮かんだ本音」と定義したいと思います。
二番目に浮かぶことは理屈屋さんで批評家のもう一人の自分です。「そうはいっても、うまくいかないだろう」「他の人はどう思うだろうか?」などと、あなたの直感を否定してきます。
そうこうしているうちに、何も行動できずに頭だけがいっぱいいっぱいになってしまう。本当にもったいないことです。
正解・不正解や損得以前に、快か不快かを重視する日を週に一度くらいは設けてみませんか?
todoリストより「to feelリスト」をつくるつもりで。それが頭に余白を残し、自分らしさを引き出す仕組みとなるのです。
※最新刊の拙著『頭のよはくのつくり方』3章より一部参照
さて、今回の内容はいかがだったでしょうか?
少しでもお役に立てば幸いです。
それでは、また会いましょう!
著者・思考の整理家® 鈴木 進介
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