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ホノルルの海に沈む夕陽

パートナーがハイアットの海側のABCストアで仕事をしていたので、初めて見たサンセットは、デューク像の近くからだった。大勢の人々が海に沈む夕陽をじっと見つめていて、ワイキキのサンセットがイベントだと知った。長く住んだ横浜と静岡では、夕陽は西の山に沈んだので、海に沈む夕陽は初めてだ。

ワイキキで毎日、海に沈む夕陽を見られるわけではない。ほとんどは、海から湧き上がった雲に隠される。隠されても、しばらくすると顔を見せて海に沈む夕陽もある。薄曇りだから隠れるだろうと思っていると、輪郭がくっきりした夕陽が海に沈むこともある。ワイキキの様々な場所で見た夕陽を紹介したい。

「Sunset saw from Mākālei Beach Park」
2023年3月11日、土曜日、午後6時30分。アレグザンター&ボールドウィンの家族のためにC. W. ディッキーが設計した豪邸ハウマルの前にある小さな美しいビーチ。女性たちが邸宅前の垣根に沿って座り、沈みゆく夕陽を見守っている。

「June sunset at Kaimana Beach」
12月の太陽はワイキキ・ビーチの正面に沈むが、6月の太陽は西側のバーバーズ岬の山影に沈む。ダイヤモンドヘッドの海側にあるニューオータニの横、カイマナ・ビーチは、ココヤシのシルエットが美しい。
2019年6月1日撮影。

カイマナ・ビーチでの6月の夕暮れ
カイマナ・ビーチでの6月の夕暮れ

「December sunset at Kaimana Beach」
6月の太陽は西側のバーバーズ岬の山影に沈むが、12月の太陽はワイキキの海に沈む。ダイヤモンドヘッドの海側、ココヤシのシルエットが美しいカイマナ・ビーチでは、太陽はニューオータニの右側に沈んだ。
2019年12月10日撮影。

カイマナ・ビーチでの12月の夕暮れ
カイマナ・ビーチでの12月の夕暮れ

「Kaimana Beach in the Evening」
2023年1月11日、水曜日。午後6時8分、真っ赤な太陽が水平線の中央に沈む。ピンク色の空に夕闇が訪れてくる。20分後、クルーズ船が画面中央を通過する頃、水平線が燃えるようなオレンジ色に染まる。マジックアワーだ。

「Sunset seen from Queens Walkway」
2023年1月10日、火曜日。ベアフット・ビーチ・カフェ横の突堤で見た日の入り。水平線が霞んでいる。ハワイ島キラウエア火山の噴火による排気(vog=volcano+smog)が漂っているのだ。太陽はvogへ入り、溶けるように消えた。

「December dusk at Queen's Beach」
クイーンズ・ビーチはカピオラニ公園の海側、ホノルル動物園前からワイキキ水族館までの海岸。砂浜のうしろに草原が広がり、ココヤシに加えて、モンキーポッドが枝を広げているので、その木陰でゆっくりできる。
2019年12月26日撮影。

クイーンズ・ビーチでの12月の夕暮れ
クイーンズ・ビーチでの12月の夕暮れ

「Sunset seen from Sans Souci State Recreational Park」
2023年3月3日、金曜日、午後6時37分。ベアフット・ビーチ・カフェ横のバニヤンツリーに鳥たちが帰ってきてさえずりあっている。夕陽は雲に遮られた後、再び顔を出し、4本のココヤシの中央に沈む。

「Sunset seen from Waikīkī Walkway」
2023年2月8日、水曜日、午後6時15分。カパフル通りの延長線上に海へと伸びる突堤には、日の入りが近くなると人が集まってくる。今日は年配者が多く、和やかな雰囲気。ボディボードを抱えた少年が海へ飛び込んだ。

「June sunset at Waikīkī Walkway」
ホノルル動物園入口の海側、クヒオ・ビーチとクイーンズ・ビーチとの境に「ワイキキ・ウォークウェイ」という突堤がある。そこに立って夕陽を見ていたら、山影に沈む太陽からビーチまで、光の道ができた。
2019年6月8日撮影。

ワイキキ・ウォールでの6月の夕暮れ
ワイキキ・ウォールでの6月の夕暮れ

「July sunset at Waikīkī Walkway」
夏の太陽は西側のバーバーズ岬に沈むから、ビーチからは見えないと思いこんでいた。この日、突堤ワイキキ・ウォークウェイの先に来たら、先週末の高波を感じさせる荒々しい海を前景に、シルエットになった岬へ下りていく夕陽が輝いていた。2022年7月19日撮影。

ワイキキ・ウォールでの7月の夕暮れ
ワイキキ・ウォールでの7月の夕暮れ

「Sunset saw from Kūhiō Beach」
2023年5月15日、月曜日、午後6時57分。ワイキキから見る5月の太陽は、日没時刻の数分前にバーバーズ・ポイントの山裾へ沈む。しばらくするとサンセットクルーズに出ていたカタマランヨットが次々とビーチへ帰ってきた。

