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一生の思い出【7/30〜8/8パリ五輪観戦&フランス旅】

7/30~8/8(日本時間)の期間、一人でフランスにパリオリンピックを見に行った。
お金の貯金から旅程決めまで全部一人で考えて行動したのだが、一生忘れることのない最高の思い出になり、自分の人生を変えるポテンシャルを秘めた旅でもあったので、帰国後に行動や考え方を整理しておきたく今この文章を書いている。

自分の中でのモットーとして、noteに書く内容はあくまでも「自分の思考整理」にすぎず、数年後に見返した時に当時どのようなことを思っていたのかを思い出すためのツールとして活用したい。そして、考えていることを整理して文章という形でアウトプットし、自身の思考力や、情報整理力、論理的思考力等を鍛えることができればいいなと思っている。

だからみんなに見てもらって「こいつこんな考えしてるんだ」とかいう承認欲求はあまり強くなくて、インスタの本垢で紹介もしないしいいねとかあまり求めていない(でも見てくれたりいいねしてくれるのは嬉しい)(たまに仲良い人限定で見せる時あり)。

その大前提がある上で、少しでも現地の様子をお伝えできればいいなと思っている。



旅程

7/30 
羽田出発
7/31
・ヴェルサイユ宮殿
・五輪 男子バレー 日本vsアルゼンチン
・サントシャペル
・ノートルダム大聖堂
8/1
・五輪 バドミントン 女子ダブルス&男子シングルス
・エトワール凱旋門
・コンコルド広場
・ルーブル美術館
8/2
パリ→リヨンに移動
・五輪 男子サッカー 準々決勝 日本vsスペイン
8/3
・リヨン旧市街
・古代ローマ劇場
・フルヴィエールの丘
・五輪 女子サッカー 準々決勝 スペインvsコロンビア
8/4
リヨン→マルセイユ
・マルセイユ旧港
・シャトーディフ
・フリウル島
8/5
・五輪 セーリング
・五輪 男子サッカー準決勝 モロッコvsスペイン
8/6
マルセイユ→パリ
・Japan HOUSE
・エッフェル塔
・五輪 チャンピオンズパーク
8/8
朝に帰国

夢を叶えることができた話

この旅では、自分の夢を1つ、叶えることができた。
それは、
「ワールドカップかオリンピックで海外に行って現地で日本代表を応援する」
という夢。

インスタでも載せたけどうまく言葉で表せられない感情が込みあがってきて、サングラスの下で涙が出てしまった。

夢を叶えたリヨンスタジアム

スタジアムが見えた時、
ゲートをくぐってピッチを見たとき、
w-upで選手が出てきたとき、
選手入場時、
キックオフのカウントダウンをしているとき、

国内で沢山スポーツ観戦してきたけどそれとは違う特別な感情で、このトキを最大限楽しもう、90分本気で応援しよう、そう思えた瞬間だった。

ぶっちゃけお金と時間があれば叶う夢だし、行った瞬間に叶うものなのでほかの人からしたらちっぽけな夢かもしれない。けど、私は現地で応援出来て本当に幸せだったし、めちゃくちゃうまいし最終的に優勝して金メダルをっ獲得したスペインに対してどっちに転んでもおかしくない試合展開だったのが嬉しかった。

そしてその試合を「全て自分の力で観ることができた」ことに対しても成長を実感した。

事は約2年前、FIFAワールドカップカタール大会。
2個上の先輩が卒業旅行で現地観戦している姿を見て憧れ、たまたま大学4年生の時にオリンピックがあることを知り、現地に行くことを決心。
そこからバイトを頑張りコツコツ貯金して、親にお願いしながらもお金を借りて返済し、ぶっちゃけ今も財政難ではあるけど旅費をためて。
ホテルや飛行機を早めに予約して、旅程を自分で考えて、出発直前は体調に気を付けて感染対策、今回の旅に行くために色々準備してきた中での、夢がかなった瞬間。
しかも異国の地に一人で。全部自費。

あのリヨンスタジアムで見た景色は、一生忘れないと思う。

試合は0-3でスペインが勝利し、日本はベスト8で敗退となった。本気で応援していただけにめちゃくちゃ悔しかったし、試合終了のホイッスルが鳴るとしばらく動けなかった。

悔しい感情以外にも色々考えた。

でも、そこにはとてつもなく幸せな自分がいた。これ以上はうまく言葉では表せない。
「世界の果てに東出、ひろゆき置いてきた」というABEMAの番組の中で、東出さんが数十年ぶりに見たウユニ塩湖で感動したシーンがある。そこで「言葉にできない思いってあると思ってて、無理に言葉にしようとしなくていいと思うんです。」って言っているシーンがあり、私もあの時の感情を言葉にすることを放棄しようと思う。

いずれにせよ、「自分の努力で夢を叶えることができた」という事実が嬉しかったし、これからも夢や目標を追い続ける人生でありたいと心から思う。

日本サポーターでパシャリ


最高の時間を過ごせました!


