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お父さんの脱体~はじめに~

2021という1年で一番悲しくて温かかった、父の死という出来事。

あのとき感じたものはなんだったのか? 言葉にしたものもあればしきれなかったものもある中で、少しずつ記憶が薄らいでいくのを感じたとき、書き残しておこうという気持ちになりました。

2021年といえば、新型コロナウィルスの広がりをきっかけに世の中の動きが変わり始めて2年目。父の死と、見送る過程においてもその影響はあったけれど、私たち家族の場合、それはささやかだったのではないかと思います。

これは「コロナ禍で家族を見送った話」ではないです。ここ数年、意識の向け様が変わりつつある私の目に、父の死がどう映ったのか? それが、今この激変・激動と言われる時代の過渡期を生きる自分として、書き残しておきたいことです。

どこまでも、いち家族、いち娘の、いち体験談ではありますが、縁あってお読みいただいた方に何か受け取っていただけるものがあれば幸いです。



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