「Sunset Surfing at Kūhiō Beach」
2022年9月11日、日曜日、午後6時30分。あと9分で日没の時刻。太陽は厚い雲のむこうにあるが、その光は西の空を赤く染めている。やがて太陽は顔を出し、沖で波待ちをしているサーファーたちを光の中に包みこんでいく。

「December sunset at Waikīkī Beach」
12月の太陽は、多くの人々が見つめるなか、ワイキキビーチの海に沈む。私は、ここクヒオビーチパークでサンセットの魅力に目覚めた。そして様々な場所へ夕陽を見に行った。ふたたびここへもどって夕陽を見ると、ここで見る夕陽が最高かもしれないと思う。2018年12月26日(水)撮影。

ワイキキ・ビーチでの12月の夕暮れ
ワイキキ・ビーチでの12月の夕暮れ

「Sunset seen from Kalākaua Avenue」
2023年2月11日、土曜日、午後6時28分。ハイアット前から見た、カラカウア通りごしのデューク・カハナモク像とワイキキビーチ。風が強く、ココヤシが大きく揺れる。多くの人が見つめるなか、夕陽が海に沈んでいく。

「Sunset saw from Waikīkī Beach」
2023年8月24日は、デュークス・オーシャン・フェスティバルの7日目でデュークの誕生日。午後6時からデューク像の背後の舞台でサーファーたちがデュークへの思いを語っていると、太陽が海に沈んだ。その後、ジェリー・ロペスの映画を鑑賞。

「Sunset seen from Waikīkī Beach」
2022年9月1日、木曜日、午後6時6分。クヒオビーチとの境の岩場から太陽を見ている。沖ではサーフィンを楽しんでいるが、海岸近くの海は波が緩やかだ。海水浴客は海に漂いながら、水平線に沈む太陽を楽しんでいる。

「Sunset seen from Waikīkī Beach」
2023年1月7日、土曜日。真夏の太陽は西側のバーバーズポイント沖に沈むが、真冬の太陽はワイキキビーチの真ん中に沈む。夫婦が手をつないで夕暮れの海に入っていった。波打ち際では少年がスキムボードを試みている。

「Sunset from Waikīkī Beach. Sunday, August 28, 2022」
この日、太陽はバーバーズ・ポイントの沖に沈んだ。ロイヤルハワイアンホテル前の防波堤ではたくさんの人が夕陽を見ていて、太陽が沈む6時40分になると、私のカメラの前にも人が集まってきた。

「Sunset saw from Moana Surfrider」
2023年2月28日、火曜日、午後6時36分。冬のモアナの中庭ではプールごしにサンセットが見える。プールの水面には空と雲とココヤシの影が映る。赤く照らされた雲は夕陽に近づくと、その熱で溶けていくように見えた。

「Sunset seen from Royal Hawaiian Groin」
2022年9月7日、水曜日、午後6時35分。ロイヤルハワイアンホテル前の突堤から見たサンセット。太陽は、細長い雲を通過して輝くと、その下に次の雲が湧いたので再び隠れたが、水平線近くで3度目の顔を見せた。

「Sunset saw from Sheraton Waikiki」
2023年4月15日、土曜日、午後6時52分。ロイヤルハワイアンとの境にある防波堤が2020年8月に改修されてから、シェラトン前に砂浜が回復。夕陽は夏まで西へ移動。この日はアウトリガーリーフ横の突堤の先へ沈んだ。

「December sunset at Edge Infinity Pool at Sheraton Waikiki」
15時30分にヒルトンハワイアンビレッジを出発して、大晦日のワイキキビーチをロイヤルハワイアンまで歩いた。みんなマスクをしていないので怖かったけれど、シェラトンのインフィニティ・プールでの夕陽には心を打たれた。2020年12月30日撮影。

シェラトンのエッジ・インフィニティ・プールでの12月の夕暮れ
シェラトンのエッジ・インフィニティ・プールでの12月の夕暮れ

「Sunset seen from Edge Infinity Pool」
2022年9月28日、水曜日、午後6時22分。西の空は晴れ渡っていた。プールまでつながっていた光の道が徐々に消えて、太陽が水平線に沈んだ。日没を見つめていた人たちは、余韻を楽しんでいる。

「Sunset seen from Gray's Beach」
2023年1月12日、木曜日、午後6時。シェラトンとハレクラニの間のビーチ。砂遊びをしていた少女たちが、母親の構えるカメラに、夕陽を背景に新体操のポーズをとった。それから前方と側方の倒立回転の連続技を披露した。

「January sunset at the beach behind Outrigger Reef Waikiki Beach Resort」
サンセットの時刻が近づいたので、アウトリガーリーフのビーチ側の入口へ向かう。ビーチより少し高いので、沖へ伸びる突堤とビーチを見わたせ、みんなで見ている一体感を味わえる。今日は快晴。くっきりした形の太陽が水平線に沈むと、ためいきが聞こえてきた。
2020年1月5日撮影。