現地に行ったからこそ分かる気づき

「史上最悪のオリンピックだ」
「フランスのことが嫌いになった」
とかいろいろ言われているパリ五輪だが、総合的に「私は」良かった大会だったと思う(ここは色々な考えの人がいるはず)。なのでここからは、現地で見て体感したからこその自分なりに感じたことを色々書いていこうと思う。


■街中の印象

「建築物は」マジできれい。なんでこんな建築できるの?ってくらいおしゃれ。
イメージしていた通り。どこを切り取っても同じような景観。
初めはすげー!とか思ってたけど、次第に慣れてきていた自分もいたので観光客には響くんだろうなあ。。。

パリの街並み

ただ、道路はめっちゃ汚い。アメリカみたいな雰囲気。
地震がない国なので、基本的に古い塗装が多い。コンクリートはぐっちゃだったり、でこぼこしている道があったり。
しかも、個人主義の国なのでみんな自分勝手。ゴミは散乱しているし、たばこの吸い殻はあちこちにある。華金後の土曜日早朝の新宿歌舞伎町とか渋谷みたいなイメージ。

道路にはごみが散乱


■治安

事前にインターネットで色々調べると出てくる「フランス治安悪い問題」。
メトロやトラムでの観光客をターゲットにしたスリ、ひったくりが後を絶たないと書かれており、治安が悪いエリアは本当にやばいらしくここには細心の注意を払って旅行した。

実際に電車に乗ると、壁への落書きがめっちゃ多い。高架下とかでヤンキーが書くやつ。まんまあれが、めっちゃ色々なところに大量に書かれていた。

線路周辺は至る所に落書きが
電車に落書きは初めて見た

でも結論から言うと、「パリ中心部は」全然危なくなかった。
おそらく、
・フランスの人は夏にバカンス休暇を取るので郊外に行く
・オリンピック開催期間で普段より観光客増
・数万人規模の警備体制

から、悪いことをする現地住民が減ったことが原因だろう。

オリンピックも何もない期間にもう一度行くと、また別の雰囲気なのかもしれない。

一方で、リヨンやマルセイユはところどころ危ない雰囲気がした。
今回の五輪は2020東京大会でも札幌ドームや福島のあづま球場を使ったようにパリ以外の都市でも開催されており、そちらはパリと比較しても「日常モード」が強く、メトロを降り過ごして一駅横の小さい駅に降りると人が全然いない異様な雰囲気だったり、私の後をついてきて平気で無賃乗車されたり、幕にこんな文章が書いてあるのを新幹線も通る主要駅の入り口に貼ってあったりと、随所で危ない予感があった。

en grève=ストライキ中

今回は一人&東欧人&若いということで標的にされやすいと考え、危ないエリアや夜遅くは移動しなかったのだが、これも生きて帰ってこれた要因の一つなのではないかと思う。


■物価

旅行中に日経平均株価が大下落して円高になったおかげで少しはましにはなったけどやはり高い。高すぎる。大学生にはしんどい。

1食あたり日本円換算2000円くらいになるし、名物料理のオニオンスープは€16で2500円以上!?朝食でカフェに行き、オニオンスープとクロワッサンとエスプレッソ頼んで4000円超えはさすがに笑えない…

じゃあスーパーかコンビニで…と思ってもパンばっかだし、サンドウィッチは800円くらいするし、500mlの水が€2.5で400円くらいするのバグだろとか思いながら苦しい食生活を送っていた。

幸いなことにマックは€7くらいでお腹一杯になれたので、3回くらい活用させてもらいました。

試合会場でコーラとチキンサンド頼んだらこれ…


■言語の壁

今まで言った海外は韓国とアメリカで、なんとなく日本語が通じたり英語が聞き取れる環境だったのであまり苦労はしなかったが、今回のフランスはフランス語。ボンジュールとメルシーくらいしか知らないのに通用するのか不安ではあったが、結論から言うと全然問題なかった。

まず、フランスでは英語教育がされているらしく、まあまあ話せる人が多い。なのでそもそも英語が通じやすい。
また、フランス語しか話せない人でもジェスチャーを交えたりするとこちらの意図を汲んでくれて会話が通じたので、だいぶ助かった。


■交通面

交通面に関しては、全く問題なかった。むしろめちゃくちゃ便利。
東京23区のようにメトロとRERと呼ばれるJRみたいなものが並行しており、5分おきに走っているし駅数も線の数もめちゃくちゃ多いので何とかなった。

パリの路線図。東京より多い気がする。

リヨンとマルセイユも同じように交通が発展しており、こちらは主にトラムと呼ばれる路面電車風の交通網を活用した。
パリほど数は多くないものの、全く問題なく利用することができた。

しかし、パリは料金が高い。
五輪期間中はメトロの料金が1回あたり€4になり、1回乗るだけで日本円で600円くらいかかってしまう。

ただ、私は今回に限っては「paris 2024 pass」と呼ばれる五輪期間中に乗り放題になるパッケージを購入し活用していたので2日間で€30支払い、活用した。
乗り間違えたりちょっとした移動でも利用していたので、多分元は全然取っていると思う。

モバイルsuicaのようにスマホがあれば使用可能


■トイレがないor有料or激混み

フランス旅行で困るのが「トイレ問題」
マジで街中を見渡しても少ないし、飲食店を探しても貸してくれるところは少ない。

しかも、パリの場合は人が多いので激混み状態。
こんな感じでトイレに列ができるほど。さすがにしんどいので、ホテルのトイレでなるべく用を済ませてから街に出るようにしていた。

