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ページをめくると海の香りがした。

ページをめくると海の香りがした。

季節は夏。
波の音が聞こえた気がして、
振り向くとそこはビルの群れ。
海はここにはない。
海は本のなかにある。


海を見に行きたい。
波打ち際で海水に足を浸したい。
波が引く時に足裏の砂が削れる感覚を、
ひゃあひゃあ言いながら味わいたい。

そんな衝動に駆られたのは、
このZINEのせいだ。


私がnoteで文章を書き始めた初期の頃から
ずっとデザインを見続けてきた
ALOHA DESIGN の木ノ下努さん。
海のある街にお住まいとのことで、
noteでの木ノ下さんの投稿からは
(お写真、フォント、文章 etc.)
海の香りがするのだった。



デザイナーさんのお仕事は、
顧客の要望ありき、なわけだけれど、
そこをいったん離れて
ご自身の好きなようにデザインしたら
どのようなものができあがるのか。
とても楽しみだった。
さっそく購入してみたのだった。

さすがはその道のプロの作品だ。
写真と文章が作り出す
海のある暮らしへのアプローチに、
まんまと惹き込まれてしまったのだった。
ああ、海に行きたい。

気持ちが塞いだ時。
勇気を貰いたい時。
忙しさでずれてしまった
体の内側のリズムを確かめたい時。
何かあっても
何もなくても、
海はエナジーチャージを
させてくれる場所なのだと思う。


海を見て育つとか、暮らすとか、
海と生きてゆくって、
どんな気持ちなのだろうね。
ちょっとうらやましい。

せっかくの作品のお写真の色味が
正確に伝えられないのは申し訳ないのだけれど
少しだけ紹介させてください。
(NGでしたらお知らせください)

表紙


右下の写真の空のビーナスベルト(ほのかにピンク色の部分)が美しい。


夕暮れ時の犬。彼は自分の輪郭が光っていることに、たぶん気づいていない。



ここであまり載せすぎては
よろしくないと思うので、
気になる方はぜひご購入を。笑

文章を書いて生きていきたい。 ✳︎ 紙媒体の本を創りたい。という目標があります。