アウトリガー・リーフ・リゾートでの1月の夕暮れ
アウトリガー・リーフ・リゾートでの1月の夕暮れ

「Sunset saw from Outrigger Reef Waikiki Beach Resort」
2022年9月20日、火曜日、午後6時30分。このホテルの海側は波が打ち寄せるビーチだ。ホテル西側にある突堤では、多くの人が夕陽を見つめている。雲に隠されていた太陽は、日没直前に姿を現した。

「Sunset seen from Fort DeRussy Beach」
2022年10月5日、水曜日、午後6時。ハワイ陸軍博物館前のビーチ。西の空には厚い雲がかかり、水平線と雲の間の空だけが赤い。太陽は、雲から顔を出した14分後に沈んだが、その残照は、しばらく海を照らしていた。

「Sunset saw from Fort DeRussy Beach Park」
ハイアットからビーチ沿いをゆっくり歩いてきたら、フォート・デルッシー・ビーチでサンセットの時刻になった。この公園も背の高いココヤシがたくさん生えているので、ハワイ陸軍博物館の西端から、できるだけ多くのココヤシとともに、沈む夕陽を撮影してみた。2018年12月30日(日)撮影。

フォート・デルッシー・ビーチでの12月の夕暮れ
フォート・デルッシー・ビーチでの12月の夕暮れ

「Sunset saw from Fort DeRussy Beach Park」
2023年3月23日、木曜日、午後6時44分。背の高いココヤシが多く生えている芝生広場から、ビーチを眺める。幹の影が芝生の上に長く伸びている。夕陽は雲に遮られた後、水平線近くで少しだけ顔を出し、沈んだ。

「June dusk at Kahanamoku Beach」
カハナモク・ビーチの防波堤で、サンセットを眺めている。サーファーたちが、まだ明るいうちに楽しもうと、ボードを持って海に入っていく。沈む夕陽の前をカタマランヨット、スター・オブ・ホノルル号、米国西海岸からの大型貨物船などが通り過ぎる。2019年12月17日(火)撮影。

カハナモク・ビーチでの12月の夕暮れ
カハナモク・ビーチでの12月の夕暮れ

「Sunset seen from Ala Wai Boat Harbor」
2023年2月1日、水曜日、午後6時15分。沖では数多くのサーファーが波待ちをしている。その先の水平線に夕陽が沈もうとしている。クルーズ船は太陽の下を横切り、カタマランヨットは太陽へ向かって進んでいく。

「Sunset seen from Duke Kahanamoku Lagoon」
2022年11月1日、火曜日、午後5時40分。昼間は多くの人々が楽しんでいたラグーンだが、日暮れになると、水遊びをしているのは子供たちだけ。背後の芝生広場ではルアウが始まり、美しい歌声が聞こえてくる。

「November sunset at Prince Waikiki's Infinity Pool」
ワイキキのインフィニティ・プールは、シェラトン、プリンス、アロヒラニの3つを見た。プリンス・ワイキキの5階に上がったのは17時30分。サンセットが始まるところだった。プールの先に、ココヤシ、アラワイヨットハーバー、そして夕陽。ここも特等席。2019年11月1日(金)撮影。

プリンス・ワイキキのインフィニティ・プールでの11月の夕暮れ
プリンス・ワイキキのインフィニティ・プールでの11月の夕暮れ

「Sunset saw from Infinity pool of Prince Waikiki」
2023年4月14日、金曜日。ワイキキの西端、プリンス・ワイキキ5階プールから見たサンセット。4月の太陽は、バーバーズ・ポイントへ沈む。日暮れが近づくと、カヌーやヨットが続々と港へ帰ってくる。

「December dusk on Ala Wai Canal」
アラワイ運河がワイキキの海にそそぐあたりに、ボートハーバーとマジックアイランドがある。アラモアナブールバードの橋からマジックアイランドのむこうに沈む太陽を見ていたら、練習を終えたカヌーが帰ってきた。
2019年12月19日撮影。

アラワイ運河の河口での12月の夕暮れ
アラワイ運河の河口での12月の夕暮れ

「Sunset seen from Ala Moana Beach」
2023年2月10日、金曜日、午後6時14分。太陽が水平線に近づくにつれて、光は弱くなり、太陽の輪郭がくっきり見えてくる。バーベキューを楽しんでいた人たちも、波打ち際に座って、水平線に沈む太陽を見守っている。

「December Dusk at Ala Moana Center Mall Level 4」
アラモアナセンター4階のカリフォルニア・ピザ・キッチンで食事を注文していたら、窓からの光でサンセットの始まりに気づいた。店を出てラナイに行くと、お客様が続々と集まり、ココヤシ林のむこうの海に沈む夕陽に見とれている。2019年12月18日撮影。

アラモアナセンター4階での12月の夕暮れ
アラモアナセンター4階での12月の夕暮れ

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