パリのトイレ。少ないし時間がかかるので長蛇の列。

また、マルセイユはトイレが有料で、1回の使用に€1かかる。
そう考えるとホテルにトイレがあるのはめちゃくちゃありがたかったし、沢山活用させてもらった。


■エアコンがない

選手村で環境にやさしいことをアピールするためにエアコンを設置しないとかがニュースで話題になっていたが、個人的にエアコンは必須。
確かにあれじゃ選手苦しいわ、って感じの気温だった。

実際にパリのホテルは安いところを取っていたので、エアコンがなかった。部屋には扇風機だけ。さすがにきつかった。

夜は涼しいが、22時くらいになってようやく日が沈むくらいの日の長さなので日中の太陽が出ている時間が長い。
しかも、滞在時は30度くらい普通に行くので暑い。
ましてや、温暖な気候で私が滞在した1週間は折り畳み傘を使う機会がなかったくらい晴れていたので、日差しがきつい。
日陰に入るとすずしいんだけどなあ、というくらい。

ホテルでシャワーを浴びた後は汗が止まらないし、ホテルに帰ってきても何にも気温差がないのでリラックスもできず。扇風機はずっとマックス風量でフル稼働してもらいました。

夏のフランスは、エアコン必須。


■無料の水

物価のところで500mlの水が高いと話したが、実はパリには無料で飲める給水所がたくさんある。

フランスは世界中を見てもレアな「水道水が飲める国」であり、日本と比較して塩素が入っていないので臭みがなく美味しい。硬水なので飲んだ時の硬さや髪の毛や皮膚へのダメージはあるものの、パリの人の熱中症対策で設置されたものがそこら中にあった。

なのでみんな頭からかぶったり、水筒をもってきて入れていたりしていた。
私もペットボトルに入れて何度も利用したが、おいしいしちゃんと冷たいのがありがたかった。

日本だと公園の蛇口しかないし、これはパリならではのものだなあと感心した。

また、五輪開催につき会場でも給水所が設けられているところもあった。
しかしそれはあくまでも簡易的なもので、ぬるかったのでちょっと残念。

大会専用の水汲み場。ここの水はぬるかった


オリンピックというイベントの話

ここからは、五輪のイベント自体に関して話していこうと思う。
一応大学でスポーツビジネスを専攻しており、アルバイトもスポーツ運営系なので一般人よりは多少の知識は持っているはずという前提で進めていく。


■ボランティアさん

今大会もたくさんのボランティアさんの協力があって実現していることを会場で実感した。

競技会場にたくさんいることはもちろん、パリでは駅構内や仕事を終えてもボランティアとわかる服装で生活を行っているため、いたるところで確認できた。

しかも言いたいのが一人一人のホスピタリティの高さ。

各会場では大きな指差しグッズを用いて案内し、
リヨンスタジアムでは日本サポーターと分かると「いい試合を!」って声かけてくれたし、
チャンピオンズパークの待機列では並んでいる人を楽しませるように歌を歌ったり、
困りごとに関しては一人一人に誠意をもって対応していたし、

改めて多くの人の支えがあっての大会であり、多くの人の心を動かす世界的イベントなのだと実感することができた。

観客を盛り上げる場面も。さすが。


■試合会場

今回の五輪は「アーバンパーク」というものをテーマにしており、都市型スポーツを題材にしている。
既存のスタジアムを利用する以外にも、パリのド真ん中の観光名所に試合会場を作り、実施していた。

実際に、
・コンコルド広場
 →3×3バスケ、スケボー、BMX、ブレイキン
・エッフェル塔(エッフェルスタジアム)
 →ビーチバレー
・ヴェルサイユ宮殿
 →馬術
のようにパリに来たら誰もがいくような観光名所が競技会場となっており、個人的には観光しつつ試合も楽しむことができたのでありがたかった。

コンコルド広場に臨時で作られたスケボー会場

一方でパリ以外の都市でも開催されており、

・リール→バスケ、ハンド
・ナント→水泳、サッカー
・ボルドー→サッカー
・リヨン→サッカー
・マルセイユ→サッカー、セーリング

等の比較的大規模競技は郊外で行われており、試合数なども加味すると仕方ないのかなとも思ってしまった。
(2020東京五輪だと、札幌や大阪、福島などで開催しているイメージ)

また、仮設での建設会場が多く、工事現場でよく見るような鉄の柱が多くみられた。装飾などでごまかしている箇所も多くあったが、普段観光名所の場所に競技会場を作るので、ある程度は仕方ないのではないか。

バレーボールが行われた「パリ南アリーナ」。仮設感満載。


■特殊なパーク

試合会場に関して、コンコルド広場の例を挙げてもう少し深掘っていきたい。
今大会、コンコルド広場がアーバンスポーツの代表格として試合会場になっていたのだが、「コンコルドアーバンプロジェクト」というチケットを販売してパーク全体に入場料をつける形で販売していた。

初めは何があるんだろう?と思いながらも行ってみた結果、「競技も行われるバカでかい五輪パーク」になっていた。

先ほど説明した3×3バスケ、ブレイキン、スケボー、BMXの競技会場があるのはもちろんのこと、各選手のアップスペース、パラ五輪体験スペース、グッズ、飲食売り場、休憩スペース等多くの人が楽しめるような工夫がされていた。

この距離で選手が試合に向けてアップしている

まず、競技会場。実は、パークの入場料を払っていれば見づらくはあるが試合を見れる。これとは別の試合チケットを購入しているともっといい席で見れるのだが、個人的にはこの入場チケットだけでも十分に臨場感を味わえた。

堀米くんや恋ちゃんが金メダルを取ったスケボーパークが目の前にあり、BMXの練習も目の前で見れるし楽しかった。

こんな間近で見れるのはいい経験。

また、ボッチャやバスケの体験スペースがあり子供たちが遊んでいる風景や、シャワーミストが出ていて涼んでいる人も多かった。
パラスポーツ体験ができることで注目度が上がり様々な人の目を引くことができるし、熱中症対策も少しは対策されていると感じた(がしかし日影が少ない…)。

パーク内、バスケで遊ぶ子供たち
猛暑で日陰で休むファンの人たち

個人的にはテレビでは試合のみが放送され、ここまで細かい解説をしてくれるところはほぼないと思っている。だからこそ行ったことない日本の人は試合内容や結果は知ってるけど土地勘や会場の雰囲気を知らない。でも、このコンコルドパークに足を運んで自分の目で見ることができたのはよかったし、このような取り組みを少しでも多くの人に知ってもらいたいなあと思っている。


■ファンゾーン

今回、フランス中に「ファンゾーン」と呼ばれる五輪期間限定のエリアがいたるところに設置されていた。

特にパリ支庁舎前広場はだれでも無料で入れるファンゾーンとなっており、飲食グッズ販売はもちろん、休憩できる仮設スタンドがあったりパブリックビューイング、競技体験スペースがあったりと多くの人がリラックスして楽しめる空間づくりがされていた。

パリ支庁舎前のファンゾーン
場内ではボッチャで楽しむ子供も

個人的には「Kids zone」があったことに驚き。ミニバスゴールや簡単なアトラクションがあって小さな子供も楽しめる空間があったのが嬉しかった。
スポーツは年齢性別関係なく誰でも気軽に楽しむことができるものであり、子供にも五輪や競技を知ってもらえるようなきっかけづくりがされていた。

kids zoneの入口


■大絶賛、チャンピオンズパーク

個人的にこの
「チャンピオンズパークの設置と運営」
はこの五輪の中でもトップクラスの成功なんじゃないかと思う。

チャンピオンズパークとは「メダリストとファンが感情を共有するパーク」としてエッフェル塔のすぐ近く、トロカデロ広場というところに設置された。
今回の大会が初の試みで入場料は無料、参加選手はメダリストのみで祝福し、される関係が作れるパークになっている。

最終日に訪れたが、日本人選手が不参加でも思いのほか盛り上がってめちゃくちゃ楽しかった。

私が行った日は満員で、選手登場前の盛り上がりや搭乗時の選手のノリのよさ、それに応える観客、会場全体で祝福する雰囲気がたまらなかった。

また、ファンサービスも積極的に行われておりランウェイ近くのファンは国旗や帽子、服を渡してサインを書いてもらったり、スマホを渡して記念撮影をしていた。
私もフランスの女子トライアスロン金メダリストに自撮りしてもらったが、その写真は一生の宝物。

選手も祝福されて嬉しいし観客も無料であんなに楽しめる空間はめったになく、あの場にいる全員がハッピーな気持ちになれるチャンピオンズパーク、今後もぜひ各開催地に作ってほしいと思う。

チャンピオンズパーク入口
最高のロケーション
ファンサービスも積極的
一生の宝物になる一枚


■セキュリティ

セキュリティ面についても触れておこう。
結論から言うと正直、甘い。倫理観に左右される部分が多いなと感じた。

まず、街のセキュリティ。
確かに、警察官やSNCF(フランス国鉄)の警備員はめちゃくちゃ多かったので安心した。
地下鉄の駅に行くと大体警察の人がいるし、いたるところで目にしたので外国人観光客からしたらありがたかった。

一番びっくりしたのが、テロ対策でライフルを持っていること。
リヨンの警察官は荒野行動で使うようなガチライフルをもって警備しており、抑止力は半端ないと感じた。
絶対打たれないだろうけど、なんか心臓がキュってした。

ライフルを持つ警官

けど人前でサンドウィッチ食べてたり談笑している姿を見るとさすがフランス、自由の国だなあと思ったり。

テロや自爆行為を直接的に防ぐのではなく、間接的に抑止力として見た目や数で圧をかけている、そんな印象。


次に、競技会場の話。

事前に会場内持ち込み可のものがこのように一覧化されており、まあ何とかなるっしょっていう気分で行ったのだが、セキュリティチェックが厳しいところと甘いところがあり統一すべきだと感じた。

基本的にはバッグを軽く見せて、金属探知機のようなもので全身チェックされて通過という流れなのだが、厳しいところは持ち物全部チェックされた。
モバイルバッテリーから充電コード、ギャッツビーまでチェックされてしまいにはこの旅のために買った自撮り棒や高いペットボトルの水を没収されてしまった。

一方で甘いところでは、バッグの表面だけ見せていいよーって感じで通されたのでチェックする人に左右されているのではないかと思ってしまった。

実際に、男子サッカー準決勝 モロッコvsスペインではチェックが甘いが故に場内で発煙筒や爆竹が鳴り響き、ちょっとした騒ぎになっていた。

日本のプロスポーツやもう少し規模の小さい大会であればそれくらいでも問題ないとは思うのだが、五輪という世界中が注目する大会で何かあってからでは遅いような規模の大会でこのような甘さがあるのは個人的にはいただけないなあと思った。

モロッコサポーターの発煙筒。本来は落ち込み禁止のはずだが…



■チケッティング

競技を観戦するうえで欠かせないのが「チケット」。
今回実際にチケットを購入→利用してみて思ったことがあるので、記載しておく。

まず、サイトがしっかりしているのでエラーなく快適に使えた。
アプリをインストールして使用するのだが、見やすい&使いやすいで全く問題なし。
詳しい座席やQRコードは試合直前に表示されるようになっており、スクショや転売ができないようになっていた。

パリ五輪のチケット

また、リセール機能があったことで競技開催24時間前までチケットが販売されており、急遽行けなくなった人やいきたくなった人に向けての対応もしっかりしていた。
サーバーも強くて、時折「混み合っています」表示が出るもののすぐに解消されて画面も見ることができた。
チケットの重複トラブルも私の周りではなく、誰目線だよという話ではあるが当たり前のことが当たり前にしっかりされていた。

プラットフォーム自体は充実

一方で、チケットの席種やリセール購入時の残席表示などには課題があったと思っている。

チケット自体は全競技一律で「エリア毎の購入」となっており、購入時には大体のエリアはわかっても詳しい座席番号は分からなかった。
しかしいざチケットが表示されて席番を確認したくても、詳しい番号まではチケットサイトに記載がなく分からない。
仕方なく、スタジアムの席番をネットで調べて「大体このあたりだ」と見当をつけていた。

席番が発表された際には、チケットサイトに会場の詳しい図も記載してくれるとありがたかったのになあと思う。実際に試合会場に行くと席番が書かれたマップがあり、「それを事前に見せてくれよー」とも思った。

エリアごとに値段が設定。座席の位置を事前に確認したかった

もう一点不満があるのだが、リセールサイトのラグが大きい。

リセールサイトを見ていた際に、競技一覧では100件あった観戦チケットがいざその試合の詳細を開いてみたら1件しかなかったり、購入したいチケットがあってクリックすると「すでに買われています」と表示が出て買えず…という事案が何度もあり、不満だった。
誰かが買ったならほかの人に表示されないようにしてほしかったなあ、、、

ここに関してはシステムの話なので難しい話だと思うが、どうにか今後の大会では改善してほしいなあと思う。


■外国人向けサービス

いくつか「ありがてえ~」という事象があったので共有できればと。

①無料でトートバッグ配布
善意なのかイベントとしてやっているのかは詳しくわからないが、街中を歩いている時とファンゾーンでトートバッグをプレゼントしてもらった。
五輪関係のフランス語が描かれたものと、企業なのか施設なのかの記載があるトートバッグ。旅人にとってはありがたい。

②試合日程アプリの開催時間
個人的にありがたかったのはこれで、五輪専用アプリで試合日程を見ることができた。
しかもその試合日程が組み合わせや対戦相手が決まると随時更新され、どこの国との試合か、どの相手との試合かを一目で確認することができた。
さらにいいのは、スマホのGPS機能を利用してパリ時間と現在地時間の2つで確認できること。
日本に居るときに現地の試合を確認できたり、パリ時間で確認できるのは旅人にとってありがたい。
少し重たいのは気になったが、このアプリがあったおかげでだいぶ助かった。

結果や対戦カードの確認までもがリアルタイムで更新
現在地時間とパリ時間の使い分けがめっちゃ重宝


■ショップの特徴

今回の五輪では、公式ショップで飲み物を買うとこのようなカップに入れられて提供されるようになっていた。

大会専用のリユースカップ

これは専用のリユースカップで、ごみを減らして再利用ができるように工夫がされていた。

飲み物購入時に€2のデポジットを払い、返却すると返金してくれる仕組み。種類は2種類あり、私は記念に持ち帰ったものもあるが不要なものは返却した。

大会全体でこのような取り組みはいいと思ったが、売店での提供方法を見ているとペットボトルを開けて移し替えていたので結局変わらないんじゃね?と思ってしまったり、一定数捨てられていたり客席に置きっぱなしになっており、この事実を知っている賢い人がゴミ箱を漁って回収したりスタジアムをうろうろして回収していた。
引き換え場所には10個以上タワーにして積み上げている人も。

でもこのカップ自体に日本円で330円の価値があるため、お金が落ちているのも同然。このような人が増えるのも仕方のないことだと思った。

最近街では環境に配慮してますアピールがすごい多いけど、ただアピールしているだけで実際はあまり変わらないことのほうが多いのでは?と感じてしまった出来事だった。

さらに飲み物に関しては、クレジットカード払いはすべて「VISA」のカードに限定されていた。

VISAがスポンサーらしく、Mastercardなどは利用できなかった。
スポンサーの在り方としてこのようなオペレーションにするのも面白いなあと思ったが、消費者目線満足度は下がるよね…と。

私の場合はクレカ3個持ちで、Master、VISA、JCBの3種類持っているので特に困らなかったが持っていない人は大変だと思う。

至る所にグッズショップも点在していた


今回の旅で感じたこと

ここからは、今回の旅でいい面も悪い面も色々収穫があったのでざっくりと感じたことを記載していく。


■困ったこと

その①:いやドライヤーが無え!!!

リヨンとマルセイユのホテルにはあったのだが、パリのホテルには無かった。
いやどうすんねん!
なるべくタオルで拭いて、扇風機に当てて乾かしました。
さすがにしんどい。
ドライヤーがあるの、当たり前だと思ってました。これからは持っていきます。


その②:いや米が無え!!!

フランスってマジでお米が無いんです。
イメージ通りマジでパンばっか。
めっちゃ美味しいんだけど…
さすがに飽きました。
帰りの飛行機の機内食で食べたお米と帰国後に食べた松屋の牛丼、たまらなかったなあ~。。。


その③:暑い!!!

東京ほど暑くはないものの、やっぱり暑い。
一日15000歩以上、多いときは27000歩歩いていて観光と試合観戦を詰め詰めの旅程だったため、ほぼ外に居ました。
さすがにしんどくて、めっちゃ水やコーラ飲んだし途中ホテルに戻って休んだ時も。
体力はついた自信があるけど、日本でも走り込みしないとなあと。


その④:飛行機寒すぎ!!!

今回、シンガポール航空を初めて利用したのだが機内が寒すぎる!冷房ガンガンでさすがにきつかった。
体が寒いだけなら毛布も配ってくれたし問題ないのだが、今回深夜便を使ったので機内で寝る必要があった。
そうすると乾燥した冷たい空気を吸わないといけなくならず、のどが乾燥してしまうんですわ。
おかげ?なのかはわからないけどフランスではめっちゃ元気だったのに帰国後無事に風邪をひき、のど→鼻水、咳が出ながら今この文章を書いている。


■役に立ったこと

その①:入念な下調べ

やっぱり何事も準備が9割。めっちゃ調べていってよかった。
メトロのチケットの買い方も、土地勘も、セキュリティチェックとかも色々調べてSNSで現地に行っている人のつぶやきを見たり、いろいろやっといて本当に良かった。

TGV(フランス版新幹線)も早くから予約ができ、予約開始してからすぐに予約したことで安く希望の便い乗れたし(新幹線は満員で直前だったらたっぶん乗れない)、早めの準備って大事だなと実感した。

色々調べたんだから!!!


その②:そこそこ良いホテルに泊まる

これはたぶんこの旅を充実できた一番の要因かもしれない。
大学生、お金は無いしできるなら節約したい。
でも、ホテルはそこそこいいところを取った。
半年前くらいに予約したが、マルセイユはキャンセル不可のホテルで高すぎて後悔したくらい。
ドミトリーとか安いところもあったが、一人で海外に行くことを考えるとスリやリラックスという観点で不安になり、まあまあいいところを予約した。

駅前や観光地に近い治安の良いエリアにしたことでアクセスが超便利で、しっかりしているので荷物を置いて行っても盗まれず、リヨンに関しては空いているからと無料でダブルベッドの良い部屋に変えてもらったり、旅行の疲れをしっかりリラックスさせることができた。

このリラックスタイムが無かったら多分疲れすぎててどこかでやらかしていたはず。
ホテルはいいところを。多少高くても自分への投資と考えて。
ただ、来月のクレカ請求が怖すぎる…

マルセイユのホテルからの景色。さすがに絶景。


■一人で海外に行くということ

今回、海外自体は3回目、一人で行くのは初めてだったが想像以上に楽しくて、刺激がたくさんで学びも多かった。

一人旅は寂しいとか言われることが多いが、一番の魅力は自分のやりたいことができること。
行きたいときに行きたい場所に行けるし、自分の体力と相談して歩いたりできるし、ほしいものを好きなだけ吟味することもできる。

多分今回の旅は女の子と一緒に行ってたら絶対できないような旅程だったし、自分のやりたいことを追求できる。これが一人で旅をすることの一番の魅力だと思っている。

しかも海外へ。言語も文化も違う環境に飛び込むことで思わぬ発見ができる。自分に関してもそうだし、自分以外のものや文化についても。それについては後述します。


■戦闘能力が上がった

今回の旅で確実に戦闘能力が上がった。
戦闘能力とは一人でもどこでも生きていける逞しさのようなものだと考える。

「一人で全部やった」

という事実とそこまでの行動で伝え方、話し方、聞き方、見方などを全部習得できた気がする。
命の危機に関すること以外(普通に生活すること)は、どの国でも対応できる気がする。


■自分はどんな人か

一人で旅をすると、いろいろ考えることが増える。その中で、自分と向き合う時間も自然と生まれる。

自分なりに、自分のことを考えてみた。すると、いろいろ分かってきた事がある。それは、

「自己中心的な性格であり、周囲の雰囲気を大切にするわがまま」

ということ。
多分私は人間不信で、他人のことをあまり信用していない。
それに対して、自分の意見や意思はめっちゃ正しいと思っている。
だから、自分で考えて出した結論に対して自分が思うように行動したい。
だから一人旅が好きだし、友達との遊びも自分が主導権を握りたいし、合宿とかで友達が運転するのとか好きじゃない。全部自分がやりたい。
相手が決めたことに乗っかったことで自分が嫌な思いをしたくない。
自分の考えと行動に責任を持ちたい。

その対象が友達とか先輩だとしても、だ。
だから22年間生きてきてめっちゃ色々な人と関わってきたけど、あまり気の合う友達がいない。
気の合う(だろう)と思っている友達は遊びに誘うし、そこまでにならなそうな人とは深い関係を持たない。

でも他人の意見を全く聞かないのは違うと思っていて、一度その意見を自分なりに受け入れて吟味したうえで自分でジャッジすることが多い。
だから色々な人と話して自分が持っていない価値観や考え方を知るのは楽しいし、続けていきたい。
けど、価値観や考え方を知れたらもう他人。

そんな観点から、私は自己中だと思う。
他人に依存できない。依存することで自分を見失ったり、相手の思うように操られるのが嫌だ。

そんな自分を見つけることができた。

これからこの現状をどのように改善していくのか、はたまたしていかないのかは時間をかけてゆっくり考えていきたいが、今までずっともやもやしていた自分の性格をようやく言語化することができたのも日常生活から逸脱することができたおかげだと思う。

こういうことを考えることができて、言語化できて自己分析できるようになったこと自体が自分の成長を実感しているし、今後もこのように自己成長を実感できる機会を増やせるように努力していけたらと思う。


■人と関わる勇気

この旅は一人旅にも関わらず、いろいろな人との偶然の出会いがあった。
それがものすごく楽しかったし、印象に残っている。

たった一回の出会い、もう二度と出会うことのないであろう人たち。ホテルの人やボランティアさんは本当に優しく接してくれた。
予約していたシングルルームよりも部屋が空いているからと無料で身長180cmの私が大の字になって寝っ転がってもはみ出ないほどの大きいベットの部屋に変えてもらったり、
新幹線に乗るときにちょっと困っているけど調べれば一人で解決できそうなことで困っている時に言葉は通じないけど優しく改札や乗り方を案内してくれたボランティアさん、

異国に行っても親切な人は親切なんだな、と心から感じた。
他にも多くの人と出会い、支えられて今回の旅をすることができたが、
その中でも、2つの出会いについて深く考えていきたい。

この2つの出会いは、出会った場所は同じだった。

サッカー男子準々決勝、日本vsスペイン。
試合はスペインが勝利し、呆然と立ち尽くす私。
スタンドには観客が捨てていったごみが散乱しており、日本人サポーターと周辺のゴミ拾いをして会場の外へ。
外では様々な交流が行われており、日本人サポーターと写真を撮って帰路についた。
試合終了後からかなり時間が経っていた中で、トラムに乗車する。
その満員のトラムで、たまたま同じ車両の近くに乗っていた3人の日本人の方と、2人のスペイン人と出会うことに。

色々話をしていると、スペイン人に関しては日本が大好きでアニメのコスプレとかをやっている方だった。
その後も話は弾み、終点で降りると写真を撮ってインスタを交換してお別れしたのだが、DMでちょっと会話が続くくらいの仲になった。

こんな経験は海外に行かないとできないと思ったし、今度スペインに行くことになったら再度連絡して会ってみたい、そう思える出会いだった。


3人の日本人に関しては日本語が通じるので色々話し、同じく写真を撮ってインスタを交換して終わりかと思っていた。
だが、翌日の夜のディナーをご一緒させていただくことに。
その場だけの出会いで終わらず、ディナーではビールやワインを交わしながらお互いの話で盛り上がる。
私が一人で旅に出た理由や今の現状を話し、3人とも年上の方だったのでの過去の経験を聞いて盛り上がった。

しまいには3年後に私がお金を稼いで日本で奢るとの約束を交わし、ごちそうしてくださりマルセイユでも出会うことになった。

個人的にこの2つの出会いがとても思い出に残っていて、楽しかったのはもちろんお互いを認めて尊敬しあえる方と出会うことができたのが嬉しかった。

世界遺産や有名な風景を見て感動することも大切だけど、私が立ち尽くしたりゴミ拾いや写真撮影をしないですぐに帰路についていたら出会えなかった出会いだし、そもそも日本が勝ち進んでいなかったらなかった出会いを偶然が重なったことですることができたのが人生を表しているようだった。

しかも出会いはどちらかが勇気を出して声をかけないと成立しないと思っている。同じ空間にいるだけでは会話は成立しない。
声をかけてくれた相手の勇気、食事に誘ってくれた勇気、私が目を合わせる勇気、相手の勇気にこたえる勇気。
あのトラムの車内で沢山の勇気が発揮されたからこそ生まれた出会いだと思うと、何か嬉しいし気持ちがよくなる。

これからも社会人になって色々な人と出会うことになると思うが、これまで出会った人、これから出会う人は偶然が重なることでの出会いだし、奇跡だと思う。
今の出会いに感謝するとともに、これからも出会いを大切にして生きていきたい、そう心に思った2つの出会いだった。

日本での住まいも同じ都道府県だったので、いつか再会できればいいなと思っている。

※写真は撮ったけど個人情報になるので載せません!が、忘れない出会いになりました!


■自分軸で生きることの大切さ

今回の旅は自分軸で物事を考えていないと実現しなかった気がしている。
海外に行きたい、五輪を見ていたい人はたくさんいると思うが、お金やら予定やらでなんやかんやいかない人が多い。すると、「一緒に行く人がいないから行かない」という思考になってしまうのが日本人の特徴だ。

でも、私は一人でも行った。
だって行きたかったから。

この考えと行動は自分軸で生きている人にしかできないと思っているし、そこは自分を褒めたい。
そして、日常生活でも自分軸で生きることによって以前よりはるかに幸福度が上がったと思う。

中学生や高校生の時はいつも周りの雰囲気を気にしていた。
「自分がこう言ったり行動することで周囲にどのような影響を与えるのか」を常に気にしており、本音で行動できないまま学生時代を過ごした。

その思考のクセは今も完全には解消できていなくて、対人関係や恋愛においてそのような考えを持ってしまうことが多い。

けど、少しずつ自分軸で生きることができているおかげで最近は楽しい。
以前はキラキラしているSNSを見て劣等感に駆られていたが今は本当にどうでもよくなったし、自分がやりたいことができている瞬間は心から楽しい。

今後は人間関係において他人への配慮をしつつ、他人が…とかをあまり考えずに自分の意見に素直に行動できるようになりたい。そのためのアクションを沢山とっていく。

一人で行動しないと何も生まれない環境に飛び込み実際にアクションをして、日常生活に戻ってきたときにこの大切さを実感した。
うまく言葉で表せていないかもだし殴り書きなので文章力無いと思うかもしれないが、とりあえず自分に言い聞かせることとしては

「自分の考えに素直になれ。自分の行動によって相手が自分に対してどのような行動をとるかは相手次第なので考えるのは無駄。人生一度きり、やりたいことやれよ!!!」

ということ。


■人生は刹那の連続

最近読んだ何かの本でこの言葉があったのだが、まさしくそうだと実感した。

フランス旅行、確かに楽しかった。めちゃくちゃ。けど終わったら日常生活に戻るだけだし、「思い出」としては残るけど時間が過ぎるたびに少しずつ当時の感情は薄れていく。

でも、この期間の思い出と事実は一生忘れることはないだろう。
この矛盾が個人的にすごい気持ち悪くて、「いつになっても当時起こった事実とそれに対しての感情を忘れたくない。」という思いからこのnoteを記憶が薄れる前に書いているし、写真という形で収めまくった。

十分だろと思うくらい写真を撮った。
写真だけでは感じられない雰囲気を残すためにも、動画もめちゃくちゃ撮った。
おかげでgoogleフォトのストレージが100GB中96%。
容量増やすか過去の思い出を消すか迷っている段階。

今はこの旅行は「もう終わったこと」だし、当時の感情をもう一度100%思い出すことは難しいと思う。

まさに、刹那。

こんな感じで、これまでの人生も残りの人生も刹那の繰り返しなんだなって思った瞬間、もっと自分の感情に素直になるべきだなって感じた。

前の ■自分軸で生きることの大切さ でも言ったが、もう他人がどうこうで決まる自分の人生はいい加減に辞めたい。

心からそう思った、刹那に関する話。


夢の旅はまだまだ続く

自分が思うがままにここまで書き続けてきたが、今回一つの夢を叶えることができた。あの瞬間は二度と忘れない。

そして、今後の話。
私は夢はいつか、大小関係なく全部チャレンジしてから死にたい。

全部が成功しなくていい。けど、できるだけ成功したいしそのためのチャレンジをしたい。いや、する。

直近だと、大きい夢で

・入社後同期No.1になってとっととお金を稼ぐ
・同期で一番影響力のある人材になり、多くの人に価値発揮して笑顔をもたらす
・日本がワールドカップで躍動する姿を現地で観る
・イギリスにプレミアリーグを見に行く
・5大陸制覇する(現在2大陸)
・結婚して子供を立派に育てる

みたいに考えているし、小さい夢もたくさんある。
この夢を叶えるための行動もたくさんあるし、その中には辛かったりやりたくないものもたくさんある。
でも、手を付けてやりきる。

これらに全部手を付けて、やる。それが自分にとっての幸せにつながるし、生きがいになると信じて。

まだ夢のほんの一部分しか成し遂げてないし、まだまだ途中。
自分なりの大航海に出始めたばかりであり、この航海は死ぬまで続く。

果たして、これからどんな波が待ち受けているのか、、、

楽しみだし、不安。

でも、進むしかない。

頑張るかー!!!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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